第10次元:太陽系という生命体の方向性②

先に組織のバランスについて記載した。いかにバランス感覚が重要かが理解できたと思う。ぜひやってもらいたい。さらに、もう1つ組織のバランスで付け加えるとしたら、以前から記載している第1次元~第10次元までの視野をバランス良く持つことであろう。何せ、第1次元~第10次元までの生命体の維持・運営の仕組みを参考にすれば、第3次元:ティール組織という生命体の維持・運営の方法が全然違って見えてくるのだから!

 

ということで、今回は、第10次元:太陽系という生命体について見ていくことにする。太陽系という生命体が、今後どのような方向性に進んでいくのであろうか、それを見ていきたい。

 

金星について 以下、こちらより抜粋

金星には地球との類似点があり、それは他の宇宙移民の目的地と比較して、いくつかの点で有利であると考えられている。また、これらの類似性とその近さから、金星は地球の"姉妹惑星"と呼ばれるようになった。金星は大きさや質量が地球に近く、その結果重力もほぼ同じ (0.904g) である。このため、他のほとんどの宇宙探査や植民の計画では、長期間の低重力や無重力による人間の筋肉や骨へのダメージについての懸念に直面するが、金星については、将来金星で生まれた人間が地球へ訪れたり避難することになったとしても、地球重力に適応するのはそれほど難しくないと考えられる。

 

金星の高度50kmほどの上層大気では、気圧や温度が地球並(1barで0~50℃)となる。加えて、この領域では、太陽エネルギーが豊富である。金星大気の外周付近の太陽定数は2610W / m2で、地球の1.9倍に相当する。また、金星は月以外では地球に最も近い主要天体であり、輸送や通信は太陽系のほかの多くの場所と比べて容易である。

 

一方、金星には人間の植民に対していくつかの重大な課題も存在する。惑星の表面は極めて熱く、赤道付近での温度は500℃にも上る。これは鉛の融点以上である。

また、金星の自転周期は約300地球日で昼夜のサイクルが遅いことも挙げられる。地表での大気圧は少なくとも地球の90倍に達する。これは地球での水面下1kmの圧力に相当する。水は、ほぼ完全に存在しておらず、大気は酸素が薄い。有毒なほど高濃度の二酸化炭素が、大気の大部分を占めている。その雲は硫酸と二酸化硫黄の蒸気で構成されている。

 

上記の欠点を見る限り、金星の(地表への)植民は問題外と考えられているが、テラフォーミング(惑星を地球のように改造する)により、この問題は解決可能だと考える人もいる。また、地表ではなく上層大気への植民であれば可能だとする考えもある。どのようなテラフォーミング計画にしろ、必要とされるエネルギーは膨大であり、また数千年から数万年という時間が必要とされる。

 

ジェフリー・A・ランディスは人間が呼吸できる空気(酸素:窒素を21:79で混合)が金星の大気の中では浮く気体であることを元に、フローティングシティという構想を提案している。この案は、呼吸できる空気を満たしたドームが、自分自身の重量に加えてコロニーをも浮上させることで、金星の大気中に植民する計画である。ランディスは、「フローティングシティが多数建造されれば、それらで惑星の周りにソーラーシールドを形成することができ、同時により望ましい姿に大気を加工することができる。ソーラーシールドの理論と大気を加工する理論はそのまま組み合わせて、かつ金星大気にすぐに住む場所を提供できる」と主張している。

 

金星は高度50km以上からは気圧と気温が地球と似てくる。高度52.5kmと54kmの間での気温は37度と20度で、高度49.5kmでは気圧は地球の海抜0mと同じである。地球でも海抜によって気圧は変わる。例えば、ボリビアの首都であるラパスの気圧は海抜0mと比べ61%しかなく、ウェンジャンというチベットにある世界一標高の高い町は、海抜5100mになるにもかかわらず人が住んでいる。そのくらいの気圧となる金星のこの高度では、気圧の面では人が住むのに問題はないといえる。金星は重力も地球の90%で、ほとんど同じという長所もある。

 

・自転

金星の赤道傾斜角は177度である。すなわち、金星は自転軸がほぼ完全に倒立しているため、ほかの惑星と逆方向に自転していることになる。地球など金星以外の惑星では太陽が東から昇り西に沈むが、(天球の同じ側を金星における北であるとして、東西南北の方角の順を同じとした場合)金星では太陽は西から昇って東に沈む。金星の自転がなぜ逆回転をしているのかはわかっていないが、おそらく大きな星との衝突の結果と考えられている。また、逆算すると金星の赤道傾斜角は3度ほどしか傾いておらず、自転軸が倒立しているとはいえ、軌道面に対してほぼ垂直になっていることになる。このため、地球などに見られるような、気象現象の季節変化はほとんどないと推測されている。

 

金星の自転速度はきわめて遅く、地球の自転周期が1日であるのに対し、金星の自転周期は地球時間で約243日、すなわちおよそ地球の243日をかけて一回転していることになる。自転の向きは公転の向きと回転方向が逆であるため、自転で一回転する前に金星表面上の同一地点は太陽に正中してしまい、金星の1日は地球の約117日に相当することになる。金星の自転周期は、地球との会合周期とほぼ一致している。そのため、最接近の際に地球からはいつも金星の同じ側しか見ることができない(会合周期は金星の5.001日にあたる)。これが何らかの共振のような現象によるものなのか、単なる偶然によるものなのかは詳しくわかっていない。

 

 

もし地球が逆回転したら?

もし地球が逆方向に自転を始めてしまえば、事態はひどい。固定されていないものは時速3,600キロで吹っ飛んでいってしまうのだ。自転が逆回転になった場合、ほかにも奇妙な影響があると推測される。まず地球の磁極が逆回転し、当然朝日は西から昇るようになる。天才バカボンの説が立証されてしまうのだ。おそらく磁場を移動の手助けとする移住動物や鳥を殺すだろう。地球の地殻が割れる可能性も高い。そしてヒマラヤのような褶曲山脈は広まり、縮んでしまうことだろう。

 

世界のコリオリの力(回転座標系上で移動した際に移動方向と垂直な方向に移動速度に比例した大きさで受ける慣性力)は気象パターンや海流を支配し、赤道の風を西へ向かって(自転と逆方向)吹かせているが、これも逆になる。コリオリの力貿易風が逆だった場合、森林は砂漠に、砂漠は森林になっていたはずだ。人間の発見、帝国の勃興、その結果としての地政学といったパターンもまた全く異なっていたと思われる。

 

なお地球の自転が停止したことはこれまで一度もないが、太古の昔、その速度は今よりずっと速かった。地球が誕生した頃、おそらく6時間で1回転していたようだ。したがって、1日もたった6時間でしかなかった。まず起こることは考えにくいが、地球の回転が止まる時、逆回転になる時を想像するだけで、今ある日常をがんばって生きようという気にはなってくるのかもしれない。

 

 

いかがであろうか。金星と地球は、太古では似ていた可能性がある。火星や金星には、地球と同じように地表に海があったかもしれず、その海には誕生したての太陽から日光が降り注ぎ、あるいは生命さえも誕生していたのかもしれない。しかし、今日の火星や金星は、と言えば、このような海の存在とはかけ離れた別世界といってよいものである。火星は寒冷な砂漠の星、金星は灼熱の星と化してしまった。

 

これは太陽からの位置や自転、公転の速度や角度などが影響している。これらのバランスによって、灼熱になったり、凍てつく大地になったりするのだ。まるで、第3次元:会社という生命体での、社長と各部長の関係に似ているのかもしれない。距離が近く、自転が遅いと金星のように灼熱の部署になるのかもしれない。その場合、少し自転の速度を速めたり、角度を変えたり、距離を変えることで、まったく部署の環境が変わるということなのだろう。

 

宇宙の仕組みはとても面白い。我々の日常にもとても参考になる!