目標設定の立て方(相生の関係)②

先に算命学の概要について記載した。自分軸(本質グループ)、レール、老年レールが分かれば、方向性が分かるのであった。逆にわからないと、全然違う方向性に自分のキャリアプランを立ててしまい、全然人生が上手くいかない!ということになりかねないのだから。

 

算命学を用いると、下記のようにしっかりと自分のキャリアプランが立てられる。どのように生きて、どのような課題に向き合って、どこに向かえば良いのか、エネルギーは低いのか高いのか、どんな性格なのか、相手との相性はどうか、などが全て分かるので、生きるのが楽になるだろう。会社の社長であれば、経営方針が明確化でき、経営が楽になるだろう。

この図からあらゆることが読み取れるという訳だ。その読み取り方は以前にも記載したので、添付しておくので、参照ねがいたい。

 

40年目以降の会社についての考え方

40年目以降の会社の方向性とは

 

さて、難しいのが、30代後半から40代前半にかけて起きる自分軸(本質グループ)⇒レールへの移行についてだ。ここが上手くいく人と、上手くいかない人では、人生の後半戦を上手く波に乗れるか乗れないかの分かれ道になる。それゆえ、このグループからレールへの移行を熟知していないと、厳しくなるかもしれないのだから、是非知っておきたいのだ。なお、それは60代前半から60代後半にかけて起きるレール⇒老年レールへの移行についても同様なことが言えるのでそう思って見ていただきたい。その詳細を今回記載したい。

 

グループからレールへ移行する際(同様にレールから老年レールへ移行する際)、ポイントになるのが、その関係が相生の関係か、相剋の関係か、比和の関係か、ということだ。この関係性は魂のストーリーなので、自分で選べるわけではないので受け入れるしかない。

 

今回も、相生の例で見てみよう。相生の場合、協調関係にあるので、スムーズに移行できるケースが多い。自分の方向性が、30代後半から40代前半で自然に方向転換していくのだから、あまり気づかないケースも多い。

 

高橋大輔(35才) 1986年3月16日生まれ

・本質グループ: 土(陰)

飛びぬけた発想、奇抜な行動は苦手。前例のないことはやる気がせず、一歩一歩着実にことを進める。

引き受けたことは責任をもってしっかりやり遂げるので、信用がある。何ごとも金銭に結び付けて考え、質素倹約の念が厚く、無駄が少ない。どんなに困難な仕事でも堅実にやり抜く。ハイリスクは好まず、保守的、陰険、打算的でネバリ根性があり、我慢強い。

・レール: 金(陽)

干渉されることを本能的に嫌い、仕事熱心で、カッコをつけたがる。人情に厚く、部下や目下の者が慕ってくれば、親分肌で徹底的に面倒を見る。自分を厳しく律せられることから、自分を捨てて親分に仕えるという性質をもつ。知的で活気にあふれ、勇敢な反骨精神をもつ。裏表を使い分けることなどできない正直者で一本気、純粋で直情型。外向性人間で律儀だが、神経が鋭く、人に馴染みにくく、乱雑で、スジにこだわる。

 

ちょうどレールが強く出てくる時期ゆえに、ここで大切なのは金(陽)の方向性に乗っていくために、勇敢な反骨精神ばかりをやっていると、土(陰)から外れていく。あくまで土(陰)は大地と言われるように、一歩一歩堅実に着実にという方向性なのだから、我慢強く、コツコツと積み上げていくと良い方向性なのである。だからこそ、30代はしっかりと自分軸にのり、40代はそのまま自然とレールに乗っていくという流れがベストだ。

 

じゃあ、どうすればいいかというと、まずは、中年期ゆえに、グループにしっかりと乗っている状態で、レールの金(陽)に乗ることを目指す。

○グループの土(陰)の特徴は、大地ゆえに、地道でコツコツだが、打算的で嫉妬心が強いので要注意。なお、土(陰)の開運ポイントは下記の通り。

・資産やお金を貯蓄していく。

・小さな努力を重ねて、日々出来るかぎりのことを全力でやりきる。

・繰り返しの安定した日々を送る。

 

○レールの金(陽)にきちんと乗ることも重要。金(陽)の開運ポイントは下記のとおり。

・ぶつかっても止まらず、走りながら軌道修正していく。

・自分中心の視点(主観)から生み出される独自のルールや判断基準で判断しない。

・何事にも白黒をはっきりつけていく。

 

土(陰) → 金(陽)という相生の関係であり、土(陰)が弱く、金(陽)が強すぎて、多少乗りにくさはあるが、協調関係であることには変わらない。とにかく土(陰)にしっかり乗ること!そこから、徐々に金(陽)のレールに乗っていけば良い。実際には、高橋大輔さんの場合、土(陰)に乗れていなかったから、そこからレールの金(陽)に乗るのが難しかった。まずはじっくり土(陰)に乗りたいところだったが、そのままそこから動けず、目標を見失っていまい、同じことを繰り返す日々だった。

 

○生涯目標を確認 ⇒ 生涯現役でいたい! 

将来の目標が現役であり続けるというと、金(陽)のレールに合致しているかは微妙である。金(陽)は、

強い意志力、確固とした信念、さらには自負心も強いので良いが、万事に粗雑で冒険心が盛んで、深く考えず、すぐに行動に出がち。

⇒ 現時点では、アイスダンスで活躍しており、「フィギュアスケート・NHK杯」では3位になるなど、結果も残している。50才まで現役を続けると答えており、必死でもがいている様子である。

 

2004-2005シーズンには、大学入学に伴う環境の変化やプレッシャーや、シーズン前半のアジア選手権で右足首の神経の炎症を起こしたことによりモチベーションが低下し、スケートをやめたいとさえ思っていた。しかし、全日本選手権で6位に沈んだことで気持ちがふっきれ、年明けのユニバーシアードで優勝、四大陸選手権では3位となった。2010年のバンクーバーオリンピックでは日本及びアジア人の男子シングルの選手としては史上初の冬季オリンピックのメダルとなる銅メダルを獲得。五輪でのメダル獲得や世界王者となったことでモチベーションが低下し、現役続行を迷いながらも現役続行を決意。

 

シーズン終了後、5月に右膝ボルト除去手術を受けた。2014年ソチオリンピック本番は団体戦には出場せず、個人戦のみ出場。SPでは4位発進だったが、フリーではジャンプミスが響いて総合6位入賞に留まり、五輪ニ大会連続メダル獲得はならなかった。 2014年10月、岡山市内で現役引退を表明した。 2016年、フジテレビでの2016- 2017シーズンのフィギュアスケート大会放送にて、ナビゲーターに就任。2018年の7月、32歳で現役復帰。日本人男子スケーターでは過去最年長記録。2019年9月、村元哉中アイスダンスカップルを結成を発表するなど、再び現役続行の意欲を漲らせる。


高橋大輔さんの場合、深く考える時間もなかったほど練習に打ち込んできたことが原因であろう。人生を考える時間も無く、とにかく毎日練習につぐ練習を重ねてきて、自分にはフィギュアスケートしかないと思い込むしかなかったのかもしれない。それが、現役引退後、ナビゲーターやTVの仕事をこなしていても、何か物足りないと感じてしまった理由なのかも知れない。

 

そして現役復帰をしたことで、その最大の理由が解消され、一気に心が解放され、50才までやってやる!と逆に振り切れたことで、レールである言い出したら止まらないという金(陽)の性質が顔を出してきたのかもしれない。これで後は、カルマを解消できれば、楽しい人生になっていくかもしれない。それゆえ、今後、ずっと現役でいたい!というのであれば、誰から何を言われようとも、結果がついてこなくても、ずっと選手であり続けることが必要となる。これが生涯歌手を続けて行くという生涯目標を立てたのであれば、通らざるを得ない直近3ヶ年計画ということになる!

 

 

種目は違うが、同じ生涯現役を宣言している人の生き方こそが参考になるのであろう。それが競馬の武豊さんだ。武豊さんは、1998年(平成10年)のスペシャルウィーク東京優駿日本ダービー)を初めて勝利。17万人の観衆によって埋め尽くされた東京競馬場では「ユタカ」コールが沸き起こり、何度もガッツポーズした。武自身は後でビデオを見た時に恥ずかしくなったという。武はこの瞬間を「それまでの人生で、最大、最高の瞬間」と振り返る。

 

武豊さんは、常勝街道を突き進むも、日本ダービーだけは勝てず、勝利を逃し続けるうちに周囲では「武豊はダービーだけは勝てない」というジンクスが形成されるまでにいたるも、武自身は感情に流されずコントロールするのもプロフェッショナルとして必要な素養であると考えていたため、表面上は何気ない風に装って日々努力を重ねた。努力を重ねて勝利を重ねて、ようやく1998年に日本ダービーで勝利できた。その時のコメントが、「何よりも、自分の手で掴み取ろうとする強固な意志があってはじめて、辿り着ける最高の場所です」と、喜びをかみしめた。ここから一気にパワーを発揮し、日本ダービーは通算5回の優勝歴があり、これは歴代最多。そして、日本騎手クラブの東西役員総会の会長にも就任している。
 
一方、高橋大輔さんは、オリンピックで銅メダルを取るも、本当はスケートをやめたくてやめたくてしょうがなかった。大好きなスケートとは言えず、スケートに多くの時間を割きスケートしか出来ないからという理由でスケートを続けていた。その心の悲鳴に共鳴するかのようにケガをして成績も下がっていく。このように苦しみ抜いて、嫌々我慢してコツコツ続けるというのは大地の本質とはかけ離れる。大地とは遠い先を見過ぎず日々を楽しく生きる事!コツコツ貯金して満足すること!人の役に立つこと!などで乗れる。ここがポイント!日々を楽しまない人生をコツコツ送っても大地には乗れないのである!
 
また金(陽)はブレーキがない車で、自分がいいと思うと突き進み他の人が止めようが何しようが止まれない。それほどパワフルである!高橋大輔さんはこの金(陽)のパワーを発揮する前に、土(陰)の本質グループに乗れずに苦しみ抜いた人生であった。しかし、今は、金(陽)のパワーが徐々に開花してきているので、このまま土(陰)に乗り、金(陽)に乗っていけるかもしれない。そんな勢いを感じる。
 

武豊(52才) 1969年3月15日生まれ

・本質グループ: 土(陰)

・レール:金(陽)

これは高橋大輔さんと全く同じ、自分軸、レールを持っているので、極めて参考になるのだ。

 

武豊さんは一気に金(陽)の軸に変わっていったが、変わっていった転機が日本ダービーに勝ったことであろう。コツコツ感情をコントロールし、努力すれば、結果はついてくると自信をもったことが、一気に金(陽)に乗っていくきっかけとなった。今は、前人未踏の通算4249勝で、これまでに7億9610万ドル(約860億円)を稼ぎ出しているというのだから、生涯現役を宣言も納得できる。

 

話を戻すが、生涯現役であり続けたいという目標を立てたのであれば、金(陽)に乗って結果も出し続けていかなければならない。高橋大輔さんも、アイスダンスで結果を出し続けて、生涯現役を貫いていくことができるのか、注目だ。ポイントは、周りを気にしないということであろう。誰に何を言われようとも止まることがないような性格であり、やり続ける!という信念を持ってやっていかねばならない。そして結果をだしていかねばならない。これが老年期へ向かうための中長期計画となる。

 

 

いかがであろうか。直近3ヶ年計画、中長期計画、を立てることが出来たのが理解できるだろう。このようにして人生の目標設定をしていけば良い。会社であれば経営目標をしていけば良い。こうすることで、相生の関係を持つ本質グループ→レールの関係であっても、対処できるということだ。これが分かっていないと、いつまでも本質グループのままで居続け、レールに乗れないということになりかねないのだから。