第3次元:会社の理念について(0-19年目)

先に組織のバランスについて記載した。いかにバランス感覚が重要かが理解できたと思う。ぜひやってもらいたい。さらに、もう1つ組織のバランスで付け加えるとしたら、以前から記載している第1次元~第10次元までの視野をバランス良く持つことであろう。何せ、第1次元~第10次元までの生命体の維持・運営の仕組みを参考にすれば、第3次元:ティール組織という生命体の維持・運営の方法が全然違って見えてくるのだから!

 

ということで、今回も、第3次元:会社という生命体について見ていくことにする。今回は、会社という生命体が、今後どのような方向性に進んでいくのであろうか、それを見ていきたい。

 

・会社の理念について(0-19年目)

まずは、会社の個性から見ていきたい。

 

会社設立当初は、いろんな関係者から支えられ、生き残ることに必死な日々であろう。余裕が出たとして

も、決して、これでいい!と満足することはない。人間で言うと、19才までは個性の確立の時期である。成長過程で、”自分”とはいったい何?と考えながら、自分自身という存在を認識し、個性を確立していく時期である。

 

これは、人間の寿命と会社の寿命も同じ程度と仮定した場合、同様に個性の確立の時期となる。個性の確立とは、会社という生命体がどのような個性を持つかという事であり、それは、社長の要素(3D)が強く影響すると言える。すなわち、会社の3Dが社長の3Dと同じになるということだ。会社の3Dとは、

・会社の個性:”胎”

・会社のグループ:水(陰)

・会社の生涯レール:金(陰)

という具合だ。

 

そして、会社はまだ設立して19年も立たない段階なので、”個性”が強く出る時期という事だ。よって、会社の個性:”胎”という性質が強く出てくるということになる。正確にいうと、下記のようになる。

・社長が20~39才の場合

→ 個性+本質グループが強くでる。

・社長が40~64才の場合

→ 個性+生涯レールが強くでる。

 

これは、会社が設立0~19年目というまだまだこれからという個性の確立の時期であるため、社長も同じように自分の個性を出して、会社を良いように切り盛りする。一方で、社長個人の性格も年齢によって変わっていく。20~39才であればグループが強く出る時期であるし、40~64才であればレールが強く

でる時期でもある。よって、会社と社長の二つの要素が重なり、上記のような性質になるという具合だ。

 

さて、現状でいえば、多くの会社が設立0~19年目の導入期にいるのであろう。何せ会社の寿命が30年と言われているので、0~19年目ということになれば、多くの会社が当てはあることになるのであろう。では、具体的な会社の目標設定について見ていきたい。なお、社長の3Dと生涯リズムは下記のとおりとする。

・2021年7月時点の年齢は47才男

・個性:”胎”

・本質グループ:水(陰)

・生涯レール:金(陰)

この社長は現在47才ということなので、生涯レールに乗ったばかりということになるだろう。そして、生涯リズムを見る限り、

発達課題第1段→ クリア

発達課題第2段→ クリア

発達課題第3段→ クリア

発達課題第4段→ クリア

発達課題第5段→ クリア

発達課題第6段→ クリア

発達課題第7段→ クリアしそう。

というのが見える。

 

このような場合、社長のカルマは第1~7段にはなく、第8段になってようやく現れるのであろう。それは、”統合”というカルマだ。発達課題第8段は”統合”という課題をクリアしていかねばならない。

・男性性と女性性の統合

・陰陽五行の統合

これらの課題をクリアできずに苦しむかもしれない。

 

この社長は、個人的な目標として、第8段の”統合”というカルマを解消することを生涯目標に置く。極めて高い波動レベルの生涯目標になるということだ。そのためには、自分の中の男性性、女性性をバランスよく持つ必要があり、特に女性性の感受性、優しさ、愛情、などを自分の中に取り込んでいかねばならない。さらに、陰陽五行の統合をするため、自分に無い五行を取り込んでいかねばならない。これが、会社という生命体にも同様に当てはまることになる。なにせ、社長の3Dがそのまま、会社の性質になるのだから。

 

よって、会社もかなり高い波動レベルになっていくのであろうし、そこを目指していくのであろう。さらには女性性と男性性の統合を目指し、陰陽五行の統合をめざしていくのであろう。これらが会社の理念やビジョンなどに入ってくれば、うまく会社が機能するというわけだ。逆に、まったく異なるような理念やビジョンにすると、ピンとこずに、単なる理念という言葉のみになり、なんの意味も無さない言葉になるのだ。

 

こういった事を知らずに、コンサルタントに言われるがままに、適当な言葉を理念にしている社長がとにかく多い。よくわからない理念やビジョンを社員に押し付け、言葉だけの表面的なものなので、浸透することなく、形骸化するのである。理念とは、会社の使命をきちんと反映させたものにせねばならないのであり、会社の使命というものをきちんと理解せねばそれが出来ないのもの事実である。

 

〇会社の理念について

・ミッション(日々果たすべき使命)としては、カルマの解消が使命となるべきであり、”統合”をクリアして

いくようなミッションにする必要があるのだろう。例えば、ひとつひとつの個性を活かし、補完し合って1つの社会を創る、などの統合を意味するような言葉を用いればよいであろう。

 

・ビジョン(実現したい未来)としては、男性性と女性性が統合した先の未来、陰陽五行が統合した先の未来、がどうなっていくのか、その未来のイメージをビジョンとすればよい。

 

・バリュー(約束する価値・強み)としては、社長の個性が入ればよい。上記の例では”胎”という個性なので、特異性、他社とは違うという点を強調していく。とにかく協調して丸くなるというよりは、徹底的に強みを突出させ、尖った強みを前面に押し出すという価値を社会に提供していくようなバリューとすればよい。

 

・スピリット(大切にすべき精神)としては、社長の生涯レールが入って来る。上記の例では金(陰)という生涯レールのため、金(陰)の性質を大切にすべき精神とすればよい!具体的には、実直、規律正しく、

コンプライアンスを守り、嘘をつかず、律儀な性質で、正義感が強い。これが、金(陰)の性質だから、会社のスピリットも同様にすれば、上手く回っていくということだ。

 

・スローガン(ブランドの合い言葉)としては、”使命”、”カルマの解消”、”個性”、”生涯レール”のそれぞれが合い言葉で表現されるように、短い言葉でまとめればよい。

 

このような理念をかかげることで、社長は、自分自身のことと重なり、従業員は社長が描く方向性が手に

取るようにわかるため、会社全体が1つの方向に揃いやすいということだ!1枚岩になりやすいのだ。これが、0~19年目の会社に必要となる会社が1つになるということであり、これができないと、会社がバラバラになり、寄せ集めの従業員が毎日会社に来て、言われたことをやるだけの会社に成り下がってしまうのである。

 

 

では、別の例を見てみたい。なお、社長の3Dと生涯リズムは下記のとおりとする。

・2021年7月時点の年齢は38才男

・個性:”沐浴”

・本質グループ:木(陽)

・生涯レール:木(陰)

 

この社長は現在38才ということなので、本質グループに乗っている真っ最中ということになるだろう。生涯リズムを見る限り、

発達課題第1段→ クリア

発達課題第2段→ クリア

発達課題第3段→ ×

発達課題第4段→ ×

発達課題第5段→ クリア

発達課題第6段→ ×

発達課題第7段→ クリアしそう

発達課題第8段→ クリアしそう

というのが見える。

 

このような場合、社長のカルマは第3段、第4段に現れるのであろう。それは、”罪悪感”、”劣等感”というカルマだ。これらの課題をクリアしていかねばならない。

・罪悪感→ 自律性

・劣等感→ 勤勉性

自律性、勤勉性という性質を身につけていかねばならないのだ。

 

この社長は、個人的な目標として、第3段の”罪悪感”というカルマを解消することを生涯目標に置く。極めて低い波動レベルの生涯目標になるということだ。そのためには、自分自身を許せないという自己嫌悪の思考ループを止めなければならず、親から過剰な期待をされたにも関わらず、期待に応えられなかったという罪悪感をクリアしていかねばならない。さらに、その先には”劣等感”という課題も待っており、ダメ出しをされて立ち直れない、自信を失い人間不信になるという現状をクリアしていかねばならないのだ。

 

これが、会社という生命体にも同様に当てはまることになる。なにせ、社長の3Dがそのまま、会社の性質になるのだから。よって、会社もかなり低い波動レベルになっていくのであろうし、そこを目指していくのであろう。さらには”罪悪感”や”劣等感”という課題をクリアするような言葉が、会社の理念やビジョンなどに入ってくれば、うまく会社が機能するというわけだ。ただ、低い波動レベルなため、そのような人々が集まりやすい。野蛮で、暴力的で、コンプライアンスに欠けた人たちが集まりやすい会社ということになる。これで良いのだ!

 

しかし、これをかっつけて、コンプライアンスを守り、規律正しい会社!などと理念やビジョンを立てたところでピンとこずに、単なる理念という言葉のみになり、なんの意味も無さない言葉になるのだ。こういったことを知っていれば、かっこいい理念を目指すのではなく、本当に自社に必要な理念をめざすことができるようになる。

 

〇会社の理念について

・ミッション(日々果たすべき使命)としては、カルマの解消が使命となるべきであり、”罪悪感”をクリアしていくようなミッションにする必要があるのだろう。例えば、自分を信じ、自分を律し、人を頼らず、おのれの力を頼れ!などの過激な言葉でも十分に使命となりえるのだ。

 

・ビジョン(実現したい未来)としては、”罪悪感”、”劣等感”という課題をクリアした先の未来がどうなっていくのか、その未来のイメージをビジョンとすればよい。例えば、人の道を学ぶ!などの、自律性、勤勉性を獲得したあとの未来のイメージを言葉にしていけばよいということだ。

 

・バリュー(約束する価値・強み)としては、社長の個性が入ればよい。上記の例では”沐浴”という個性なので、好奇心旺盛で果敢に挑んでいくという強みを強調すればよい。困難に思われるような仕事も率先してやっていくという価値を社会に提供していくようなバリューとすればよい。

 

・スピリット(大切にすべき精神)としては、社長の本質グループが入って来る。上記の例では木(陽)という本質グループのため、木(陽)の性質を大切にすべき精神とすればよい!具体的には、人の模範となり、人を指導し、石橋をたたいて渡るのではなく、すぐ行動することで成果を出していく!これが、木(陽)の性質だから、会社のスピリットも同様にすれば、上手く回っていくということだ。

 

・スローガン(ブランドの合い言葉)としては、”使命”、”カルマの解消”、”個性”、”本質グループ”のそれぞれが合い言葉で表現されるように、短い言葉でまとめればよい。

 

このような理念をかかげることで、社長は、自分自身のことと重なり、従業員は社長が描く方向性が手に

取るようにわかるため、会社全体が1つの方向に揃いやすいということだ!1枚岩になりやすいのだ。これが、0~19年目の会社に必要となる会社が1つになるということであり、これができないと、会社がバラバラになり、好き勝手に仕事するだけの統率の取れない集団と化してしまうのである。

 

 

いかがであろうか。これが会社の理念についてであった。理念とは、適当に言葉をならべれば良いわけでは無い。きちんと会社の使命に則った言葉にせねばならないのだが、その会社の使命とは何か?が理解できないと、理念が掲げられないということになる。