目標設定の立て方(相剋の関係)②

先に算命学の概要について記載した。自分軸(本質グループ)、レール、老年レールが分かれば、方向性が分かるのであった。逆にわからないと、全然違う方向性に自分のキャリアプランを立ててしまい、全然人生が上手くいかない!ということになりかねないのだから。

 

算命学を用いると、下記のようにしっかりと自分のキャリアプランが立てられる。どのように生きて、どのような課題に向き合って、どこに向かえば良いのか、エネルギーは低いのか高いのか、どんな性格なのか、相手との相性はどうか、などが全て分かるので、生きるのが楽になるだろう。会社の社長であれば、経営方針が明確化でき、経営が楽になるだろう。

この図からあらゆることが読み取れるという訳だ。その読み取り方は以前にも記載したので、下記に代表的な例を3つほど添付しておくので、参照ねがいたい。

理念から中長期計画への流れ 「金」の事例

理念から中長期計画への流れ 「火」の事例

理念から中長期計画への流れ 20年目移行について 「金(陽)⇒火(陽)」の事例

 

さて、難しいのが、30代後半から40代前半にかけて起きる自分軸(本質グループ)⇒レールへの移行についてだ。ここが上手くいく人と、上手くいかない人では、人生の後半戦を上手く波に乗れるか乗れないかの分かれ道になる。それゆえ、このグループからレールへの移行を熟知していないと、厳しくなるかもしれないのだから、是非知っておきたいのだ。なお、それは60代前半から60代後半にかけて起きるレール⇒老年レールへの移行についても同様なことが言えるのでそう思って見ていただきたい。その詳細を今回記載したい。

 

五行思想では、木、火、土、金、水、の間で、「相生」「相剋(相克)」「比和」などの性質がある。

「相生」:順送りに相手を生み出して行く、陽の関係。

「相剋」:相手を打ち滅ぼして行く、陰の関係。

「比和」:同じ気が重なると、その気は盛んになる。その結果が良い場合にはますます良く、悪い場合にはますます悪くなる。

 

 

グループからレールへ移行する際(同様にレールから老年レールへ移行する際)、ポイントになるのが、その関係が相生の関係か、相剋の関係か、比和の関係か、ということだ。この関係性は魂のストーリーなので、自分で選べるわけではないので受け入れるしかない。

 

先日に続いて相剋の例で見てみよう。相剋の場合、対立関係にあるので、スムーズに移行できないケースが多い。自分の方向性が、30代後半から40代前半で自己矛盾的に方向転換せねばならないのだから、それはそれは大変なのだ。

 

○岩崎 恭子(42才) 1978年7月21日生まれ

・本質グループ: 木(陽)

正直に、ゆっくり頑固、粘り強いマイペース人間。まっすぐに、ゆっくり成長する大木のイメージ。ひとつのことにじっくり時間をかけて取り組む努力家で、正直で一本気。頑固者で自分の意見を曲げないタイプ。他人からの干渉を嫌う超頑固者なので、組織人に向かない。

・レール: 土(陰)

慎重な堅実派で、誰とでも気さくに話せ、頼りにされ、相談されやすい場面が増える。堅実、コツコツ型で、石橋を叩きすぎて壊してしまうタイプ。大きなチャンスを逃がしやすく、着実に前に進むことを好む。

 

ちょうどレールが強く出てくる時期ゆえに、ここで大切なのは土(陰)の方向性に乗っていくために、コツコツ堅実的なことだけやっていると、木(陽)から外れていく。あくまで木(陽)は大樹と言われるように、粘り強いマイペース人間で他人からの干渉を嫌う超頑固という方向性なのだから、全く正反対のような方向性なのである。だからこそ、30代は自己矛盾的になり、自分がどのように生きていけば良いかが分からなくなってくるのだ。

 

じゃあ、どうすればいいかというと、まずは、中年期ゆえに、グループにしっかりと乗っている状態で、レールの土(陰)に乗ることを目指す。

○グループの木(陽)の特徴は、大樹ゆえにひとつのことにじっくり時間をかけて取り組む努力家で、正直で一本気。頑固者で自分の意見を曲げないタイプ。なお、木(陽)の開運ポイントは下記の通り。

・自分を守ることを優先し、結果として身内も守る。

・多くのことに手を出さず、ひとつのことに集中特化する!

・良き理解者や指導者に出会えると大きく成長する。

 

○レールの土(陰)にきちんと乗ることも重要。土(陰)の開運ポイントは下記のとおり。

・資産やお金を貯蓄していく。

・小さな努力を重ねて、日々出来るかぎりのことを全力でやりきる。

・繰り返しの安定した日々を送る。

 

木(陽) ⇒ 土(陰)という相剋の関係であり、木(陽)が強すぎて土(陰)がこっぴどく剋されてしまう。とにかく木(陽)にしっかり乗ること!そこから、徐々に土(陰)のレールに乗っていけば良い。実際には、岩崎恭子さんの場合、木(陽)に乗れていなかったので、そこからレールの土(陰)に乗るのも難しかった。まずはじっくり木(陽)に乗りたかったところだが、オリンピック平泳ぎ金メダリストというプレッシャーからか精神状態が思わしくなく、伝染性膿痂疹を発症したこともあり、水泳選手引退という状況になってしまった。

 

○生涯目標を確認 ⇒ 指導者になりたい! 

将来の目標が指導者というと、土(陰)のレールに合致しているかは微妙である。土(陰)は、コツコツ小さな努力を重ねて、日々できる限りのこと全力でやりきるという方向性であり、繰り返し、繰り返しの安定した日々を送ることで高い所までいくというやり方である。慈悲心を持って、相手が望むことをやっていく、という方向性なので、熱血指導者のように自分のやり方が確立されており、水泳の楽しさや速く泳ぐ方法法を教えていくというのとは異なるように思う。

⇒ 現時点では、40才でシングルマザーとなり、1人娘を食べさせていかねばならないという思いから、どんな仕事でも、出来ることがあればやる!というスタンスなのであろうが、それでは木(陽)という本質グループに乗れない。木(陽)とは、自分が中心であり、自分を守ることで家族も守るという方向性である。まずは自分がやりたいことを徹底してやっていき、自分を確立し、自分を守っていかねば、本質グループには乗れないのである。

 

引退後の20代、30代の頃は、金メダリストとしてコメンテーターとしての仕事が多く舞い込み、活躍している。水泳指導者としての資格も取得して、現在も子供たちに水泳指導をしており、今後も指導者の道を歩みつつある現状ではある。オリンピック金メダリストとしての義務感なのか、ほんとうに水泳が好きで、水泳を教えたくて指導者の道を歩んでいるのかは不明だが、水泳を続けていっている。

 

岩崎恭子さんの場合、オリンピックで金メダルをとっちゃったため、その後は嫌になって、嫌気からくる水泳拒否反応からくる伝染性膿痂疹の発症であった。それゆえ、その後のリアリティに乗っていく際にも、金メダリストとして義務感から水泳指導者になっていったのでは、熱量がちがうように感じる。そうではなく、世界でもごくわずかの人しか取れない金メダルをとったのだから、その時の身体の動き、細胞の動き、呼吸法、意識の使い方、精神の在り方、を分析していくのである。そうすると、何が成功に導いたのかが見えてくるのだから。

 

それゆえ、今後、指導者を続けて行くというのであれば、まず木(陽)という自分軸に乗らねばならない。その際に、自分なりの指導法を確立せねばならない。人の真似をしていては決して今の元オリンピック金メダリストというプレッシャーから解放されない。このカルマを解消し、本当に心から喜べる人生、生きてきて良かった!と思える人生にするには、カルマを解消せねばならないのだ。そのためにも、人の真似をしていてはダメなのだ。嫌かもしれないが、自分の14才の当時の記憶を思い出し、身体の動き、細胞の動き、呼吸法、意識の使い方、精神の在り方、を分析していくのである。そうして、再現性を確保するための方法を模索するのである。これが指導者を続けて行くという生涯目標を立てたのであれば、通らざるを得ない直近3ヶ年計画ということになる!

 

⇒ 答えは自分の身体が、自分の細胞が知っている!外に向かって指導者としての勉強をいくら積んでも、それは真似であって、自分軸ではないのだ。自分の身体、自分の細胞に聞くことだ。この方法を確立することが、木(陽)の開運ポイントとなる。そのためにも、良き理解者を見つけることが得策であろう。自分一人では難しいかも知れない。いろんな専門家の意見を聞くのも良い方法であろうが、その専門家に弟子入りして、従ってはダメだ。こうなると真似になるから。あくまで自分の細胞と会話する方法を探るだけで良いのだから。

 

⇒ 自分なりの指導方法が確立出来たのであれば、その指導法を使って、コツコツと子供や学生の指導にあたるのが、老年期へ向かうための中長期計画となるのであろう。そう、自分なりの指導法がない状態では、決してレールの土(陰)である、繰り返しの安定した日々は訪れない。いつも不安と焦りに怯えながらの人生となってしまう。その根本原因が、オリンピック金メダリストというプレッシャーなのであれば、そのカルマを解消しないことには、安定した日々は訪れることはないのだろう。

 

種目は違うが、同じ全日本のエースと言われた人のカルマの解消法こそが参考になるのであろう。それが大山加奈さんだ。大山加奈さんは小さいころから身長も高く、バレーボールのエースとして頭角を現していく。高校時代は、主将としてインターハイ・国体・春高バレーの3冠を達成したほど。高校時代は先生があれこれ言わない代わりに、選手同士で厳しく言い合っていたと。できない選手には「ヤル気がないならやらなくていい!」とコートから追い出したり、チームはピリピリした雰囲気。後輩が叱ることもあったという。

○大山 加奈(36才) 1984年6月19日生まれ

・本質グループ: 木(陽)

・レール:土(陰)

これは岩崎恭子さんと全く同じ、自分軸、レールを持っているので、極めて参考になるのだ。

 

大山加奈さんは、1つ年下の妹(未希)から怒られたことがありますと。「キャプテンなんだからしっかりしなさい!」って。大山加奈さんは、その後、全日本でもエースとして個性を見せ始める。全日本に選ばれた時は、まだ高校生であり、ただ一人の高校生として注目を浴びる。しかし、その後はケガや病気が重なり、復帰しては休業しを繰り返すも、やむを得ず引退する。経歴としては、岩崎恭子さんとよく似ているのだ!

 

引退後は、公益財団法人日本バレーボール協会の広報委員ならびに国内事業本部委員、公益財団法人日本体育協会の情報誌“Sports Japan”編集部会員を務めながら、全国で講演活動やバレーボール教室に精力的に取り組み幅広く活動している。バレーボールが好きだから、自分がやれなくても、人や組織を支えていくことでバレーボール界へ貢献したいと考えている様子。

 

その指導法は、とてもしっかりとした自分軸を持っていることがわかる。以下こちらより抜粋。

『小学生でも、考えることができるんだなっていうことにすごく感動して、それを先生(コーチ)たちにも伝えるんです。そうすると、皆さん「そんなこと思ってたのか」とびっくりして。子どもだから全部教えてあげないと駄目だって思ってたけど、違うんだ、って。一から十まで教えなきゃだめだって思うんですよね。でも違うんです。』

 

『追い詰めるような練習っていうのが、まだまだありますね。バレーボールには「ワンマンレシーブ」っていう特徴的な練習があって。あれはなくしていったほうがいいと個人的には思っています。私は、全国大会のシステムを変えていかないと、現場は変わらないんじゃないかと思っています。私自身、小中高と日本一をひたすら目指して、日本一にならせてもらったからこそそう思うんです。小学校から日本一を目指すことが本当に正しかったのかな?って。』

 

『引退をして、海外の選手たちの練習を大会のときに見させてもらう機会が増えました。ほかの国は、選手が監督と対等だと実感しますね。とくに世界のトップチームはそうですね。中国やアメリカなど、強ければ強いほど対等なんです。中国はもちろん、海外の選手たちはとにかく自分たちで盛り上げて、盛り上げて、みんなで試合に向かっていこうっていうのが伝わってくる。バレーを本気で楽しんでます。』

 

 

という具合に、選手と指導者は対等であるべきで、本気でバレーを楽しんでもらうことを指導のモットーに置いていることがよく分かる。自分なりの指導方法を確立しているのだ!だからこそ、今後、40代になって、レールの土(陰)が顔を出してきたとしても、そのままコツコツと安定した日々を送っていけば良いだけなので、土(陰)のレールに乗れそうだと容易に想像が付くだろう。

 

岩崎恭子さんに話を戻すが、大山加奈さんのように、自分なりの指導法を確立できれば、本当に水泳が楽しいと子供達に思わせることができるのであろう。楽しんで!という指導方法では、子供達は本当に楽しむことは出来ない。

楽しむためには、練習方法を変えて、指導者と選手の対等な関係を構築し、本当に水泳を好きになってもらうことなのだから。これが老年期へ向かうための中長期計画となるのであろう。

 

 

いかがであろうか。直近3ヶ年計画、中長期計画、を立てることが出来たのが理解できるだろう。このようにして人生の目標設定をしていけば良い。会社であれば経営目標をしていけば良い。こうすることで、仮に自己矛盾的な相剋の関係を持つ本質グループ⇒レールの関係であっても、対処できるということだ。これが分かっていないと、自己矛盾に陥り、崩壊していくことになりかねないのだから。