人生の前半戦である未成年の時期 ”長生”⇒”病”⇒”死”

先から、人生の後半戦についての目標設定を見てきた。人生の後半戦は、本質グループ⇒生涯レール⇒老年レールと、3段階に渡って方向性(性格)が変わっていくのであった。ここを理解していれば、若い頃は出来たのに何故できない?とか、こんな性格じゃなかったのにどうしたんだろう?とか、悩まずにすむのかもしれない。

 

では、人生の前半戦はどうなのであろうか?今回は、ここをもう少し見ていきたい。20才以上は大人として、人生の後半戦を歩んでいくことになるが、0~19才までの未成年の場合もまた、段階を踏んで性格が変わっていくのである。これを知れば、子供の性格が変わってしまった!とか、子育てが上手くいかない!とか、の悩みが減るのであろう。

 

具体的な人で見ていくとよりわかりやすいので、今回は、寺田 心くん、について見てみよう。

○寺田 心 2008年6月10日生

・個性:”死”

・本質グループ:金(陰)

・生涯レール:金(陰)

・老年レール:火(陰)

 

寺田 心くんの生涯リズムを見る限り、

発達課題第1段→ クリア

発達課題第2段→ クリア

発達課題第3段→ クリア

発達課題第4段→ ×

発達課題第5段→ ×

発達課題第6段→ ×

発達課題第7段→ ×

発達課題第8段→ クリアしそう

というのが見える。

 

このような場合のカルマは第4段、第5段になる。特に、”劣等感”という第4段のカルマが重くのしかかる。生涯かけて、この”劣等感”と向き合っていくのであろう。寺田 心くんは、愛らしいキャラクタと、小悪魔的なキャラクタが合い混じった、独特のオーラをもつタレントであり、大活躍中だ。この後どんな人生を送り、どんな終着点をイメージしているのであろうか。

 

まずは、人生の前半戦である未成年の時期を見てみよう。下図のように、児童期(7~12才)の頃に、”病”というキャラクタに乗っていく時期なのだが、幼児期(1~6才)の頃の”長生”というキャラクタから、”病”というキャラクタは、学びの関係ゆえに、とても高いハードルとなる。なかなか乗るのに苦労するという具合だ。この”病”というキャラクタにしっかり乗っていないと、ここの発達課題第4段:劣等感という課題が大人になっても残ってしまうので要注意なのだ。

 

しかし、寺田 心くんのカルマが、第4段:劣等感にあることをみると、必然的に、この発達課題第4段はクリア出来ずに、大人になってもまだ残っているということになりがちであろう。それゆえ、この”病”というキャラクタに乗り切れずに、今現在、13才という年齢に至っているのではないだろうか。今現在、13才という年齢は、青年期(13~19才)の”死”というキャラクタに乗る時期となる。ただ、”病”とキャラクタに乗っていなければ、”死”というキャラクタにも乗れないということになる。

 

 

■長生というキャラクタ(猿のようなイメージ)

 

①長生ってこんな人

一言でいうと、短期決戦で本領発揮する、器用で知的な人気者。気さくで誰とでも打ち解けられる社交的な人気者。好奇心旺盛で仕事も遊びもゲーム感覚で楽しもうとする楽天的な性格だ。どんなことも器用にこなし、飲み込みが早くすぐに上達するため、短期決戦には抜群の能力を発揮する。頭の回転も速く、博識でどの世代からも話が合うと思われているだろう。庶民的な魅力で周囲と融和する才能は、長生の天賦の才。

 

野心的ないっぽうで、意外と気が小さいところがあり、神経は繊細。自分の信じているものがすべてというような頑固な面もあり、日常のストレスをぎりぎりまでため込み、最後に大爆発を起こすことも。ここ一番の判断力と勝負強さは見事だが、慎重さと粘りに欠けるところがあり、早合点をしてそそっかしいミスをすることも案外多い。どんな環境でも生きていける順応性があり、世渡りも上手だ。しかし権力に媚びることなく爽やかに誰とでも人づきあいができるのが長生の長所。仕事の基本は「合理性」なので、無駄を極端に嫌う。数字に強く実利に長けており商才は抜群。

 

②政治力

人の顔色を見て、瞬時に本音を読み取る才能は天性のもの。対人対応はとてもマメで細かいところまで気が付く世話人。社交家で愛嬌たっぷりなので、職場の人気者だが、感情が顔に出やすく、小心なところもあるので、人気はあっても人の統率は苦手。ライバルが存在すると興味のなかった出世競争に参戦する好戦的なところもあり、内に秘めた闘争心と負けん気は相当なもの。チャンスをつかむ能力が高いので、上司に恵まれると、1チャンスで出世レースのトップに躍り出ることも。その気になれば、得意の社交を武器に立身出世を目指す。

 

③責任感

器用で要領がいいため、短期決戦の攻めには強いものの、いざ守りとなると逃げ腰になる傾向がある。アフターフォローもおろそかになり、責任の所在もうやむやにしがち。自分にも他人にも期待していないのが長生の倫理観だろうか。明るく楽天的な性格のため、自分が犯したミスは、爽やかにカミングアウトし、さらりと流す。ときに笑いに変える技はお見事。まさに長生ならではの愛嬌とプライドがなせるテクニック。ただし、人のミスには案外目ざとく、人前でも厳しく追及するが、翌日にはケロリと忘れている。

 

④弱いひと言

「猿もおだてりゃ...」のことわざにもあるように、おだてや褒め言葉に弱いのが長生。「若い」「うまい」「やさしい」などの単純な褒め言葉はもちろんのこと、「いっしょにいると楽しい」「面白い」など、人気者であることを裏づける言葉には俄然テンションが上がる。褒められたり、喜ばれたりすると調子に乗り、どこまでも頑張ってしまうのが長生の最大の特徴。また勝ち負けには極端にこだわる性格なので、ささいな勝負(たとえジャンケンでも)の勝利でもうれしい。「勝負強いですね」のひと言は、長生にとっては大好物。

 

⑤禁句

楽しい人、人気者であることが誇りの長生に「つまらない人」「面白くない人」は最大の禁句。関係修復が難しくなるほどのダメージを与えかねない。周囲からはふざけた態度や調子に乗っているように見えても、本人は場をなごませるつもりで頑張っていることも多いので「うるさい」、「ふざけないで」「やり過ぎ」もタブー。実利的で現実的、ときに享楽的に生きる長生に、道徳、倫理、政治、哲学などの話は無用。ただし、個人的に勉強するのは好き。上から目線の一方的な説教には拒絶反応を示す。



■病というキャラクタ(コアラのようなイメージ)

 

①病ってこんな人

一言でいうと、夢に向かってコツコツ努力する長期展望型。フットワークが軽く、きびきびとした明るい社交家。常に長期的な展望に立って、夢の実現のために頑張るロマンチストだ。”病”は独自の二面性を抱えていて、慎重で律儀だけど、楽天的で気まぐれ。天才的なひらめきもあるけれど、コツコツと地道に努力を重ねる。大胆不敵に行動する一方で、神経は細かく臆病という、魅力的な矛盾を内包している。人を楽しませることが大好きな”病”はどこへ行っても人気者だが、組織内では周囲とのテンポが合わず、やや協調性にも欠けるため人間関係は偏りがち。敵も味方も思いのほか多いタイプ。

 

仕事では、度胸、押し出しの強さ、行動力、勘の良さ、など成功する条件はすでに備わっている。利益を上げるという意識を明確に持って仕事に取り組むので、成果も上々。ただ飽きっぽい性格のためか、根気がなく下準備がおろそかになるなど、初歩的なことでつまずくことがある。パワフルだが、落ち込んでいるときでも無理して明るく振舞うため、精神的な疲れをためがち。アフターファイブや休日は、親しい仲間との愛嬌ある毒舌とたっぷりの睡眠で、回復!

 

②政治力

長期展望型で、見通しが立てば今の困難などものともしない根性とパワーの持ち主。自らが立てた目標の達成のためには厳しい訓練や下積みも耐えられるタフな努力家でもある。人生に夢やロマンを求めながらも、利害関係には敏感。着々と有益な人間関係を築いていくシビアな一面もあり、人脈を使って出世するタイプ。サービス精神が旺盛なので、交際範囲も広く自分を売り込む術にも長けている。企画力と社交性を活かした得意の立ち回りで、実績をあげていくだろうう。いい上司に恵まれれば才能が認められ順調に出世するが、恵まれないと不遇の時代が長くなりそう。感情の起伏が激しいので、組織内に敵をつくりやすいというのが出世を阻む最大の欠点。

 

③責任感

”病”にとって、仕事は義務や責任感ではなく、評価をうけるための完遂こそが第一義だ。常に「もしも...」を考えて行動する「備えあれば憂いなし」タイプで、後々の面倒を嫌がり、念には念を入れるので失敗はほとんどしない。負ける勝負にははじめから手を出さない主義なので、ある意味、逃げ上手の負け知らず。人を見る目は確かなので、適材適所の人材を選び、苦手な仕事は能力のある部下にご馳走してでもまかせてしまう。問題が起きた時のフォローも抜群で、クレーム処理能力に長けている。

 

④弱いひと言

ロマンチストで野心家の”病”は、夢や理想を熱く語るのも、聞かされるのも大好き。「君ならきっとなれる、できる」「ロマンがあっていいね」と、夢や理想や目標を共有し、賛同する言葉は最大のエール。心配性なので「大丈夫」「うまくいく」「成功するにきまってる」などと元気づけたり安心感を与えるような言葉に励まされ、癒される。また、健康に関する話題やリラックスして楽しむことが好きなので、「○○するとラクだよ」、「ちょっと休憩しませんか」も素朴ながら心地よし。「一緒にいると楽しい」で、上機嫌必至。

 

⑤禁句

「そんなことできるわけがない」「荒唐無稽」「現実離れしてる」など、夢を追いかける子守熊の腰を折るような言葉はNGだ。また、未来に思いを巡らせ、楽しい空想にふけるのも大好きなので、「ぼーとしてるね」と皮肉交じりに言われると傷つく。子守熊の「ぼーっと」はエネルギーの充電中と理解してあげてほしい。フットワークは軽い”病”だが、エンジンがかかるまで時間を必要とするので、「急いで」「すぐ行動して」と、急かしたり、追い詰めたりするのもダメ。大声で怒鳴られると委縮してしまう。

 

 

■死というキャラクタ (ゾウのようなイメージ)

 

①”死”ってこんな人

一言でいうと、努力と根性で暴走する清く正しい必殺仕事人。努力と根性をポリシーに掲げる、真面目で一本気な頑張り屋だ。プロ意識が強く、妥協は絶対に認めない。与えられた仕事は徹夜をしてでもやり遂げる強い使命感と責任感を持っている。ただ、他人にも同等の厳しさと勤勉さを求めるため、友人たちから文句が出ることも。怠けることが生理的に嫌いな努力至上主義の人なので、仕事場ではもちろん、趣味や遊びのシーンでも手抜きなし。少々のことでは引かない度胸のよさがあり、失敗しても、すぐに気持ちを切り替えて頑張るガッツがある。

 

「人のために頑張る」奉仕精神も強く、頼ってくる人や身内、弱者はとことん面倒を見る、親分肌的なリーダーシップを発揮する。弱音を吐くことは「恥だ」と思っているので、辛い状況もひとりで乗り越えてしまうが、そんな清く、正しく、強いゾウに威圧感や近寄り難さを感じている人が多いのも事実。通常の会話も要点だけを簡潔に伝えるので愛想がないと思われることも多いハズ。しかし、周囲への配慮も欠かさず、責任感も強いので、上司からも部下からも頼りにされる。いったん築いた人間関係は長く続く。

 

②政治力

リーダー願望が強く、独立心も旺盛。持続力、向上心に優れ、真面目で努力を惜しまない性格が信頼を得て、いつの間にかグループのまとめ役になる。ただ好き嫌いが激しいところがあり、社内での人間関係や上層部や部下との相性が業績や出世に大きく影響する。人の上に立つと、専制的でワンマンになりやすい傾向があるのでナンバー2のポジションを目指すほうが、”死”の政治力や能力が発揮できる。自信家なので、上司への報告、連絡、相談なしのスタンドプレーの名人。根回しと地ならしは得意だが、出世のためならお世辞やお愛想も自由に口をついて出てくる。意外と真正面からの正攻法も得意。権力者には弱い面もあり。

 

③責任感

プロ意識が強く、やると決めたことは何があっても最後までやり通す。いっさいの妥協、手抜きを許さない真面目な性格もあり、責任感は人一倍強いタイプ。元来、気の小さいところがあり、世間や周囲の評判にも敏感なため、常に自分を追いつめて、慎重に熱心にことにあたる。身内意識が強いので、身内と認めた人間のミスに関しては、しっかりカバーするが、敵対する人間にはたとえ同僚であろうと、徹底的に叩きのめす非情さも併せ持つ。やや強引にものごとを進めるところがあるが、きちんと責任もとるので、人は信頼してついていく。

 

④弱いひと言

「大物」に憧れているので、会話の中に世界的有名人や偉人を入れると話が盛り上がる。褒め言葉は「スゴイですね!」で決まり。抽象的ですが、”死”に対しては汎用性が高く効果てき面。尊敬、感心、驚嘆されるのがなにより心地いいので、「スケールが大きい」「ケタが違う」「圧倒的!」など感嘆符がつく言葉でゾウのハートはオープンする。その一方、常に不安を抱えていますので「大丈夫」「心配しなくていい」など、安心感を与える温かい言葉も心に届く。

 

⑤禁句

「瞬間」を生きる”死”にとって「待たされる」ことは何よりの苦痛。約束の時間に遅れることはもちろんだが、「結論が出るまで待ってほしい」「とりあえず待ちの状況です」にもイライラ。「どちらでもいいです」「微妙」などの白黒はっきりしない言葉も苦手。人の話は聞かないくせに、相手が自分の話を聞いていないと怒るのが”死”。「自分勝手」「人の話をちゃんと聞かない人だね」などは、図星なだけにタブーである。長い前置きやくどい話も嫌うので、ポイントはひと言で簡潔に。

 

 

ここで、話を寺田 心くんに戻そう。”長生”⇒”病”というキャラクタの変遷だが、病に乗り切れないと劣等感が生まれてしまう。”病”というキャラクタに乗るには、リラックスし、いつも心に太陽があるようなロマンティストであることなのだが、寺田 心くんは、言葉もきつく、敵をたくさん作ってしまい、加藤浩次とは完全に不仲となってしまっている。日テレ「スッキリ!!」で、司会の加藤浩次さんが寺田心くんについて「(悪魔が)本当に住んでいる」と冷たく指摘したとか、悪魔!というエピソードは多い。

 

毒舌までなら良いのだが、本当にキツく、人を罵倒するほどになると話は別だ。人をさげすむような目で見たり、謙遜の心を欠いたり、ロマンティストであることを忘れたりすると、もはや”病”というキャラクタには乗れないのだ。せっかく”長生”というキャラクタに乗れて、芸能界で楽しんでいたのに、そこからロマンティストのように夢を追いかけて純粋に大人になっていけば良いのだが、そうではなく、本当に心に悪魔が宿ってしまったら、もはやそれは難しいのだろう。何とか、今一度、夢を見て、芸能界という闇に染まらずに、いつも心に太陽を照らしていくと、”病”というキャラクタに乗れるのだから、寺田 心くんも、今一度、自分自身を見直してもらいたい。このままでは、本当にキツい悪魔のような存在になってしまうのだから。

 

大人になっていけば、”死”というキャラクタが全面的に出てくる。プロフェッショナル意識が強く、スタンドプレーもいとわない、怖いキャラクタだ。このまま”病”のキャラクタに乗れずに、”死”のキャラクタの悪い面だけが出現してしまうと、本当に怖い性格になってしまう。あれほど可愛らしい寺田 心くんが、大人になったらドギつい強面のタレントになっているということもありえてしまうので、そうなってほしくない。そのためにも、何とか”病”というキャラクタに乗って、劣等感という第4段の発達課題をクリアしてほしい!

 

 

いかがであろうか。これが、人生の前半戦である未成年の時期にやるべき課題だ。何としても個性を確立したい!本質キャラクタに乗りたい!というのが未成年の時期のゴールだ。ここに向かって、みんな、人生を歩んでゆくのだから。