人生の前半戦である未成年の時期 ”養”⇒”冠帯”⇒”胎”

先から、人生の後半戦についての目標設定を見てきた。人生の後半戦は、本質グループ⇒生涯レール⇒老年レールと、3段階に渡って方向性(性格)が変わっていくのであった。ここを理解していれば、若い頃は出来たのに何故できない?とか、こんな性格じゃなかったのにどうしたんだろう?とか、悩まずにすむのかもしれない。

 

では、人生の前半戦はどうなのであろうか?今回は、ここをもう少し見ていきたい。20才以上は大人として、人生の後半戦を歩んでいくことになるが、0~19才までの未成年の場合もまた、段階を踏んで性格が変わっていくのである。これを知れば、子供の性格が変わってしまった!とか、子育てが上手くいかない!とか、の悩みが減るのであろう。

 

具体的な人で見ていくとよりわかりやすいので、今回は、百田 夏菜子(ももいろクローバーZ)さん、について見てみよう。

○百田 夏菜子 1994年7月12日生

・個性:”胎”

・本質グループ:土(陰)

・生涯レール:水(陽)

・老年レール:火(陽)

 

百田 夏菜子さんの生涯リズムを見る限り、

発達課題第1段→ クリア

発達課題第2段→ ×

発達課題第3段→ ×

発達課題第4段→ ×

発達課題第5段→ クリア

発達課題第6段→ ×

発達課題第7段→ クリア

発達課題第8段→ クリア

というのが見える。

 

このような場合のカルマは第2段、第3段になる。特に、”恥・疑惑”という第2段のカルマが重くのしかかる。生涯かけて、この”恥・疑惑”と向き合っていくのであろう。百田 夏菜子さんは、ももいろクローバーZにて大ブレイクした。結成当時は全員が中学・高校生であったため、週末ヒロインと称して土日を中心に活動を開始。メンバーは所属事務所内から選抜されたものの、“本当に有望な人材というわけではなく努力が必要”だと判断され、メディアに取り上げられることが少ないライブアイドルとして、数人の客を相手に路上ライブからのスタートを強いられた。その後も、ワゴン車1台で車中泊をしながら全国各地のヤマダ電機を回り、店先で踊ってCDを手売りするなど数多くの下積みを経ており、グループ結成からメジャーデビューまでに約2年を費やした。今でもライブでは、ファンへの感謝を深く長いお辞儀で表すシーンが度々見受けられる。しかし、今や国民的アイドルとなり、大活躍中だ。この後どんな人生を送り、どんな終着点をイメージしているのであろうか。

 

まずは、人生の前半戦である未成年の時期を見てみよう。下図のように、児童期(7~12才)の頃に、”冠帯”というキャラクタに乗っていく時期なのだが、幼児期(1~6才)の頃の”養”というキャラクタから、”冠帯”というキャラクタは、緊張と試練の関係ゆえに、やや高いハードルとなる。多少なりとも乗るのに苦労するという具合だ。この”冠帯”というキャラクタにしっかり乗っていないと、ここの発達課題第4段:劣等感という課題が大人になっても残ってしまうので要注意なのだ。ただ、それ以上にもまして、幼児期の頃の”養”というキャラクタに乗ることに苦労するかもしれない。

 

何せ、百田 夏菜子さんのカルマが、第2段:恥・疑惑、第3段:罪悪感にあることをみると、なんとか幼児期に、”養”というキャラクタに乗っていければ良いのだが、相当困難を要しただろう。恥・疑惑をクリアするためには、”自立”をしていかねばならないのだが、そのためには”養”というキャラクタに乗って、本物に接していくことで”自立”できる。そういう意味では、3歳の頃から新体操を始めたことが良かったのかも知れない。体が柔らかく、開脚・側転・前方倒立回転などの技は、後のキャリアにも活かされることとなる。そうして、多少なりとも”養”のキャラクタに乗れたのかもしれない。

 

そして、児童期(7~12才)だが、この頃にモーニング娘のライブを見に行って、憧れが強くなる。そして、小学生5年生の頃、母親が雑誌『De☆View』でスターダストプロモーション(現在の事務所)のオーディション記事を見て応募し、見事に合格した。かっこいい”冠帯”というキャラクタに乗れそうな第一歩を踏み出したと言える。

 

それゆえ、この発達課題第2段、3段はクリア出来そうであり、大人になってもまだ多少残っているということにはなるが、何とかなりそうである。それゆえ、この”冠帯”というキャラクタになんとか乗り切り、そして青年期(13~19才)での”胎”というキャラクタにすんなりと乗れていったのであろうか。今現在、27才という年齢は、土(陰)というグループに乗る時期となる。ただ、”胎”という個性もしっかりと出ている時期であるが、今なお天然・おバカのイメージで売り出しているところを見ると、”胎”という個性がしっかり出ているとは言いがたい。まだまだ十分に”胎”に乗り切れていなかったのであろうか。

 

■養というキャラクタ(子鹿のようなイメージ)

 

①”養”ってこんな人

一言でいうと、ピュアなハートと優れた洞察力で世の中を見る人。好奇心が旺盛で、常に人から愛されていたいという子供のようなピュアなハートの持ち主。感情を隠したり偽ったりすることが苦手で、かけひきや裏表のある対応はできない。飾り気のない態度で人と接し、温かみのある性格だが、初対面の相手には強い警戒心を示すところがあり、典型的な「人見知り」タイプだ。穏やかに見えるが、人の好き嫌いも激しく、理不尽なことは見逃せない強い正義感を持っているので、友好関係が偏る傾向がある。

 

プライドと情熱を内に秘め、与えられた仕事を地道にコツコツとこなす誠実さは、周囲の信頼を集める。基本的には安全主義で、受けて立つ守備力の高さが”養”の長所。円満な人間関係と秩序を重んじるので、他人を蹴落としてまでもという、粘りや野心はない。完結目前のところであっさりやめてしまったり人に譲ってしまう執着心の薄さは、”養”の魅力でもあり、短所でもある。人を見る目、世の中の動きを察知する感性や、人を教育し、指導する能力に長けているので、組織の「管理職」に向いている。

 

②政治力

人見知りな性格なので、積極的に自分を売り込むことはしない。出世のための人脈作りには興味がない。「身分相応」を人生哲学にしている保守的なタイプで、出世競争などハードな現実社会には無頓着な人であろう。「立身出世」より、「家内安全」を選ぶ”養”が多いはずである。しかし、仕事には極めて誠実であるため、周囲からは厚い信頼を寄せられ、自分は「現状維持」を望みながらも、気が付くと周りからまつりあげられてリーダーになる傾向がある。もともと依存心が強く、常に気の置けない友達や仲間といたいので、ボスになると身内で周囲を固める、えこひいきな組織運営になることは必至。

 

③責任感

執着心が薄く現実社会に無頓着なこともあり、起こった問題に対しても大らかに処理する。周囲から見ると、ときに「責任放棄」に見えることも、”養”にとっては「え?手を引いただけ」と、見解の相違は否めない。特に強い責任感を感じるタイプではないが、ただただ真面目で、几帳面に仕事を困らすをこなすので、ミスをしても責められにくいのも、”養”の特徴&人柄。また、ピンチや困ったときには、かわいがってくれる上司や慕ってくれる後輩が助けてくれることが多いお得なタイプ。”養”の「仲良し人脈」が、窮地に力を発揮する。

 

④弱いひと言

いつも自分のことを気にかけていてほしい”養”にとって、一番大事なのは愛情だ。「困ったらいつでも言ってね」「どんなときでも私だけは味方だから」と、母性的とも思えるおおきな「情」を感じさせる言葉はパワーの源。一般的には重たく感じるドメスティックな甘えの言葉も、”養”にとってはダイレクトに心に響く。言いづらい助言やアドバイスも「君の事が心配だから言うんだけど」と、ひと言あるだけで、素直にオープンハート。目上の人には「一生ついて行きます」と、絆と連帯感をアピール。

 

⑤禁句

真面目で融通がきかない”養”は、誰よりも、なによりも「嘘」を嫌う。たとえ冗談のような嘘でも、些細な嘘でもごまかせない。特に言い訳のために嘘をつくのは絶対にNG。バレた際には関係の修復にとても時間がかかる。また繊細なハートをもつ”養”は、乱暴な言葉にひどく傷ついてしまうので、「馬鹿じゃないの!」とか「最低だね」など感情にまかせた暴言には要注意。”養”の短所だと思われる面を「暗い」「弱い」「お子様」などの言葉で突くのも厳禁である。

 

 

■冠帯というキャラクタ(黒ひょうのようなイメージ)

 

①冠帯ってこんな人

一言でいうと、腰は低いが美意識とプライドの高い評論家。スマートな生き方を好むおしゃれな人で、性格は明るくのびやか。他人の目を気にしながらも自己主張する勝ち気な面もあるが、普段は腰が低く人当りはいたって柔らか。その一方で、正義感が強く、不正や卑怯な人間を許さない熱血漢でもある。しかし、人のよさから毅然とした態度がとれず、ケンカや争いは大の苦手。「お人好しの八方美人」タイプである。

 

柔和な外見からは想像もつかないほどの強い意志と自尊心があり、興味のある分野には人並みはずれた努力を重ね、リードを心がける。しかし、興味のないことや不得意な分野には見向きもしない。また切羽詰まった状況でもユーモアを忘れない器の大きさもある。しかし、ガラス細工のように繊細な心を持っているのも冠帯である。いい人像が崩れるのが怖く、自縄自縛で落ち込むことになり、いったん落ち込むと回復まで長引く。また新製品や新情報をいち早くキャッチして手に入れようとする「新し物好き」。トレンドの先取りは冠帯の特徴のひとつである。12キャラの中でナンバーワンの情報通。

 

②政治力

密かにトップを狙う自信家だが、旺盛な反骨精神と、悪気もなく致命的なひと言を言ってしまう「天然の毒舌」ぶりが出世の妨げになっている。人がよく、情に流されやすいところがあるため、物事に白黒の決着をつけることをためらい、自分を裏切った人ですらなかなか切れない。安定した社会的な人間関係の構築は難しいであろう。能力の高さからか、様々な分野でリーダーになれる素質を持ってはいるが、根回しや策略を練ることは苦手で、実直な努力を身上としている。情緒性と芸術的な感性、シャープなセンスを武器に、専門的な分野に進むと才能が発揮される。保守的な組織は不向きである。

  

③責任感

どんな仕事も楽しんでこなす根っからの仕事好きに加えて、無類の人間好き。周囲の人の信頼や期待に応えたいという気持ちが冠帯の責任感を形成している。仕事人としての誇りも高く、正義感も強いので、まかせて安心。しかし、そのプライドの高さからか、日常での些細なミスは認めたがらず、するりと逃げる傾向もある。怒られることが人生最大の苦痛なので、聞こえないフリをしたり、分らないフリ、笑ってごまかすなど、プリミティブな責任回避は得意技であろう。

 

④弱いひと言

ライフスタイルを含めた「かっこよさ」と「美しさ」にこだわりがある冠帯にとって、「かっこいい」「キレイ」はシンプルながら最高の褒め言葉。服やちょっとした小物なども「やっぱりセンスいいね」と、さりげなく感心すると、「この人はわかってくれている」と、こちらの審美眼も高く評価される。人知れず努力する頑張り屋なので、目上からの「実は頑張り屋なんだよね」や、同僚、年下からの「憧れの人です」は、サプライズ的要素もあって、かなり心に響くうれしい言葉。

 

⑤禁句

感情が顔に出やすいものの、常にいい人でいたい冠帯なので「今日は機嫌が悪いね」とか、「気分悪いの?」「怒ってるの?」などの言葉は厳禁。人なつこく、温和な人柄で、みんなからツッコまれる愛されキャラですが、本音は「自分が一番」と思っているところがあるので、乱暴な命令口調や小ばかにしたような口のきき方は、プライドを傷つける。「センスがない」「才能がない」「ダサい」「貧乏くさい」は、即爆発の地雷ワードだ。

 

 

■胎というキャラクタ (狼のようなイメージ)

 

①”胎”ってこんな人

一言でいうと、自分流のやり方でナンバーワンを目指す、マイペースな自信家。ひとりで過ごす空間と時間を好むマイペース人間。他人の目を気にすることなく自分流の生き方を貫く。平凡や流行を嫌い、なにより「人と同じ」であることに居心地の悪さを感じる。甘えベタで、「人は人、自分は自分」がモットーの”胎”は、周囲からの干渉や詮索を嫌うため、最初はとっつきにくいクールな印象を与えるが、内面はシャイな人情家。上下関係の区別なく本音で話ができ、意見が言える裏表のない性格は、魅力であり強い武器。ただ、悪気なく思ったことを口にするので、何気ないひとことが思いもよらず相手を感動させたり、傷つけたりする。

 

また、頼まれると断れず、問題解決のために奔走する情の深さも狼の特有の純粋さの表われである。心の移り変わりが早く、変化を求める性格の為、「気まぐれ」「飽きっぽい」と思われがちだが、興味があることや、やると決めたことには、粘り強くアプローチし、一つの事に集中するエネルギーは誰にも負けない。自分が納得できるまで、じっくりと取り組み、ムラのない安定した結果を出す。「楽しむ」ことさえ忘れなければ、独自の境地を開き、成功するだろう。

 

②政治力

団体行動が苦手な一匹狼らしく、組織にぢっぷりとつかるような環境は苦手、というより性に合わない。出世争いに興味がなく、媚を売ることやお世辞やつきあいを嫌うため、大きな組織内では、参謀やブレーン止まり。しかし、仕事熱心で好奇心旺盛。結果を徹底的に追求する姿勢と誠実さで、会社や組織での信頼を集める。独自の発想と個性を活かせる専門職や技術職など、センスと企画を活かしたベンチャービジネスが向いているだろう。役職が上がるにつれ意外なワンマンぶりを見せ、強固なリーダーシップで、人を率いていく。立場と役割に応じて、フレキシブルに自分の能力を発揮する、オールマイティな政治力の持ち主。

 

③責任感

「人としてすべきことをちゃんとしよう」と考え、道義的に責任をとるタイプ。会社&仕事至上主義ではないので、仕事でミスをしても自分で納得しない限り責任は感じず、反省もない。苦手な組織の中でも、さほどストレスを感じない”胎”の強さは、こんなところにもあるのかも。自分のミスも人のミスも、必要以上に追及しないのが”胎”の良いところ。自分の犯したミスは人に頼ることなく、自分だけで淡々と処理する。組織にありがちな「連帯責任」などは、どこ吹く風。ただし、「助けて」と頼まれたら、全力でヘルプにまわる強力な助っ人となるのも”胎”の特徴。

 

④弱いひと言

非凡な人生をめざし、突出した個性に価値を感じる”胎”にとって、「変わってるね」「すごく個性的」など、その他大勢との差別化を意味する言葉は実に心地のよいもの。「変人」「異端児」「風変り」などのキツめと思える単語ですら、最大の賛辞になりうるのが”胎”である。また自分のセンスにはひそかに自信を持っているので、ファッションなど「さりげなくセンスいいよね」と褒められるのも意外に響く。しかし、頼みごとやお願いごとは、さりげなく...ではなく、「これを頼める人はほかにいないの」「助けてほしい」と、真正面からストレートに言う方が良い。

 

⑤禁句

”胎”への禁句は大きく分けて3つの系統がある。一つ目は「勝手すぎる」「つめたい」「そんなんじゃ誰もついていかない」など、マイペースで、自己流を貫く”胎”の生き方を否定する言葉。二つ目はプライベートな時間に仕事の話を持ち込むこと。公私の区別をしっかりつけている”胎”にとって、休日に送られてくる仕事のメールや旅行先への電話はもってのほか。三つ目はゴマすりやお世辞、意味のない社交辞令など、これらは自分にされるのも嫌ですが、人が誰かにやっている姿を見るのも嫌。へらへらと媚びを売る姿を”胎”にだけは見られないように!

 

 

ここで話を、百田 夏菜子さんに戻そう。こうして見ていくと、やはり”胎”という個性が確立されているとは言いがたい。どうしても”養”のキャラクタが前面に出ているように感じる。やはり、発達課題第2段、第3段はまだクリアできていないのだろうか。生涯かけて必死で”自立・自律”を獲得していくことを目指すのであろうから、そう簡単にはクリアできないのかもしれない。何せ、ゴールは”胎”という孤高の狼のような個性になることである。それで良いのだ。”養”が前面に出ているということは、幼児期の頃に十分に乗り切れていないからなのであろう。

 

今後、目標を立てるのであれば、やはり、個性をまずは確立させねばならない。そのためには、何としても、”養”というキャラクタを研究し、必死で”自立・自律”していくことだ。人に頼るのでは無く、本物に接することで、自分自身が本物だ!と自負できるまで、自分を高めていくしかない。幸い、ももいろクローバーZにて、太陽のような存在となり、ファンからは天才!とまで称されているほどの百田さんゆえに、何とか自分自身で、自分自身を本物だ!と認め、罪悪感を手放すことができれば良いのだろう。周囲から見れば、もう十分”自立・自律”しているように見えるのに、自分自身が認めなければ、この罪悪感は手放すことができないのだ。それが難しいところなのだろう。

 

何とか罪悪感を手放し、”自立・自律”していくことが出来れば、”胎”というキャラクタが前面に出てくる。そうなると、佐々木 希さんのような孤高の狼らしくなっていく。そうなって正解なのであり、天然・おバカなキャラクタは似つかわしくはないことを自覚していかねばならない。ぜひ、”胎”というキャラクタに乗り切って、立派な女優になってもらいたい。

 

 

いかがであろうか。これが、人生の前半戦である未成年の時期にやるべき課題だ。何としても個性を確立したい!本質キャラクタに乗りたい!というのが未成年の時期のゴールだ。ここに向かって、みんな、人生を歩んでゆくのだから。