目標設定の立て方(老年レールに乗る)

先に算命学の概要について記載した。自分軸(本質グループ)、レール、老年レールが分かれば、方向性が分かるのであった。逆にわからないと、全然違う方向性に自分のキャリアプランを立ててしまい、全然人生が上手くいかない!ということになりかねないのだから。

 

算命学を用いると、下記のようにしっかりと自分のキャリアプランが立てられる。どのように生きて、どのような課題に向き合って、どこに向かえば良いのか、エネルギーは低いのか高いのか、どんな性格なのか、相手との相性はどうか、などが全て分かるので、生きるのが楽になるだろう。会社の社長であれば、経営方針が明確化でき、経営が楽になるだろう。今回は、老年レールについて記載したい。

 

○老年レールについて

人間の場合、老年レールとは、十のグループに分かれる。これは算命学でいう”年柱の蔵干通変星”

として表わすことができるのだった。ただ、象意は先の本質グループと同じく、陰陽五行の十のグループ

の象意と同じである。詳細についてはこちらを参照

 

老年レールとは何か?ということだが、老年レールとは、死へ向かう間際に出てくる最後の性質ともいう。結局、人生とは、統合を目指していくものだ。40代以降は必至で、カルマの解消を目指すのだが、カルマを解消してクリアになった暁には、老年レールに乗って、死への恐怖と闘いつつも充実した老後を過ごすということになる。つまり、このようなイメージになる。

・個性:~20才までに確立する→ 発達課題第1~5段をクリアするための時期

・本質グループ:20~39才の頃に表出→ 発達課題第6段「親密性」をクリアするための時期

・生涯レール:40~64才の頃に表出→ 発達課題第7段「世代性」をクリアするための時期

・老年レール:65~84才の頃に表出→ 発達課題第8段「統合性」をクリアするための時期

という具合だ。統合とは、何を統合していくのであろうか?これが老年期では重要となる。

 

1.男性性と女性性の統合

多くの人は20代、30代といった若い頃には、「男or女としての自信」を確立するために、競争社会の中で生存できる力や闘争的な力を鍛え上げることに注力するものです。ところが自分の内面に目を向ける中年期に入ると、それだけでは人生の後半生を渡っていけないことに心の深い部分でうっすらと感じるようになる。そこで、無意識の中に潜んでいるもう一つの自分らしさである「異性」に直面し、異性の心の機能に関心を持つようになる。

 

例えば、女性ならば、家庭生活においては、女性らしい優しさや感性こそ、夫婦関係や子育てには必要なものだ。それなのに、男性的なルールや理屈で家族を縛りつけたり、合理性を追求していくことで、家庭から安らぎが消えてしまうことも少なくない。頑張れば頑張るほど煙たがられ、敬遠される。とはいえ、そうした「いばらの道」を歩みながらも、男性性に目覚めた女性は、中途半端にその道を降りることができず、突き進むしかない。男性性は、甘えや妥協を許してはくれないからである。


しかし、男性性の段階を昇り切り、強さと知性を身につけた女性には、真の充実感と満足が待っている。苦境の末に人生を洞察する力を得れば、“女は女らしく”、“男に負けない”といった偏狭な価値観に留まらず、女性的な面も男性的な面も統合した深い人間性を築くことができるからだ。

 

こうして、男性性と女性性を統合させ、深い人間性を完成させていくこと――。このプロセスが中年期に行うべき課題の一つなのだと、ユング心理学では伝えられている。これがまず中年期でクリアしておくべ

き統合の1つである。男性性と女性性の統合というわけだ。

 

 

2.陰陽五行の統合

例えば、上記のような生涯リズムをもっている女性の例を見てみる。

・個性:”胎”

・本質グループ:火(陽)

・生涯レール:木(陽)

・老年レール:火(陽)

となる。

 

このような方は、”火”と”木”という、五行のうちの2つの要素を強く持つという事になる。細かく言えば、強くではないが”水”や”土”の要素も持つのであるが、ここではこの話は割愛する。とにかく、強く持つ要素としては、”火”と”木”というわけだ。そうすると、残りの3つの要素を、何かしらの方法で得ることで、陰陽五行の統合をしていきたいと思うのである。

 

つまり、この老年レール:65~84才の頃は、老年レールに乗ることはもちろんだが、それ以上に「統合」という要素が大きく影響する。自分に無い軸をいかにして理解し、受け入れ、自分の中に取り入れていくか?ということだ。それゆえ、むしろ、自分に無い軸こそが重要となるのかもしれない!例えば、

・個性:”胎”

・本質グループ:水(陰)

・生涯レール:金(陰)

・老年レール:金(陽)

 

というパートナーを得ることで”水”と”金”の要素を得ることが出来る。他には、

・個性:”長生”

・本質グループ:土(陰)

・生涯レール:木(陽)

 

という子供が生まれ、”土”の要素が満たされ、家族内で陰陽五行がすべて満たされ、陰陽五行の統合

が完了するという具合だ。多くの人は、このように”家族”を持つことで、陰陽五行の統合をクリアしていくのだが、一部の人は、家族を持てなくなったり、子供に恵まれなかったり、不思議と家族全員の陰陽五行を見ても、五行が満たされないというケースもある。つまり、下記のようなパターンだ。

・個性(夫):”帝旺”

・本質グループ:火(陰)

・生涯レール:金(陰)

・老年レール:金(陰)

 

・個性(妻):”胎”

・本質グループ:水(陰)

・生涯レール:金(陰)

・老年レール:金(陽)

 

・個性(子供):”絶”

・本質グループ:水(陰)

・生涯レール:金(陰)

 

家族すべて合わせても、まだ、”木”と”土”の要素がないというパターンだ。このような場合、家族内でも埋められないので、今度は、友人・仲間にて埋めていくことになる。つまり、その友人・仲間が、家族と同じくらいかけがえのない存在となるような関係性の仲間がいるということになる。

 

こうやって、陰陽五行の統合が、完了すればよいのだが、完了しきれない場合は、ずっと偏った考えしかできず、人を受け入れられないということが続く。というのも、自分に無い要素の性質は、どうやっても受け入れ難いのが本音だ。しかし、それが家族や仲間に、自分に無い要素があると、日々接しているので、受け入れざるを得ない環境となり、徐々に、こういう考え方もあるのだ、と理解できるようになってくる。これが、陰陽五行の「統合」というプロセスだ。

 

人は、そもそもまったく性格がそれぞれ異なる。その異なる性格を受け入れていくには、相当な心のゆとりと、経験が必要だ。子供にはその要素が無いのは、あたり前で、魂のシナリオでは、統合のプロセスは、中年期から老年期にかけて行われることになっているのだから。よって、中年期から老年期にかけ

て、ほとんどの人が、男性性と女性性の統合、陰陽五行の統合をうけて、性格が丸くなり、穏やかになり、いろんなことが許せるようになってくる。これが生涯目標へむかうために必要なステップなのである!

 

話をまとめると、結局は老年レールと呼ばれるレールに乗って、性質が老年期に表出してくるのだが、それと同時に、ほかの性質も自分には無くともパートナーや仲間にあり、それらを受け入れられる心のゆとりを持つことができていれば、そのまま老年レールに乗って、一気に生涯目標の達成へと向かっていくというわけだ。

 

しっかりと、自分自身がいままでやってきた職業的役割、家族的役割、社会的役割に自信を持ち、充分にやってきた!という自分のなかの確固たる信念こそが、老年レールと呼ばれるものであり、それに乗りつつ、もちろん、他の人たちの支えがあったからこそ、ここまでこれたという感謝の気持ちももちつつ、統合していくというわけだ。この後は、やすらかな死へと、向かっていくということになる。

 

 

いかがであろうか。これが老年レールに乗るということだ。ここに向かっていけば良いのだが、統合できずに、多くの人が苦しんでいることもまた事実である。話は変わるが、これと同じことが、組織でも言える。陰陽五行の要素が偏った組織メンバー構成になっている場合、明らかにバランスが悪い組織になっている。そのような組織はとてもギクシャクしているのであろう。この組織の話については、また、次回以降記載していきたい。