第2次元:部署・チームの評価について②

先に組織のバランスについて記載した。いかにバランス感覚が重要かが理解できたと思う。ぜひやってもらいたい。さらに、もう1つ組織のバランスで付け加えるとしたら、以前から記載している第1次元~第10次元までの視野をバランス良く持つことであろう。何せ、第1次元~第10次元までの生命体の維持・運営の仕組みを参考にすれば、第3次元:ティール組織という生命体の維持・運営の方法が全然違って見えてくるのだから!

 

ということで、今回も第2次元:部署・チームという生命体について見ていくことにする。

 

先に、HRテックの話を記載したが、人間力、可能性、才能、行動力などの評価は、今現在は極めて難しいと言える。成果を出す過程で個人が実施したことや、その中で身についた強み、その人がいることによる存在感や安心感などは加味することができないケースがある。これらを見える化(数値化)するにはどうすれば良いのであろうか?人類最大の課題なのかもしれないが、当方は、その課題に日々、挑み続けている。いくつかの重要な要素があるので、それらを1つずつ紹介したい。

 

”次元”という要素

先に、次元レベルについて記載してきた。この次元という要素を評価に取り入れることは、極めて重要であると当方は考えている。

次元(抽象度)とは

次元レベルとは

次元レベルを上昇させるはこちら

 

次元レベル1:個人

次元レベル2:部署・チーム

次元レベル3:会社

次元レベル4:業界・団体

次元レベル5:産業

次元レベル6:日本国

次元レベル7:世界経済

次元レベル8:人類

次元レベル9:地球

次元レベル10:太陽系

 

これが各次元のボディであった。このボディをいかに自分のボディとして意識できるかにかかっているのであった。下図のボディに意識+意志を入れ込んで、ボディを動かすことで、行動していく。なお、意識+意志を入れ込むのは、部署のメンバー全員であり、一人一人が”部署”というボディを認識し、ボディを動かしていくための”役割”を率先して担っていくことが重要なのである。

 

部署の一人一人が役割を担うことで、生命体として機能するのであって、自分がやりたいことだけをやっていき、役割をこなしていなければ生命体は動かないのだから。そんな中、各次元レベルでの役割評価をすることは極めて難しい。

 

 

例えば、上図の3行目の”ゆらぎ”について見てみると、30人のチームにまで”ゆらぎ”が増幅している。この30人の方々の中には、社内だけではなく、社外の人も多く含まれてる。その方々に、行動を”評価”して!とお願いするのは現実的ではない。評価の仕方や手順なども分からないであろうから、頼めたとしてもバラバラの評価となってしまう。

 

では、各次元レベルでの役割経験とは何を評価すれば良いのだろうか?そのためにも、次元レベル6を捉えてみたらどうなるかをやってみよう。次元レベル6は日本国という生命体だ。

日本というと広すぎて自分のボディとして捉える事が難しいのである。もちろん”日本人”という捉え方で、日本人ならどう振る舞う?のような日本人アイデンティティを感じながら行動することは容易にできるのだが、その”日本”という生命体が傷ついたり、上手く機能していないと感じるようにならねば次元レベル6の”日本”を捉えたことにはならない。つまり、役割は”組織”という次元レベル2に属する役割だけではないということだ。以下の役割もすべてあなたの役割だ!と考えた場合、役割が多層化することになる。

 

・次元(抽象度)レベル1 

自分自身という役割

・次元(抽象度)レベル2 

自分は部署の中で”右足”の役割

・次元(抽象度)レべル3 

部署は会社の中で”腸”の役割

・次元(抽象度)レベル4 

会社は業界の中で”右手”の役割

・次元(抽象度)レベル5 

業界は産業の中で”膵臓”の役割

・次元(抽象度)レベル6 

産業は日本国の中で”腎臓”の役割

・次元(抽象度)レベル7 

日本は世界経済の中で”脊髄”の役割

 

このように、役割がさまざまあると考えるのだ。そうすることで”部署”という生命体もまた、次元レベル3では”腸”という役割を持つのであり、”会社”という生命体もまた、次元レベル4では”右手”という役割を持つのであり、複雑に人と生命体が絡み合っていると考えることができるだろう。これをポリモルフィック・ネットワーキングと呼ぶ。存在価値があって、仲間や自然環境とのインタラクションの中で馴染み、困難

な状況も許容し多形構造をつくり、サステナブルに生きていく、これが多形構造化のプロセスである。

 

問題は、それ以上の多次元になってきたときに、複雑になりすぎて、イメージが追い付かないのである。それゆえ、順番に1つずつ下から上に次元を上げていく方法だと、次元レべル6や7まで来るともう訳が分からなくなる。それゆえ、順番に下から上にあげるのではなく、単純にその次元をリアルに捉えるだけでよい!のである。つまり、次元レベル6をいきなり捉え、自分が所属している”運輸産業”は脊髄の役割をしている!その運輸産業はしっかりと”日本”という生命体の中で、脊髄の役割を今も果たしているぞ!とリアルに感じることはできるであろう。

 

そう、まるで”自分”が”運輸産業”の脊髄の役割を担っているかの如く考え脊髄の役割なので生命体を上手に支えねばならないし、生命体に傷がつけば、すぐに応急処置をせねばならないのである。そう、仮でも良いので、”脊髄”の役割を担っていると考えれば良いだけだ!よって、先に記載した通り、複数の

役割を担うのだとイメージするだけで良いのだ。便宜的に次のように各”生命体”を”自分”に置き換える。

 

・次元レベル1 自分自身という役割

・次元レベル2 自分は”右足”の役割

・次元レべル3 自分は”腸”の役割

・次元レベル4 自分は”右手”の役割

・次元レベル5 自分は”膵臓”の役割

・次元レベル6 自分は”腎臓”の役割

・次元レベル7 自分は”脊髄”の役割

 

こうすることで、意識のチャンネルをカチャカチャ変えていくだけで、自分の役割が変わっていくという感覚をリアルに感じることができるのだ。7次元まで意識を高めることができる人は、おおよそ7つの役割を同時にこなすことができる人!ということだ。9次元まで意識を高めることができる人は、おおよそ9つの役割を同時にこなすことができる人!ということだ。だから、次元レベルを9次元、10次元にまで高めることができる人は、すごいのである!まるですべてが見えるかのごとく、複雑に絡み合う各生命体を見ているのである。聖徳太子は10人の話を同時に聞き分けることが出来たと言うが、それは常に次元レベル10に意識があったからなのかもしれない。

 

 

さて、これをどう評価するかだが、自己判断にて、どの次元の、どの役割の、”ゆらぎ”であったのかを、個人が判断できているか?という評価になるだろう。つまり、”ゆらぎ”の仕訳入力を行う際、どの次元はどんな役割をしており、その下の次元はどんな役割をしており、というのを別途添付資料かどこかに入れてもらうことで、評価をする方法となる。添付資料に関しては、それぞれの次元をどのように捉えて、どのような役割があり、何が問題で、だからこそ自分は今、この”ゆらぎ”を起こしているのです!という理由づけの書類となるのであろう。下記に例を記す。

 

次元レベル8のマネジメント

”人類”という生命体を意識が捉えているが、その生命体の問題点は、戦争が絶えないこと。これは宗教家・イルミナティなどの暴走が止まらないことに原因がある。止めるためには、1つ上の”地球”という生命体を機能させることが重要であり、そのためにも、”森”を生き返らせることが、最重要と考える。よって、次元レベル1の”自分”として、植林や森の手入れについて、活動していきたいと語る。

 

次元レベル7のマネジメント

”世界経済”という生命体を意識が捉えているが、その生命体の問題点は、AIの出現で国家の単位が崩壊しそうということである。これは、信用評価や仮想通貨の暴走が止まらないことに原因がある。止めるためには、各国が自立することである。今一度、金融に頼らない、インバウンドに頼らない、国づくりに

まい進することが重要と考える。よって、次元レベル1の”自分”として、大量生産ではなく、受注生産のための工場ラインを構築するべく、プロジェクトを立ち上げたいと語る。

 

次元レベル6のマネジメント

”日本国”という生命体を意識が捉えているが、その生命体の問題点は、世界の中での日本の競争力が激減していることである。これは巨大産業などの停滞に原因がある。止めるためには、日本国というボディを構成している要素である産業構造を入れ替えていく必要がある。よって、次元レベル1の”自分”として、ドローン事業を立ち上げたいと語る。

 

次元レべル5のマネジメント

”産業”という生命体を意識が捉えているが、その生命体の問題点は、そもそも商品(サービス)が良くない、商品(サービス)価値が伝わってない、お客様に信頼されていない、ことだ。これは従業員教育の仕方などに原因がある。止めるためには、今一度、研修内容を各社が見直し、人の価値を高めていくことが産業を生き返らせることとなる。よって、次元レベル1の”自分”として、研修事業を立ち上げたいと語る。

 

次元レベル4のマネジメント

”業界”という生命体を意識が捉えているが、その生命体の問題点は、コスト競争に陥っていることだ。これは新たなニーズの開拓がしきれていないことに原因がある。止めるためには、今一度、新規営業を強化していくことが必要となる。よって、次元レベル1の”自分”として、情報共有のデータベースを作りたい

と語る。

 

これらが添付資料の例である。どの次元のどの役割をどの要素が担っているか?そこにどんな問題があって、自分はどうしたいのか?ということを記載していくことになる。この添付資料を見て、各人がその

”ゆらぎ”の行動を評価していくのである。評価項目は、

①次元レベルをきちんと捉えてるか

②次元レベルの役割をどう考えるか

③その下の次元から自分までの役割をどう捉えているか

④自分が行う行動が的を得ているか

⑤各次元にどれほど当事者意識をもって行動しようとしているか

 

これらの5つの評価項目を総合的に見ていき、評価を行うのである。評価はAさんの全”ゆらぎ”をチェックしつつ、添付資料をチェックしつつ、それぞれの”ゆらぎ”がどう増幅されていったか、どう結果が出たか、などが評価されていく。これを各人が評価しきれるのか?という問題もあるが、あくまで評価するポイントとしてという話を記載したまでだ。手法はこれから技術が発展していくなかで、一つずつ課題を解決していけば、いずれ誰もが評価できるようになるのだろう。

 

 

いかがであろうか。この”次元”という要素は、極めて重要であり、決して外すことはできない項目だ。評価の仕方も各社で工夫が必要だとは思うが、何をどう評価するのかは理解いただけると思う。添付資料のあり方は結構難しい。何をどう思い、どう当事者意識をもって行動しているのかを添付資料にてまとめるとなると、バラツキも出てきてしまうし、評価する個人の力量も問われるであろうから工夫が必要だ。それらの結果をAIが集計して点数化するということになる。

 

ポイントは、しっかりと当事者意識をもって、的を得た行動をしていれば、必ず”愛”は相手に届くのであり、多くの人が共感し、行動を増幅してくれるのである!よって、”ゆらぎ”を維持するために行動を起こすが、その行動をするたびに増幅されるのか、されないのかによって、どんどん差はついていく。自然と結果は出るのだ!その結果を重視しつつ、添付資料を見ながら評価していけば、各次元レベルでの役割経験が評価できるのだ。この役割経験をきちんと評価できることが、組織を強くしていき、人を成長させていくことになるのだから、極めて重要なのだ!