第3次元:会社という生命体の方向性②

先に組織のバランスについて記載した。いかにバランス感覚が重要かが理解できたと思う。ぜひやってもらいたい。さらに、もう1つ組織のバランスで付け加えるとしたら、以前から記載している第1次元~第10次元までの視野をバランス良く持つことであろう。何せ、第1次元~第10次元までの生命体の維持・運営の仕組みを参考にすれば、第3次元:ティール組織という生命体の維持・運営の方法が全然違って見えてくるのだから!

 

ということで、今回も、第3次元:会社という生命体について見ていくことにする。今回は、会社という生命体が、今後どのような方向性に進んでいくのであろうか、それを見ていきたい。

 

・会社の方向性について

会社の理念について、40-64年目までの会社の場合について先に記載した。これほど長く続いている会社の場合は、また先とは違った理念になってくる。

 

成熟期という段階にはいってくると、会社の土着性(レール)が定まり始めるのだ。どういうことかというと、地域に根付きはじめ、地域住民から支えてもらったり、商品を買ってもらったり、就職したいと人が集まったり、するということだ。その地域になくてはならない会社として成熟しているということだ。その地域の人々から認知されている会社のカラーというか、方向性が”レール”ということになる。では、具体的な例で見てみよう。

 

パーソルホールディングスの事例を見ていきたい。パーソルホールディングスは、昨今では買収を続け、巨大な組織となっている。そのホールディングスの社長が和田氏である。

和田 孝雄 1962年11月25日生

・個性:”病”

・本質グループ:火(陰)

・生涯レール:金(陰)

・老年レール:水(陰)

 

カルマは、発達課題第6、7段の所にあると言える。第1段~5段までは、圧倒的に高いエネルギーで、十分に個性を確立するのに役立ったのであろうし、迷うことなく進んでいけたのであろう。しかし、第6段、7段のところから下降しているので、迷いや自信のなさは、出てくる時期なのかもしれない。これは、カルマが原因なのであるから。よって、”家族”、”伝承”というキーワードを会社の理念にしていくと良いの

であろう。

 

パーソルグループの経営理念は、「はたらいて、笑おう」となっている。パーソルテンプスタッフの理念は、「雇用の創造、人々の成長、社会貢献」となっており、このメッセージは篠原欣子さんの時から変わっていない。ポイントは、この創業者からの脱却にあるので、理念ごと変えていく事が望ましいのであろう。

 

篠原欣子さんのカルマは第5、6段であった。第5段の自我確立は十分クリアできたのではないかと思われ、次に第6段というところが次の目標となっていたのであろう。そこに社長交代という流れになり、水田氏になり、そして今は和田氏になった、という事である。そして、和田氏のカルマも第6段、第7段のところにある。よって、新たに理念を変えていくとなると、この第6段の”家族”をクリアし、さらには第7段の”伝承”へと向かっていく!という決意に満ちた理念が良い。

 

さらには、会社の方向性についても先に記載したが、”金”という方向性であるため、実直、チームワーク、鋭い、煌びやか、輝く、不正しない、潔白、クリーン、というようなキーワードを散りばめた理念であれば、より望ましい。篠原欣子さんが無借金経営を貫いたのであれば、和田氏は不正をいっさいしない完ぺきな潔白経営を貫くというのでもよい。交際費を厳格に管理する、インサイダーを厳格に管理する、個人情報を厳格に管理する、等の徹底した経営を貫くというようなイメージが”金”という方向性らしく、良いのであろう。

 

このような理念を掲げられれば、今度はそれに見合う人が、上に昇進していくのであろう。不正をしたり、ごまかしたり、取り繕うのが上手なタイプの人は上に昇進できないという事になっていく。そして、商品である派遣スタッフも、実直で真面目で、優秀な人が集まってくるのであり、いいかげんで、適当なスタッフは寄り付き難い雰囲気になってくるのであろう。こうなれば、会社という生命体は、次へのステップを駆け上がっていくのである。そう、次へのステップとは、寄せ集めの集団から、エリート集団への変貌を遂げる事であろう!

 

なにせ、今まで買収に次ぐ買収で、会社内の人々、さらには派遣スタッフも、ありとあらゆる人がごちゃ混ぜに所属している状態であろう。ここを整理していくことが必要になってくる。なにせ、リクルートは、徹底的に採用の入り口で、5回も6回も面接してまでも、リクルートカラーに合う人を選別していた。それが功を奏し、人材業界最大手の地位にまで上りつめたのである。ポスト・リクルートを狙うのであれば、パーソルホールディングスのやるべきことは、パーソルカラーを構築していくことであろう。そのカラーというのが、”金”の方向性のカラーである。金(陰)の方向性は下記参照。

こう考えると、コーポレートカラーも今までは、母体はピンク、技術系はブルー、転職サイトもブルー、という色が乱立しているイメージであり、寄せ集めというイメージがどうしても拭えない。ここを統一させる、何か1本になるカラーを立てていく必要もあるのだろう。金色、ゴールド、のような色に変更しても良いかもしれない。ゴールドであれば、ピンク、ブルー、などのいままでの色の上に立つ、統括的な色として君臨できる。華麗でセンスが良く、美しく、潔白、というようなイメージを広告でも多用していくとブランディングされていくのかもしれないのだ。

 

このような方向性を見誤ると、本当に全く違う会社になってしまう。例えば、”木”という自我、独立、個性

的というようなキーワードをもつ会社になろうとすると、従業員それぞれが個性的になり、個をみがき、前に前に出ていくような会社風土になる。これはリクルートの社風だ。これをパーソルホールディングスが

マネしても決してリクルートのような会社にはならず、中途半端になって、失速していくだけだろう。

 

また、”土”というコツコツ、慈悲深く、どしっと安定し、自ら動いて背中をみせていく、ようなキーワードをもつ会社のままでいると、テンプスタッフの時代となんら変わらない、つまり買収攻勢をして、パーソル総研やDodaのような会社を保有したにもかかわらず、生かしきれないということになる。ホールディングスというグループシナジーが生かせない、寄せ集めの集団というままで終わってしまうのだ。

 

それゆえ、本当に方向性を見極めるというのが重要なのである。ここを間違えると、バラバラになってしまうのだ。当方から見る限り、”金”という方向に今後進んでいく事で、グループシナジーが生かせるし、もっとパーソル総研を活かしていく施策も重要であるし、またDodaのようなサイトが、リクルートIndeedを上回るために、必要なことなのであろう。人材業界にとって、シンクタンク機能を持つことは、極めて意味深いのだ。あらゆる雇用統計数字を見ながら動けるのであり、この統計をいかしたターゲッティングができるからだ。

 

さらに、総研で研究もできる。リクルートは、”SPI”という心理テストを開発し、それを採用活動に生かせるツールとして販売していったことが、地位を築きあげることに役立ったのであろう。江副氏が東京

大学教育学部出身だったからこそ、心理テストを構築することが出来たのかもしれない。しかし、パーソル総研も、さまざまな叡智を集め、リクルートがSPIであるならば、パーソルは〇〇だ!というような人間を評価するツールを開発できれば、一気に人材業界の主役に躍り出ることができるのであろう。

 

それほど、世の中は、人間の事について知らなさすぎるのだ。人間のことがわからないから、どう接して、どう進んで、どう対応していいのかがわからないのだ。しかし、これがタイプがあり、そのタイプごとに対応の仕方があり、方向性があり、どのタイミングで進み、どう接していけばいいのかがわかるようになれば、一気に人間を科学できるのだ。組織という生命体を科学できるのである。当方もそうありたいと願って日々研究しているのだが。

 

しかし、残念ながら、中国は4千年前からこのような人間の事を知るツールを開発している。算命学や陰陽五行と呼ばれる理論を中心に、そこから派生した学問が多数ある。中国、台湾、東南アジアなど、華僑のネットワークで、公私にわたって算命学などが利用されている。

ビジネスの商談時に、相手を算命学で調べ、取引して良い相手かそうでないかを徹底的にしらべられるのだ。これが当たり前に行われているのだから、驚きであろう。つまり、陰陽五行の超先進国なのであり、今後、中国、中華系民族が世界の覇権を握っていくのは、当然のことと思う。なにせ、算命学、陰陽五行の奥深い知識を何億という人々が熟知しているのであるから。

 

欧米諸国は、この陰陽五行説を嫌う。徹底的に廃止させ、まがい物のように扱う。陰陽五行説の派生として、東洋医学という分野もあるが、西洋医学とは対極にあり、まったく異なったアプローチで医療を施していく。これが最たる例である。このように、西洋と東洋は決して相いれない。今後、西洋の代表であるロスチャイルドと、東洋の代表である華僑の激しい対立がくり広げられるのかもしれないが、結局はもう力を行使する時代ではなく、今後は、人を見る、人を動かす、人につくす、人を感動させる、人を理解する、などの”人”がキーワードになる時代となる。

 

西洋はAIやアンドロイドで対抗してくるのであろうが、東洋の”人”を科学する力は4千年の歴史があり、圧倒的なのだ。決してマネできるものではない。話を戻すと、パーソル総研は中華系の人を科学する力、つまりは、陰陽五行説や算命学などの理論を駆使した人材活用術を構築していくことが近道であろうと思う。ただ、中華系がいままで伸びなかった最大の要因が、不正大国だからだ。不正、賄賂、ごますり、騙し、殺人、詐欺のオンパレードの国である。このような治安の悪い状態では、せっかくの陰陽五行説

という4千年の歴史も、活かしきれずに、無に終わってしまう。これは、中国という国、東南アジアという諸国のカルマの話なので、ここでは割愛するが、決して治安の悪い状態では、活かしきれないということは記載しておく。

 

よって、世界でもトップクラスの治安の良さを誇る日本国だからこそ、中華系の陰陽五行説、算命学の知恵を生かして、実践で活用し、飛躍していける土壌なのである。だから、当方は、今後は日本国こそが、世界をリードしていく国だと思っている。治安の良さの先に”愛”というものが芽生えてくれば、最大の議題である、ティール組織への移行が日本国中に起こるのであり、世界を牽引できると思っているのだから。

 

よって、パーソル総研の活路としては、徹底したコンプライアンス、不正をしない、賄賂、ごますり、ごまかし、嘘、だまし、などをしない!と公言し、それを実直に実行していき、その上で、陰陽五行説や算命学のような人を科学するツールの開発に乗り出していけば、もう人材業界を牽引していくこと間違いない。この人を科学する技術を不正なく、愛をもって人々に使ってもらえるよう普及させることができれば、パーソルグループは、盤石な会社として、今後数十年は覇権を握っていけるのであろう。

 

その為にも、”金”という方向性が必要なのである。決して不正をするような、権力で相手をねじ伏せるという、今までの世界の常識を覆さねばならない。”愛”をビジネスに導入させられるかもしれないのだから。