第7次元:世界経済という生命体の目標設定について③

先までは、第1~10次元における方向性について見てきた。今度は、具体的な目標設定にまで踏み込んでみたい。目標設定が出来れば、どうやって行動すれば良いか、メドが立つのであろうから。

 

なお、繰り返し記載するが、我々は1つの次元だけに意識を置いているようでは、上手く立ち回ることができない。常に4つも、5つも、多ければ10もの次元を同時に意識していくことで初めて、上手く立ち回ることが出来るのである。それゆえ、これから1つずつ、各次元での目標設定の立て方を記載していくので、実際にやってもらいたい。同時に意識していくことはとても難しいのだが、やっていくことで少しは慣れて出来るようになってくるのだから。

 

今回も、第7次元:世界経済の目標設定の続きを見ていきたい。先に、課題を見いだし、その課題を解決するための道しるべを見いだし、いかにして目標設定をするかということを記載した。

 

道しるべとして、世界経済を先導するのはアメリカではなく、日本国であるべきだとし、日本が脳の役割を担い、世界経済という生命体をマネジメントしていくために、”愛”という血液を全身に流し、テレパシーという手法により情報を伝達していくことでマネジメント出来うることが見えてくるかも知れない。その”愛”を流す方法として、”愛記”なる仕訳ルールを導入し、各個人のあらゆる行動を”愛の行動レベル1~12”までにレベル分けして(実際はレベル1~9が限度であろう)、仕訳していき、月次、年次集計して会計としたり、評価に用いたりするという具合だ。

 

”愛記”について、先に詳細について触れた。導入初期は、会社に一定量の”愛貨”を保持しているとして、スタートする。つまり、純資産は従来の逆となり、負債を負った状態でスタートするようなイメージとなる。

・B/Sについて(通貨は”愛”)

導入時に設定する純資産を1億愛とした場合、1億愛分の愛の行動を、会社としてやっていきます!という宣言と等しいという事だ。それゆえ、1千万愛よりも1億愛はすごいのであり、さらに10億愛などは、かなりすごい量の愛の行動をしていくぞ!と宣言している会社ということになる。

 

この宣言とは、つまりは今期の行動計画表ということになる。”愛”とは意志であり、行動であった。それゆえ、1億愛分の行動をします!という行動計画を会社が発表したということになるのだ。社外に対して1億愛もの行動を行います!と宣言するというわけだ。この宣言は、簿記上の決算発表と共に次年度以降の中長期計画を発表する際に、愛記上の決算発表も行い、次年度以降の中長期計画を愛の行動量としても発表していくということだ。つまりは、決算書が2種類になるということだ。

①簿記上の決算書、”お金”に関する中長期計画書

②愛記上の決算書、”愛”に関する中長期計画書

 

会社としては、今期は1億愛分の愛の行動をすると宣言したのだから、やらねばならない。そのためにも、経営者も含め従業員全員に今年度見込みとして、愛の行動予定表(年間、月間)を提出してもらうことになる。つまりは、1億愛分を全従業員(第2次元:部署という生命体、第3次元:会社という生命体にも振り分けられる)に振り分けるという作業が発生する。これは”お金”の中長期計画を組む際のプロセスと似通っているのであり、”愛”の中長期計画も組んでいくということになる。

 

なお、通貨”愛”は、社内の人どおしでもやりとりできる。それは簿記でいうところの社内勘定と同じ考え方だ。社内の人どおしで、”愛”を与えたり、もらったり、を繰り返すことができ、それらもきちんと仕訳されてシステムに記録される。また、第1次元:個人から第2次元:部署へと”愛”を与えることもできるのが独特の考え方であろう。例として、”事業所のトイレをAさんが素手で掃除をする”という愛の行動を仕訳してみよう。

・Aさんから見た仕訳

借方:素手でトイレ掃除をする(社内) 400愛 → 純利益の減少

貸方:気持ちが上がる(社内) 400愛 → 収益の増加

・部署(例えば総務部とか)から見た仕訳

借方:気持ちが上がる(社内) 400愛 → 資産の増加(総務部に”愛”を受け止められたということ)

貸方:愛の行動をしようと強く想う(社内) 400愛 → 負債の増加

 

ここでいう部署という生命体は、個人と同じく人格化される。それゆえ、”愛”をやりとりできる対象となるという考え方だ。なお、この部署という生命体、例えば総務部という生命体は、総務部の部長や課長やメンバーの方々が各部位の構成員であると自覚しており、その方々は個人として愛の行動をするだけでなく、総務部として、総務部の代表として愛の行動をすることにもなる。このようにして、全従業員や部署や会社が、予定していた愛の行動を必死で実行していくのである。

 

ここで疑問に思うであろうが、間接部門の方々は、社外の人々とほとんどやりとりする機会が無いので、愛の行動を行う相手は社内の人ばかりということになるか?いや、そうとも言えないのである。ティール組織になると、社内業務5割:社外業務5割(かのグーグルは8:2だが)の比率で、行動することが求められる。つまり、”ゆらぎ”という行動を社外をも巻き込んで行うということが求められるということだ。

この”ゆらぎ”と呼ばれる愛の行動は、自分がやりたい!と思ったことを具現化していくための行動であり、社外の人々(取引先、ユーザー、関係者など)を巻き込んでチームにまで発展させ、あわゆくば、プロジェクトチームにまで発展させ、さらには新たな事業部などの新規事業になれば最高である。このような”ゆらぎ”の行動が5割も各個人に求められるということだ。

 

こう考えると、全従業員が社内5割:社外5割の割合で愛の行動を求められるということになるので、会社としては、十分に1億愛なる愛の行動を達成できる!という見込みが立つのである。これが”お金”の場合はというと、”お金”を社外から獲得してくるのは営業や製造部門なのであるから、それ以外の総務部や企画部などの間接部門は”お金”を生み出さないとして、冷遇されるという具合になるのだろう。しかし、”愛”の場合は、上記のとおり、全従業員が平等に社外へ”愛”を与えることができるという環境になるので、とても公平性が増し、モチベーションが維持できるという具合だ。

 

 

・愛記にブロックチェーンによるシステムが必要な訳

さて、ここでさらなる疑問が湧くであろう。こちらが一方的に”愛”を与えるだけでは愛記は成立しない。”お金”の場合も、これは同じだろう。つまり、発生主義という考え方だ。”お金”も発生した時点で仕訳されることになる。愛記もこれは同じであり、相手が受け取ってくれて初めて、愛記として仕訳されるのだ。それまでは、単なる行動履歴として、記録されているだけなのだ。

 

このような行動履歴として記録されているだけなのだ。ここから相手が受け取ることで、愛記として仕訳されるのだが、問題はここからだ。”お金”の場合は、明確に相手が受け取った!と確認できるだろうから、いつ仕訳が発生するかの発生時点が明確なのだ。しかし、”愛”の場合は、相手がいつ受け取った?のかが明確出ない場合が多い。先の事例を考えてもわかるだろう。”事業所のトイレをAさんが素手で掃除をする”という愛の行動を総務部の誰かが受け止めたとしよう。それは翌日か?それとも1週間後か?いつ受け止めるのか?がわからないのだ。

 

それゆえ、受け止める側にもルールを設けねばならない。それがブロックチェーンによるシステムというわけだ。仮に1週間後に総務部の課長が、Aさんの行動を思い出して、やっぱり総務部として、しっかりと受け止めて会社を先導していかねばならない!と自覚したとしよう。そうすると、この時点で初めて受け止めることになり、Aさんの行動がきっかけだったため、Aさんの行動履歴を検索することから始める。1週間前に遡り、Aさんがトイレ掃除をしたという履歴を見つけ、その履歴に対して、受け止めました!という承認ボタンを押すという行動が必要となる。この承認ボタンを押した時点で、自動仕訳される、つまり愛記として記録されるという具合だ。

 

もっと複雑なことを言うと、Aさんの行動は400愛だと思い込んで、Aさんは行動している。しかし、受け手である総務部は、それは400愛もないだろう。良くて200愛だわ!と思い、200愛分だけ受け止めるということもあり得る。そうすると、半分の200愛は、受け止められずにAさんの行動履歴に残ったままということになり、半分の200愛だけが愛記として仕訳されるという具合だ。

 

こうやって、過去に他の人がやった行動によって感化され、自分もやろう!と決意した時点が”愛”を受け取る時点となり、愛記が仕訳される時点となる。こうして仕訳されていくことになるのだから、タイムラグが結構あるのだ。スムーズに過去の行動履歴を検索できないと、なかなか”愛”を受け止めるという承認行為がままならない。ここがシステム設計上の難しいところだ。

 

 

・社外に跨がる”ゆらぎ”システム

さらにもう1つ問題がある。それが社外とどうシステムを結びつけるかだ。Aさんが行ったトイレ掃除をしたという行動を、たまたま社外の取引先のBさんが見たとしよう。それをBさんの会社に持ち帰って、同じようにBさんの会社でもトイレ掃除をしようという”ゆらぎ”を2ヶ月後に発生させたとしよう。このBさんの”ゆらぎ”行動は、Aさんの愛の行動がきっかけとなっている。それゆえ、Bさんが”愛”を2ヶ月後に受け止めたということになる。しかし、BさんはAさんから見たら、別会社の人であるため、どうやってシステムで処理すれば良いのか疑問であろう。

 

それゆえ、必然的に”ゆらぎ”システムはAさんの会社とBさんの会社の両方に跨がるシステムでないといけないことになる。Aさんの行動履歴をBさんが閲覧できないといけないことになる。つまりは、愛記システムも同じく、Bさんの会社にも跨がっていなければならないし、”ゆらぎ”システムと愛記システムが別々であっては不便で仕方が無いということになる。よって、同じシステムとして存在すべきなのであろう。それがAさんの会社とBさんの会社だけではない。世界中のあらゆる会社や団体や個人事業主に至るまで、すべてが同じシステムを用いる必要があるということなのだろう。全てというと言い過ぎかもしれないので、より多くの世界と跨がっている必要があるのだろう。

 

よって、当方はその最たるシステムがFacebookなのではないかと考えている。Lineもしかりかもしれない。つまり、世界経済という生命体の各部位を構成している国々を含め、その参加の各産業や各業界、各企業や各個人に至るまで、ありとあらゆる方々(各次元の生命体も含む)が、Facebookを用いて、Facebook上で愛の行動履歴を管理し、その行動に対して、他の人が受け止める場合、受け止めます!という承認ボタンを用意し、愛貨であるディエムもやりとりするというシステムであれば、世界中の人々とやりとりができうるという具合だ。

 

”ゆらぎ”チームとしては、Facebookグループが該当するのであろうし、プロジェクトチームにまでなれば、Facebookページにまで昇格させていけば良い。Facebookページ内にいくつものグループが存在しても良いのだろう。こうしていけば”ゆらぎ”が管理できるのだ。

 

ただ、問題はFacebookという民間企業が世界中の企業の決算書に関わるデータを管理して良いのか?という疑問が生ずる。これを解消するためにも、ブロックチェーンによるシステムで、改ざんができないような仕組みが必要となるのだろう。”お金”の流れは守秘義務が強く、社外に情報を漏らすことを極度に嫌うが、”愛”の流れはオープン性が強く、社外に履歴を共有されても問題ないとする文化が必要なのだろう。そのような制度設計にしていくことで、愛記なるものが世界経済を牽引していく起爆剤になるのであろうし、そのルール決めを先導していくのが日本国なのであろう。

 

 

いかがであろうか。これで日本国が世界経済を牽引していくイメージがだいぶ出来たであろう。愛記というシステムは、ブロックチェーンによるシステムが必須で有り、SNS機能が必須なのである。これを一から作り上げるのも良いが、既存のFacebook等のシステムを改良すれば、十分に対応できうる。何十年もかけて覇権を握ろうと、システムを一から創ってやるぞ!という野心も良いが、”愛”というのはそのような野心のもとでは決して広がらない。むしろ、皆が協力しようとなって初めて広まるものなのだから。