人生の前半戦である未成年の時期 ”絶”⇒”帝旺”⇒”衰”

先から、人生の後半戦についての目標設定を見てきた。人生の後半戦は、本質グループ⇒生涯レール⇒老年レールと、3段階に渡って方向性(性格)が変わっていくのであった。ここを理解していれば、若い頃は出来たのに何故できない?とか、こんな性格じゃなかったのにどうしたんだろう?とか、悩まずにすむのかもしれない。

 

では、人生の前半戦はどうなのであろうか?今回は、ここをもう少し見ていきたい。20才以上は大人として、人生の後半戦を歩んでいくことになるが、0~19才までの未成年の場合もまた、段階を踏んで性格が変わっていくのである。これを知れば、子供の性格が変わってしまった!とか、子育てが上手くいかない!とか、の悩みが減るのであろう。

 

具体的な人で見ていくとよりわかりやすいので、今回は、鈴木 梨央さん、について見てみよう。

○鈴木 梨央 2005年2月10日生

・個性:”衰”

・本質グループ:木(陰)

・生涯レール:土(陰)

・老年レール:金(陰)

 

鈴木 梨央さんの生涯リズムを見る限り、

発達課題第1段→ クリア

発達課題第2段→ クリア

発達課題第3段→ クリア

発達課題第4段→ クリア

発達課題第5段→ クリア

発達課題第6段→ クリア

発達課題第7段→ ×

発達課題第8段→ ×

というのが見える。

 

このような場合のカルマは第7段、第8段になる。特に、”伝承”という第7段のカルマが重くのしかかる。生涯かけて、この”伝承”と向き合っていくのであろう。鈴木 梨央さんは、鈴木 福くんと並んで、超売れっ子子役であり、愛らしいキャラクタで、気の利いたコメントができるタレントであり、大活躍中だ。この後どんな人生を送り、どんな終着点をイメージしているのであろうか。

 

まずは、人生の前半戦である未成年の時期を見てみよう。下図のように、児童期(7~12才)の頃に、”帝旺”というキャラクタに乗っていく時期なのだが、幼児期(1~6才)の頃の”絶”というキャラクタから、”帝旺”というキャラクタは、くされ縁の関係ゆえに、とても高いハードルとなる。なかなか乗るのに苦労するという具合だ。この”帝旺”というキャラクタにしっかり乗っていないと、ここの発達課題第4段:劣等感という課題が大人になっても残ってしまうので要注意なのだ。

 

しかし、鈴木 梨央さんのカルマが、第7段:世代性(伝承)にあることをみると、なんとか児童期に、この発達課題第4段はクリア出来、大人になってもまだ残っているということにはならなそうである。それゆえ、この”帝旺”というキャラクタになんとか乗り切り、今現在、16才という年齢に至っているのではないだろうか。今現在、16才という年齢は、青年期(13~19才)の”衰”というキャラクタに乗る時期となる。ただ、”帝旺”とキャラクタに乗っていなければ、”衰”というキャラクタにも乗れないということになる。

 

 

■絶というキャラクタ(ペガサスのようなイメージ)

 

 

①”絶”ってこんな人

一言でいうと、天性の発想力とカンだけで自由に飛びまわる人。温和な自由人で、気安さと近寄り難さが同居した不思議な人だ。感受性と想像力に恵まれた強烈な個性を持ち、優れた直観力で勝負するタイプ。気が変わりやすく根気に欠けるところががあるが、鋭い感性で一瞬のチャンスも見逃さず、巧みな話術で相手の心をつかむ。一見、とっつきにくい印象を与えるが、人なつこく、他愛もない事で感激するなど、感情表現は非常に豊か。オーバーリアクションは神経質で警戒心の強い本心を悟られないようにするためのも。

 

しかし、一度気を許した相手には、フレンドリーに接し、ざっくばらんになんでも話す。いっさいの束縛を嫌い、組織やルールが苦手な自由人だが、臨機応変な対応にとても強く、人間関係はおおむね良好。波風を立てることを好まず、相手に合わせておおらかに対応できる。”絶”にとって、「いい仕事」とはイコール「好きな仕事」のこと。毎日同じことを繰り返す単調な作業や細かい規則に縛られる職場では、息苦しいばかり。会う相手もやることも日々変化するような仕事で本領を発揮する。「自由」「刺激」「変化」「集中力」で、大きな成功を手にする。

 

②政治力

自由に生きたい”絶”にとって、組織内での出世レースは興味なし。自分の理想や夢を追い求め、ふわふわと羽ばたくことはできますが、立身出世のために努力と根性とかけひきで、這い上がっていくことは苦痛である。しかし、適職に就けば、持ち前の発想力と豊かな感受性を武器に大成功することもある。統率力はないが、不思議と人望を集めて周囲をリードする。ただし、気分にムラがあり、ノリや雰囲気で左右されるので、トップに立つと不条理なことだらけの不可解なワンマンになる恐れも。環境の影響を受けやすいので、周囲の人いかんで天才にも凡人にもなる可能性が。ハイレベルな付き合いが「成功」や「出世」を左右する。

 

③責任感

根がお人好しなため、頼まれると安請け合いをして身動きが取れなくなったり、締め付けが厳しいとやる気をなくし、途中で投げ出すことも。また、移り気な上に成り行きまかせで無理はしないので、結果を出せないこともしばしばである。しかし評価も気にしないため「責任」で悩むことは無し。そもそも、責任が自分にあるのかどうかすらもわからないのが”絶”らしいところ。「責任逃れ」をすることもないが、「責任の重圧を感じる」こともない、屈託のなさが純正の自由人の証。人に頭を下げることは苦手だが、オーバーアクションでの謝罪パフォーマンスは得意である。

 

④弱いひと言

「変人」「理解不能」と評される”絶”にとって、「天才肌」「その自由奔放なところがいい」とか「すごい感性!」など、自分の個性を受け入れてくれる言葉は、何よりもうれしいひと言。「センスがいい」で発奮し、「後は任せるから自由にやって」で、きつい仕事でも没頭する。「褒めたら羽ばたく」のが”絶”なので、ちょっと言い過ぎかなと思うようなおだて方や褒めちぎった言葉でも迷わずかけてOK。「困った事があったら言ってね」と、優しいフォローと受入れ態勢があれば、”絶”対策は万全だ。

 

⑤禁句

感覚派なので、理詰めの議論は基本的にNG。「常識では」「世間的には」などの「一般論」には拒否反応を示す。同じことを繰り返し言われたり、重箱の隅をつつくような細かいチェックやまわりくどい話し方をされると、みるみるモチベーションが下がるので、注意や指図は短めに単発で。また束縛、強要、頭ごなしの命令、しつこい詮索、再三の念押し、すべてタブーである。本人なりに真面目にやっているつもりなので、「本当にできるの?」「まっとうじゃない」「いい加減」など、気ままでアバウトなところを突かれると、冗談半分の軽口とはいえ、ダメージは意外に大きい。

 

 

■帝旺というキャラクタ(虎のようなイメージ)

 

①帝旺ってこんな人

一言でいうと、本音で熱く生きる愛と正義の実力者。包容力のある楽天家で、強きをくじき、弱きを助ける人情家。気取りのないあけっぴろげな人柄で交友関係は広く、愛情豊かなのでどこにいても頼りにされる。自分に厳しく他人には優しい帝旺は、人から相談を持ちかけられる事が多いハズ。また人間関係をはじめ、思想、ファッション、会話などすべてにおいて優れた感覚を持っているのが帝旺の天賦の才である。

 

帝旺は遠まわしにものを言うのが苦手で、発言は常に直球あるのみ。物怖じすることなく、誰に対しても思ったことを口にするため、どこでも一目置かれる存在だが、権力や体制に対しても屈することなく向かっていくので、痛い目に合う事もしばしば。敵も味方もつくりやすいタイプである。先入観を持たずに物事をみるフェアな精神は長所だが、見たもの、聞いたことをそのまま鵜呑みにし、信じてしまう単純なところがある。ズルさや賢さを求められる社会では損することも。とはいえ、体力も精神力もタフなので、何度でも這い上がってゴールを目指す。

 

②政治力

快適に動ける「縄張り」での君臨を望み、そのための組織構築に手腕を発揮する。パワフルさを活かした独自の処世術と、決めたら徹底的にやり抜く根性は大器の素質十分。即断即決が苦手だが、苦手ジャンルがほとんどなく、コミュニケーション能力にも長けているため、知的参謀役として実力を発揮する。誇り高く、納得できないことにはテコでもうごかない頑固な面があるので上司からは扱いにくい帝旺だが、フォロー上手で人間味あふれる言動は、目下から大いに好かれ人望がある。根回しや裏工作はできないが、実力と持って生まれたリーダーシップで出世するのが帝旺の力である。

 

③責任感

責任感の強さは12キャラクタの中でトップ。「途中で放り投げる」ことを何より嫌う帝旺にとって、最後まで責任を全うすることは当たり前のこと。人としての道義的な責任感だけではなく、「人に迷惑をかけたくない」「うしろ指をさされるような事はしたくない」という世間体やプライドもあるため、その思いはとても強固である。人間味豊かで、親分肌な気質からも、自分には直接関係のない人間の責任も潔く背負い、最後まで面倒みる。帝旺の正義感と義狭心は、そのまま人間関係の信頼へとつながっている。

 

④弱いひと言

「最後までがんばったね」「よくがんばってるね」という、帝旺の頑張りをストレートに評価する言葉は、シンプルながらベスト。本当に頑張っている虎だからこそ、心に響く言葉である。また信頼関係が第一なので、「賛成!」と同意されると素直にうれしく、「君しか相談できない」と頼られるのも心地よし。「今回は本気です」「勝負に出ます」など、待ったなしの熱意を感じさせる体育会系的な言葉に弱いところがあり、簡単に信じてしまう傾向がある。ただし帝旺の「本気好き」も三度まで。連発すると「信用できないやつ」と逆効果になる。

 

⑤禁句

自分はキツイことを言う割に、他人の言葉に敏感に反応するのが帝旺。上下関係を無視した無礼な言葉使いや、帝旺の欠点を鋭く突くキツいジョークは逆鱗に触れる恐れ大だ。上司や目上の帝旺に反論するときは「それは筋が通っていますが...」と、いったん肯定する前置きを入れてからにしよう。恩着せがましい言葉や高圧的な命令、心ない褒め言葉もNG。冗談の延長で言った思わぬひと言にキレて、大ゲンカになる可能性がある。帝旺は短気だが熟考型なので、「早く言ってください」「結果だけ先に言って」などの急かすような言葉も控えよう。

 

 

■衰というキャラクタ (狸のようなイメージ)

 

①”衰”ってこんな人

一言でいうと、愛嬌と気配りで場をなごませる天性の社交家。温かく、優しい人柄の人格者。伝統や芸術を愛し、実績を重んじる知性派だ。嫌なことがあっても決して顔には出さず、いつも笑顔で場の雰囲気を和ませる。ケンカや言い争いが起こると、自ら仲裁役を買って出て、誰も傷つけることなく丸く収める、まさに天然の潤滑油。しかし、ただのお人好しと言うわけではなく、人の本心や本質をクールに見抜く能力に長けているのが”衰”。愛嬌いっぱいのコミュニケーションの中でも、さりげなく自分を有利に誘導する天性のしたたかさがある。

 

本来、人の好き嫌いが激しい方なのだが、本音と建前を上手に使い分ける大人な一面も”衰”らしいところ。人が大好きな”衰”のモットーは「相手の満足が自分の満足」。常に相手の気持ちに沿った、相手のキャラにあった「変化した自分」で接する。本心はなかなか人には見せないが、伝統的な古くさい価値観を持ち、人間関係を極めて大切にする相手本意の平和主義者。お茶目さと気高さ、幼さと成熟、愛情と孤独を併せ持つ、人間味あふれる人である。

 

②政治力

「縁の下の力持ち」として真面目な仕事ぶりと絶妙な気配りで、目上からは可愛がられる。与えられた仕事を黙々とこなす粘りと根性は特筆すべき才能で、上司からの信頼を勝ち得る。出世や成功には無関心なようだが、内心では将来の成功を信じて、じっと出番がくるのを待つタイプ。我慢強く、コツコツと実績を積み重ねることで、組織内で次第に頭角を現する。若いうちはあまり目立たないが、年齢を重ねるにつれて評価が高まり、実力が認められるだろう。荒波を立てずに組織に順応し、秩序や上下関係を重んじる保守的な思考は大きな出世要素。ただし、”衰”特有の安請け合いで、安易に「YES」を連発し、上司と部下の板挟みで悩むことも。

 

③責任感

真面目で適当にやり過ごすことができない性分なので、基本的にミスや失敗は少ない方。ただし、もともと頼まれると嫌と言えず、キャパを超えた仕事を安易に引き受けたり、「はい、わかりました!」と、その場の返事だけはいいのが”衰”の習性。いざ、トラブルや問題が起こると、懸命に頑張っていただけにショックが大きく、パニックを起こし、硬直してしまう(短所)ことも度々。逃げたり、投げたりしているわけではないのですが、思わずフリーズしてしまう姿は無責任に映ることもある。

 

④弱いひと言

人を気づかい、場の空気を大切にする気配り上手なので「いっしょにいるとホッとする」「なんか和む」「そばにいると癒される」と、温かい人柄や雰囲気をストレートに評価されるのは嬉しいかぎり。また「頑張っている姿、ちゃんと見てるよ」「陰から君を応援していたよ」など、地味に頑張る”衰”へのエールの言葉は、心にきゅんと届く。ビジネスでは、実績重視の保守派なので「これまでの例」「前例」などを前置きに展開すると、スムーズに仕事が運ぶ。

 

⑤禁句

返事はいいが、忘れっぽいのが”衰”のご愛嬌。しかし本人はいたって真面目で一生懸命にやっているつもりなので、「口ばっかり」「いい加減」「適当」「調子いい」と、言われるのは心外。親しい間柄の軽口でも、しつこく言うのは厳禁。また「言った、言わない」論争は、責められると気が優しいだけに逃げ場を失い、委縮してしまう。罵声や怒号はもちろんのこと、ちょっと強めの語気や荒い口調でも、”衰”は恐怖を感じて言葉を失ってしまうので要注意である。

 

 

ここで話を、鈴木 梨央さんに戻そう。”絶”⇒”帝旺”というキャラクタの変遷だが、帝旺に乗り切れないと劣等感が生まれてしまう。”帝旺”というキャラクタに乗るには、まず”絶”というキャラクタに乗ることだ。そのためには、変化に富んだ環境に身を置くことであり、平凡なありきたりの環境では乗り切れないのだ。その点、鈴木 理央さんは、みごと芸能界というとんでもない変化に富んだ環境に自ら志願して飛び込んだ!これで”絶”というキャラクタに乗れたということである。そして、今度は児童期の帝旺に乗っていく。

 

帝旺に乗るためには、自分の縄張りを決め、その縄張りに対して絶対的な努力と責任を持つことである。どんなに苦しくとも弱音は吐かず、最後までやりきることである。鈴木 梨央さんは、子役としては大ブレイクしたが、その道は決して平坦ではなかった。強烈なライバルである芦田愛菜さんが同じ年で活躍していたし、演技力も圧倒的に芦田愛菜さんには敵わなかった。それでも諦めず、必死で芸能界という荒波に食らいついて、現在に至る。16才になった今、今度は女優としての縄張りに覚悟をもって挑むということになる。芦田愛菜さんという同じ年でさらに大ブレイクした子役がいたので、弱音を吐かずに諦めずに頑張って児童期である帝旺に乗り切れたのであろう。

 

帝旺というキャラクタに乗り切れたおかげで、劣等感という第4段の発達課題はクリアできたのだろう。しかし、この後は青年期になる。青年期は今度は”衰”というキャラクタになる。帝旺⇒衰は友人の関係なので、さほど抵抗はなく乗れるのかもしれないが、ただ、”衰”というキャラクタも狸のようなひょうひょうとしたキャラクタだけに、”帝旺”から”衰”への変遷も容易ではない。面倒見のよい姉御肌の帝旺から、しっかりと、”衰”というキャラクタに乗り切って、立派な女優になってもらいたい。

 

 

いかがであろうか。これが、人生の前半戦である未成年の時期にやるべき課題だ。何としても個性を確立したい!本質キャラクタに乗りたい!というのが未成年の時期のゴールだ。ここに向かって、みんな、人生を歩んでゆくのだから。