第10次元:太陽系という生命体の方向性④

先に組織のバランスについて記載した。いかにバランス感覚が重要かが理解できたと思う。ぜひやってもらいたい。さらに、もう1つ組織のバランスで付け加えるとしたら、以前から記載している第1次元~第10次元までの視野をバランス良く持つことであろう。何せ、第1次元~第10次元までの生命体の維持・運営の仕組みを参考にすれば、第3次元:ティール組織という生命体の維持・運営の方法が全然違って見えてくるのだから!

 

ということで、今回は、第10次元:太陽系という生命体について見ていくことにする。太陽系という生命体が、今後どのような方向性に進んでいくのであろうか、それを見ていきたい。

 

土星について 

土星は、太陽から6番目の、太陽系の中では木星に次いで2番目に大きな惑星である。巨大ガス惑星に属する土星の平均半径は地球の約9倍に当る。平均密度は地球の1/8に過ぎないため、巨大な体積の割りに質量は地球の95倍程度である。そのため、木星型惑星の一種と分類されている。土星の内部には鉄やニッケルおよびシリコンと酸素の化合物である岩石から成る中心核があり、そのまわりを金属水素が厚く覆っていると考えられ、中間層には液体の水素とヘリウムが、その外側はガスが取り巻いている。

惑星表面は、最上部にあるアンモニアの結晶に由来する白や黄色の縞が見られる。金属水素層で生じる電流が作り出す土星の固有磁場は地球磁場よりも若干弱く、木星磁場の1/12程度である。外側の大気は変化が少なく色彩の差異も無いが、長く持続する特徴が現れる事もある。風速は木星を上回る1800km/hに達するが、海王星程ではない。

 

土星は恒常的な環を持ち、9つが主要なリング状、3つが不定的な円弧である。これらはほとんどが氷の小片であり、岩石のデブリ宇宙塵も含まれる。知られている限り82個の衛星を持ち、うち53個には固有名詞がついている。これにはリングの中に存在する何百という小衛星(ムーンレット)は含まれない。タイタンは土星最大で太陽系全体でも2番目に大きな衛星であり、水星よりも大きく、衛星としては太陽系でただひとつ有意な大気を纏っている。

 

 

・衛生タイタンについて

木星の衛星であるガニメデに次いで、太陽系では2番目に大きな衛星で、よく「惑星のような衛星」としても記述される。地球の月と較べて半径は1.48倍、質量は1.8倍である。太陽系最小の惑星である水星よりも大きいが、質量はそのわずか40%しかない。(ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた土星衛星のトランジット画像。右上に見える一番大きな衛星がタイタン)

オランダの天文学者クリスティアーン・ホイヘンスによって1655年3月25日に、土星を公転する衛星として初めて発見された。太陽系全体では地球の月、木星の4つのガリレオ衛星に次いで、6番目に発見された衛星である。土星半径の約20倍離れた軌道を公転しており、タイタンの表面から見た土星の大きさは約5.7度で、地球から見た月の11倍程度の視半径である。

 

タイタンは主に氷と岩石で構成されている。宇宙時代以前の金星と同様に、分厚く不透明な大気によって、タイタンの表面に関してはほとんど知られていなかった。2004年以降、探査機カッシーニ搭載のホイヘンスによって、タイタン極地に液体炭化水素の湖が発見されるなどの新しい情報がもたらされた。地質学的に若い地表面はほとんど滑らかであり、クレーターが僅かにある程度だが、山や氷の火山と推定されるものが発見されている。カッシーニによる赤外線・電波観測機器によるデータを元にタイタンの全球地質図が作成され、2019年に公表された。

 

太陽系の衛星の中では唯一、濃い大気とメタン循環を持っている。大気の大部分は窒素であり、残りの僅かな成分はメタンとエタンから成る雲や、窒素に富んだ有機スモッグである。また、地球以外の天体で、安定した液体の存在が明確に確認されている唯一の天体でもある。タイタンには液体メタンの雨が降り、メタンおよびエタンの川や湖が存在すると考えられていた。このことは、カッシーニ探査により確認されている。風雨を含む気候は、砂丘や、液体メタンとエタンによる河川、湖、海、三角州といった地球と似たような特徴的な地形を作り出している。タイタンにある液体(表面と表面下層)と濃い窒素の大気は、94 K(-179.2 ℃、-290.5 ℉)という極低温の状況下で、地球の水循環に似たメタン循環を起こしている。

 

 

土星の環について 以下、こちらより抜粋。

土星は、その環によって最も知られ、視覚的な特徴をなす。この環は土星の赤道上空6,630kmから120,700kmの間に広がるが、その厚さはわずか20m程度に過ぎない。93%はソリンが混ざる水の氷で成り、7%は非結晶の炭素である。リングの温度は-180℃前後。環は塵程度のものから10m長前後までの粒子で形づくられている。このような環は他の巨大惑星にも存在するが、土星のものは規模が特に大きく視認できる。環の起源には主に2種類の仮説があり、ひとつは破壊された土星衛星の残骸というもの、もうひとつは土星を形成した星雲の余りが残っているという考えである。また別に、衛星エンケラドゥスが噴出した氷も環の材料の一部になっている。

 

土星の環は内側から順にD環、C環、B環、A環、F環、G環、E環があり、F環、G環はよじれた構造をしている。地球から観察した場合、環の間隙は最も大きなカッシーニの間隙とエンケの間隙のみ見ることができるが、ボイジャー土星の環に何千もの空白区間があることを発見した。この構造は土星にある多くの衛星の副産物と考えられる。また、衛星の運動以外では粒子同士の重力的共鳴現象によって環を形作っていると考えられる。赤道に沿って7つの巨大な輪が周回する土星は、太陽系のなかでも特異な惑星だ。画像ではすぐには分からないが、土星のリングを構成する氷や岩は音速の70倍ものスピードで動いている。しかもそれぞれの輪は異なる速度で動いているのだ。

 

 

環の厚さはその大きさに比べて非常に薄く、特に内側ほど薄い。各環の中央部の厚さは不明であるが、端部ではC環が5m、B環が5〜10m、A環が10〜30mである。仮に土星本体の直径を10mとして模型を作ったとすると、環の厚さは数μm程度となる。なお、G環の厚さは100km、E環は1万kmと推定されている。

F環は、羊飼い衛星のパンドラとプロメテウスの二つの衛星によって形を維持していると考えられており、物質密度の高いコアという部分と淡いストランドという部分で構成され、形状は常に変化している。2005年9月のカッシーニの観測により、F環のストランドが螺旋状であることが発見された。螺旋構造の成因はF環とS/2004 S 6の衝突によると推測されている。

 

環は、惑星から1200万km離れ他の環から27度の角度を持ったフェーベ環までが主要領域である。全体の範囲は、観測可能な土星の半径の128倍から207倍を超え、計算によると、外側は土星の半径の300倍、内側は土星の半径の59倍で、イアペトゥスの軌道に相当する。フェーベ環は、土星の半径の平均215倍の軌道を公転する。この環の厚さは、土星の半径の約20倍である。環を構成する粒子は、フェーベに流星塵が衝突して放出されたものと推測されるが、内側の衛星イアペトゥスの軌道とは逆行する。環は、土星の軌道平面内にあるが、土星の赤道面や他の環の面から27°傾いている。フェーベは、土星の軌道面から5°傾いており(フェーベは逆行しているため、しばしば175°と記される)、環の面からの上下へのずれは、観測される環の厚さとほぼ同じ土星半径の約40倍になる。

 

環の物質は、ポインティング・ロバートソン効果により減速して内側に向かって移動し、イアペトゥスの進行方向側の半球に衝突する。物質の降下により、イアペトゥスの進行方向側の半球は、暗く赤くなる(天王星のオベロンとチタニアで見られる現象と似ている)が、イアペトゥスの二面性の直接の原因となるほどではない。降下した物質は、暑い領域で氷が昇華し、寒い領域で蒸気が凝縮するという熱の偏りに対する正のフィードバックとして働く。これにより、「ラグ」と呼ばれる暗い残渣が進行方向側の半球の赤道付近の領域の大部分を覆い、極地方や進行方向と反対側の半球を覆う明るい氷とのコントラストになる。

 

土星の環のすぐ外側には、多数の小さな衛星も存在している。最新の研究結果によると、環は数十億年をかけて、土星から遠ざかる方向にゆっくりと広がることがわかった。そして、環の端が土星から十分に離れると、輪を形成していた小さな粒子たちが、自身の重力によって集まり衛星になることがわかった。つまり、土星の環が形成された当時は、周囲の衛星質量を足し合わせた現在よりも”巨大な環”であったと考えられる。いつか土星の環も無くなってしまうのかもしれない。

 

土星の環は、土星に限ったことではない。宇宙全体に見られる光景だ。宇宙には多くの銀河があるが、その多くは中心部分にバルジと呼ばれる、星や物質濃度の濃い膨らみを中心として自転している。そして自転のためバルジは扁平になり、外側を回る星々や物質に対し銀河の赤道面に揃える作用が働き、銀河もまた円盤状になっているのであろう。

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なぜ円盤状になるのか、3次元で考えると、粒子は、はじめのうちは平面から上下にはみ出て動き回ることができるが、自身の重力で縮んで密度が高くなっていくと、粒子同士がぶつかったり、ぶつかられたりすることで上下反対方向の運動が互いに打ち消されて(エネルギーが失われる)平均化されていく。しかし、質量全体は必然的に自転し続けなければならない(角運動量保存の法則)。なぜなら、私たちの宇宙では、中心力が働く物体の自転の総量は常に同じままだからだ。

 

そのため、時間の経過とともに、大きな雲の塊は、衝突によって上下の階層を失い、お互いがぶつからないように同じ平面上を同じ方向で回転するようになる。結果的に、太陽系や渦巻き銀河のような、回転している大まかな2次元の円盤状に平べったくなっていくのである。このようにして、星雲や幼い銀河は、最初は三次元で平らでなく、最終的に平らな円盤状になっていくと考えられる。

 

 

これは、第3次元:会社という生命体にも大いに当てはまる。太陽の役割を社長が担い、土星の役割を建築部が担うとし、その太陽・土星の影響を多く受けて、土星である建築部の周囲には環が出来、その環も時間と共に徐々に離れていくような環である。関連会社や顧客群と考えれば良いのだろう。そのような環は、綺麗に平面状に整列し、土星である建築部の周りを周回していく。つまり、あるプラットフォームという平面状に、関連会社や顧客群が整列していくのである!

 

このプラットフォームという平面は、上下の衝突がない、つまりは顧客同士が衝突しない平面なのであり、この平面状で、一定のルールの下で、お互いが動いてくのである。まるで宇宙の仕組みとそっくりなのであろう。ただ、このプラットフォームも時間と共に無くなっていくのが、宇宙の仕組みなのだから。

 

それゆえ、時間が経過して、プラットフォームから顧客の離脱が続けば、また新たなガス群から、惑星が誕生し、その周りにプラットフォームが形成されるということが起こるのであろう。宇宙の仕組みは本当に面白い!