第7次元:世界経済という生命体の目標設定について②

先までは、第1~10次元における方向性について見てきた。今度は、具体的な目標設定にまで踏み込んでみたい。目標設定が出来れば、どうやって行動すれば良いか、メドが立つのであろうから。

 

なお、繰り返し記載するが、我々は1つの次元だけに意識を置いているようでは、上手く立ち回ることができない。常に4つも、5つも、多ければ10もの次元を同時に意識していくことで初めて、上手く立ち回ることが出来るのである。それゆえ、これから1つずつ、各次元での目標設定の立て方を記載していくので、実際にやってもらいたい。同時に意識していくことはとても難しいのだが、やっていくことで少しは慣れて出来るようになってくるのだから。

 

今回も、第7次元:世界経済という生命体の目標設定の続きを見ていきたい。先に、世界経済という生命体の目標設定において、課題を見いだし、そこに対して各部位が何が出来るのか?ということを見ていくべきだと記載した。その中で、大きな課題が1つあった。

 

世界経済という生命体の脳の役割を担うのが”日本国”であるとすると、日本国がヨーロッパ諸国やアメリカに至るまでのあらゆる国々をマネジメントせねばならない。今の日本にそんなことができうるのか?できるのならその方法はどのような方法なのだろうか?それが、”愛記”という手法だと記載した。アメリカが脳の役割を担った場合はITやAIなどによるシステム構築をし、”簿記”により”お金”の流れを明確化し、マネジメントしていた。同じようにしてテレパシーによるネットワークを構築し、”愛記”により”愛”の流れを明確化し、マネジメントしていくというわけだ。

 

”愛記”について、もう少し詳細を触れておく。導入初期は、会社に一定量の”愛貨”を保持しているとして、スタートする。つまり、純資産は従来の逆となり、負債を負った状態でスタートするようなイメージとなる。

・B/Sについて(通貨は”愛”)

導入時に設定する純資産を1億愛とした場合、1億愛分の愛の行動を、会社としてやっていきます!という宣言と等しいという事だ。それゆえ、1千万愛よりも1億愛はすごいのであり、さらに10億愛などは、かなりすごい量の愛の行動をしていくぞ!と宣言している会社ということになる。ここまでは良いであろう。

 

・P/Lについて

実行した愛の行動分だけ、会社としての収益になるので、貸方の収益が増えるということになる。一方、費用とは、導入時の純資産を設定した段階で、行動・目標値も設定されることになるため、費用も同時に

設定されることになる。例えば、上図の場合、5千万愛、が費用だとする。純資産1億愛に対して今期の目標である費用を5千万愛と設定したということである。その設定された費用に対して、収益を差し引いたものが、純利益となるのだが、この純利益は、やるべき課題という解釈になる。つまりは、純利益が大きいほど、やるべき課題が多いということで成長の余地があるということになるし、まだ課題だらけで成長が進んでいないという見方も出来るというわけだ。

 

では、この”愛貨”を使って愛の行動をしていこう!と考え、経営者は愛の行動を具体的に起こす。導入当初は”愛貨”を持っているのは会社だけということになるので、まずは最初に1億愛という純資産を持つとしよう。会社が動かねばならない。社外関係者や顧客に向けて愛の行動を起こしていくのだ。そこで、当研究会では、独自に”愛貨”の付与基準を設定している。もちろん、各会社ごとに基準は変更してもらって構わない。

愛の行動Lv1の科目→ 100愛

愛の行動Lv2の科目→ 200愛

愛の行動Lv3の科目→ 300愛

愛の行動Lv4の科目→ 400愛

愛の行動Lv5の科目→ 500愛

愛の行動Lv6の科目→ 600愛

愛の行動Lv7の科目→ 700愛

愛の行動Lv8の科目→ 800愛

という具合だ。1ポイント=100愛というようなイメージで、基準を設定している。※P/L側の科目としては下記参照。

愛の行動Lv1の科目はこちら。

愛の行動Lv2の科目はこちら。

愛の行動Lv3の科目はこちら。

愛の行動Lv4の科目はこちら。

愛の行動Lv5の科目はこちら。

愛の行動Lv6の科目はこちら。

愛の行動Lv7の科目はこちら。

愛の行動Lv8の科目はこちら。

 

では、バス会社の事例を見てみよう。観光バス事業をしている会社の社長は、現在、観光需要がコロナの影響でまったく止まってしまっている。バスの維持費、従業員の給与、などの支払いが重くのしかかり、もはやあと数か月持つかどうか、瀬戸際にあるのではないか。そんな会社の社長が、今やれること

を探した結果、何もせずにバスを放置させておくのはもったいない!という結論に至ったとする。つまり、ガソリン代などはかかるが、バスを走らせた方が、世のため、人のためになるのではないか。そのよう

に考え、無償でバスを走らせることを決めたのである。

 

具体的には、複数の会社に話をもちかけ、それらの会社の通勤手段として、バスを利用してもらうということを提案したのだ。つまり、電車を乗り継いで会社まで勤務している人が関東では大多数であろうが、その方々は人と多く接触してしまう。それならば、バスで自宅近くから会社までを送迎してあげる方がより安全であるということから、送迎バスというサービスを無償で提供するということにしたのだ。この場合の”愛貨”がどのように動くのかを見てみよう。上記のような場合、会社の所有物である観光バスを、他の会社のために無償で提供するということになる。よって、”純資産”の減少という仕訳になるのだ。

 

ある年度のB/S、P/Lを見てみると、次のようになっているとする。

・B/Sについて

・P/Lについて

ここから、観光バスを無償で提供して純資産の減少という仕訳を行う。仕訳の科目としては、愛の行動Lv6:”人と人・社会をつなぐ” となる。

・借方:社長Aさん 、人と人・社会をつなぐ 600愛

→ この行為は会社の収益にはなら無いのだが、会社のやるべき課題を1つクリアしたことになるため、純利益(やるべき課題)を減少させる仕訳となる。

 

・貸方:他社S社 、人の安全確保 600愛

→ 純資産(”愛貨”)の減少となる仕訳。

 

この時点でのB/SとP/Lを見てみると下図のようになる。

・B/Sについて

600愛だけ純資産が減少したことになる。その分、純資産が縮んでいる。なお、純資産とは、会社が”愛”を投資するために保有している”愛貨”の量だと思ってもらえれば良い。

 

・P/Lについて

600愛だけ純利益(やるべき課題)が減少したことになる。1つ課題をクリアしたということだ。このように、他社に対して愛ある行動をしたことにより、B/Sのサイズが縮み、純利益も縮んだのだ。”お金”の場合と真逆だということがこれで分かると思う。

 

ここで、少し難しい話をする。というのも、資産、純資産に関して、0になってしまうと、”愛貨”が枯渇し、

人に愛ある行動という投資ができなくなってしまう。いや、正確に言うとできなくなるのではなく、”愛記”には記録されないということだ。せっかくの愛の行動をしても誰にも認知されないということだ。このような状態は資本主義では当然であり、愛の行動をしても誰からも認知や評価をされることはなかった。なので、当たり前なので、誰も愛の行動など馬鹿らしくてやってられないという考え方になるのであった。だから、資本主義の考え方でいうと、観光バスを無償で他社に提供するなんてクレイジーだ!というように見えるのである。

 

一方、続・ティール社会では、愛のある行動には、きちんと認知されるべきであり、自分も相手も、きちんと愛を与えたよ・受け取ったよ!というシグナルを見える化することで、愛のある行動が”やりがい”に変わっていくのである。なぜなら、”愛記”により仕訳され、ブロックチェーンなどのデータベースへ記録として残っていくのだから、他の人も閲覧できるのである!だからこそ、”やりがい”として皆が愛のある行動をどんどん社会に対して、投下していくのである。これが続・ティール社会の”愛貨”の仕組みなのである。

 

話を戻すと、”愛貨”を0にしないよう、愛を与えるだけでなく、愛を受け取るということも行い、バランスをとることが要求される。愛を受け取ることで、”愛貨”が得られるのである。ただ、”愛貨”は受け取るばかりで、貯め込んでしまうと、B/Sがサイズが大きく膨らんでしまい、会社の評価が下がるというわけだ。よって、愛は、与えるだけでなく、受け取るだけでなく、その両方をバランスよく行えることが、最も評価が高いという仕組みになる。やや難しいのだが、理解できる人には理解できるはずだ。

 

このような仕組みで”愛貨”は運用されていくので、続・ティール社会全体へと、”愛”が広がっていくイメージが容易にできるのではないか。なお、先の観光バスの会社の話だが、資本主義社会から見れば、あと数か月しか持たない瀬戸際の会社と見えるだろうが、続・ティール社会からみれば、”愛”溢れる素晴らしい会社と見える。それゆえ、このような会社には、新たなる受注が舞い込んでくるものだ。

 

例えば、観光バスを無償提供してきたことにより、新たに、パーティーバスの需要が生まれるかもしれない。パーティーバスについてはこちら。 また、観光バスが会社の分室に変身するかもしれない。現在、会社は1部屋に集まって仕事するのが危険であるために、2班3班体制で分かれて仕事しているところも多い。会議室などを利用し、2班3班が分かれて、別々の部屋で仕事をしているのだが、部屋が確保できないような場合、会社の駐車場などにバスを泊めて、そこがオフィスであるかのように利用してもらうのである。そうすると、企業側もオフィスが無くて困っていたところを助けてもらったし、観光バス会社側もバスを有効利用してもらえたということで、双方にメリットが生まれるという。コンセント付きバスについてはこちら。

 

こうやって、”愛”から”お金”へと相関が生まれて、倒産危機の会社でも存続できる道が生まれるのである。これが、”愛”がなく、何も愛ある行動を起こさない場合は、上手く受注が得られずに、危機を脱することが難しくなってしまうのであろう。”お金”は必ずしも”お金”だけで回っているわけでは無い。そう、”愛”と連動して回っているのである。それを理解できれば、続・ティール社会は広まっていくのであろう。それが”愛”なのだから。

 

 

・評価制度としての愛記

”愛記”により、各人がどれだけ”ゆらぎ”を発生させているかも、カウントできる。つまり、個人単位での行動が確認できうる仕組みということだ。下図は、ある1人の人の行動履歴である。

 

この”ゆらぎ”の件数が多いほど、評価は高くはなる。ただ、”ゆらぎ”とは自分から相手に向かって発信する一方的な愛の行動も含まれている。つまり、”ゆらぎ”件数を稼ぎたいために、どんどん発信していくパターンだ。これを防ぐためにも、”ゆらぎ”の件数に関してはさほど評価配分を高く設定しないことである。

 

とはいえ、”ゆらぎ”件数の中には本当に心から響く素晴らしい愛の行動も沢山ある。これらを正当に

評価していかねばならない。そのためには、件数以外に、他のポイントも見ていかねばならない。幾つかの注目すべきポイントを記載していく。

 

・”ゆらぎ”の継続期間が長い!

”ゆらぎ”がチームやプロジェクトにまで相転移(進化)していったときは、きちんと評価制度で評価をしていかねばならないだろう。

最初は、”ゆらぎ”として提案するも、徐々に”ゆらぎ”増幅者が増えてきて、7人以上になるとチームらしくなってくる。そして10人~12人までは、一つのチームとして、それ以上になれば、また別のチームとして立ち上がっていく。さらにチームが3つ以上出来上がってくると、もう会社としてはプロジェクトとして、扱ってくれ、大いに期待されていくことになる。

 

このチームとして立ち上がった時に、日産のカルロス・ゴーン氏が行ったV upチームのように、バリデーターとなる担当者を帯同してもらうよう、会社に要請をだし、バリデーターは要請を受けた後は定期的(1ヵ月毎)にチームに帯同して成果を測定する。この測定は、B/S側である、波動レベル等の純資産、エネルギー等の資産、そしてP/L側である、愛の行動等を測定していくのである。

 

ここが”ゆらぎ”からチームへ進化したというスタートのタイミングとなる。なお、チームからバリデーターが

離れる時が、チームから”ゆらぎ”に戻るタイミングとなり、チームの継続が途絶える瞬間となる。このチームとして存続した”期間”は、評価配分を高く設定するべきであろう。バリデーターが離れるとは、指標と

なるB/S側、P/L側の数値を下回わった時に離れるという設定にする。これで、どのチームにも標準化できるのである。

 

このバリデーターの動きがティール組織を数値化する唯一の方法であろう。さもなくば、仲良しクラブの

ように、集まって意見出して、楽しくワイワイとやって解散したというだけの組織となり、会社として機能し

ないので、ティール組織の根幹である”ゆらぎ”、チーム、プロジェクトを数値化していかねばならないの

である!

 

・”ゆらぎ”のレベルが高い!

Lv1の”ゆらぎ”と、Lv2の”ゆらぎ”では難易度も異なる。それゆえ、レベルごとに差をつけて点数化している。

Lv1・・・1ポイント

Lv2・・・2ポイント

Lv3・・・3ポイント

Lv4・・・4ポイント

Lv5・・・5ポイント

Lv6・・・6ポイント

Lv7・・・7ポイント

Lv8・・・8ポイント

 

このようにポイントを設定しているのだが、もちろんポイント数を変更してもかまわない。もっとレベル間

で差をつけても良いとは思う。今は便宜上、1ポイントずつアップするような設定にしているだけだ。

 

・”ゆらぎ”の項目に偏りない!

波動レベルを上げたい!というのが最終的な目的である。なぜなら、それが純資産であり、従来の会社でいう、純資産増加と同じ意味であるから。では、どうすれば波動レベルが上がるのかは、以前から記載しているように、意識レベル・愛の行動レベル・発達課題レベルの三位一体でレベルをあげていくことであった。 詳細はこちら

 

この愛の行動レベルには科目がいくつかある。この科目を全てクリアできれば、そのレベルはクリアできるという解釈になる。それゆえ、同じ科目ばかりをずっと行い続けてもレベルは上がりにくく、すべての科目をまんべんなく行うことができるようになれば、レベルが上がるようになるのだ!例えば、レベル6の科目は下図。

この中で、容易な科目もあれば、難しい科目もある。すべてが出来るようになれば、愛の行動Lv6はクリアできるというわけだ。それゆえ、科目がまんべんなく、実行されているかどうかも、評価していかねばならない。評価の方法はいろいろあるだろう。月毎に偏りを見る方法がシンプルで良いのではと思う。

 

 

このように”愛記”であらゆる行動を仕訳していけば、その行動が”ゆらぎ”となり、”プロジェクト”となり、会社に多大なる貢献をしてくれる行動となることが一目瞭然となる。それゆえ、評価が明確に出来るというわけだ。今までの世界では、”簿記”により会社としての会計は一目瞭然であるが、各個人の行動が見えなかった。それゆえ、上司が各個人を評価するという属人的な方法になりがちで、公平な評価がとても難しかった。しかし、”愛記”により会社としての”愛”の流れは一目瞭然であるし、各個人の行動も一目瞭然となるので、極めて評価が楽に行えるし、公平な評価が可能となるということだ。

 

それゆえ、”愛記”は評価制度とも連携しているのであり、一連のシステムとなって会社に導入され、会社を取り纏める団体にも適用され、業界にも適用され、産業にも適用され、日本国にも適用されていけば、日本国の愛の流れが日々、一目瞭然となるのである。そのためにも、日本国内で同じルールにて”愛記”にて仕訳を行うことが求められるのであろう。この評価制度に連動したルールを整備していけば、世界経済を牽引できうるということになるのだ。

 

 

いかがであろうか。このような仕組みを導入すれば、世界経済が牽引できるイメージが湧いてきたであろう。後は、ルールを整備し、実際にシステムをブロックチェーンにて開発し、運用していけば良い。その模範的システムも、日本国にて開発できれば、良いのであろう。