第10次元:太陽系の仕組みを参考にする③

先に、第10次元:太陽系について記載

した。今回も、太陽系について見ていく。

 

太陽系がどのようにしてできたのであろ

うか。その成り立ちを理解できれば、

ティール組織の誕生プロセスが理解

できるということだ。どうしても知りたい。

以下、こちらより抜粋

 

恒星は,宇宙空間に漂うガス雲の中の

密度揺らぎが成長し重力的に崩壊する

ことで,誕生する。そうしたガスの塊は

角運動量を持っているため全てが1点

に集まることはできず,生まれたばかり

の恒星は必然的にガス円盤を伴う。

この円盤こそが惑星の誕生現場であり,

「原始惑星系円盤」と呼ばれる(図1).

 

原始惑星系円盤は中心の恒星と似

た組成を持つだろう。太陽の場合は,

質量にして98%が水素とヘリウムで,

残りの2%が酸素などの「重元素」である。

このわずかな重元素が円盤内で固体

となり,地球のような岩石惑星,さらに

はガス惑星の氷/岩石コアを作ったと

考えられる。

具体的には,小惑星や彗星の存在が

示唆するよう,この重元素が「微惑星

と呼ばれる半径数kmの固体魂となり,

それが衝突・合体を繰り返し,原始惑

星となったと考えられている。

 

天体が大気をまとうには,ある程度の

大きな質量が必要である.なぜなら,

ガスの乱雑な熱運動を重力によって

抑え込まなければいけないからだ。

別の言い方をすれば,惑星からの脱出

速度がガスの音速をだいたい上回ると,

そのガスを大気として捕えることができる。

その時の質量は,ガスの温度と組成に

依存するが,100K程度の水素の場合,

地球質量の約1%である。

惑星の質量が大きくなると,大気の質量

も増加する。これは,円盤ガスに埋もれ

ている天体特有の性質だ. 惑星の質量

が大きくなると,惑星表面ではなくもっと

上空で脱出速度と円盤ガスの音速が等

しくなる。

 

惑星の質量がある臨界値を超えると, 

暴走的なガス集積が起きる。それは,

大気質量がコア質量と同程度になる頃

である。それは次のように理解できる。

原始大気の中では,コアからの重力を

ガスの圧力で支えている。その圧力を

維持するには熱エネルギーが必要だ。

小さいコアに束縛されている希薄な原始

大気は,外因的に与えられる有限のエネ

ルギーで十分に静水圧平衡状態を維持

することができる.しかし,コアの質量が

大きくなり,大気質量がそれと同程度に

なると,大気の深部も重力源となり上層

部をひきつける。 これを原始大気の

「自己重力」という。

原始大気の自己重力が卓越すると,

与えられたエネルギーだけでは 不十分

となり,原始大気は自分自身で収縮し,

それ自体の重力エネルギーの解放に

よって静水圧平衡状態を保とうとする。

しかし,収縮の結果,原始大気深部の 

密度はさらに上昇する.その結果,さら

なる自己重力の増大によって原始大気

が収縮し,さらに円盤ガスを獲得する。

このような正のフィードバックによって, 

暴走的な円盤ガス捕獲が起こるのだ。

 

上で見た暴走的なガス捕獲はいつ

まで続くのだろうか。円盤ガス起源と

考えられる分厚い大気をまとう巨大

惑星の質量は様々である。太陽系だけ

でも,木星(約318地球質量)から海王

星(約17地球質量)まで4つの巨大惑

星が存在する.系外惑星系をみれば,

木星のさらに10倍の質量までより広範

囲にわたる。こうした質量の多様性は

どのように生まれるのだろうか。

 

上で述べたように,コアの質量が臨界

値を超えると, 暴走的なガス捕獲が

起きる。しかし,そのガス捕獲を駆動する

エンベロープの収縮はどんどん激しくなり, 

ついには円盤ガスの供給が追い付かなく

なる。そして,最終的には,ディスクによる

ガス供給が律速する段階を迎える。惑星

は,近傍の円盤ガスを重力的に散乱する

ことによって,円盤にギャッ プを作ろうと

する。一方,円盤ガスは乱流粘性による 

拡散あるいは圧力勾配による押し戻しに

よって,それを埋める。しかし,ある程度

以上大きくなると重力散乱が非常に強力

になり,定常的なギャップが開く。通常の

円盤では,圧力勾配による押し戻しで決

まる条件の方が厳しく,重力散乱と圧力

勾配による埋めの効果が釣り合うときの

質量がギャップ形成の目安である。

 

その条件によると,ガス惑星の最終的な

質量は 円盤ガスの温度で決まり,惑星系

の外へ行くほど大きくなる。しかし,これは

太陽系の現在の構造とは合致しない。

なぜなら,太陽系では外へ行くほどガス

惑星 (木星海王星)の質量は減少する

からである。

図5に,原始惑星系円盤の長期的な粘性

進化と蒸発,そして惑星へのガス流入

同時に考慮したモデルが与えるガス惑星

の最終質量を中心星からの距離ごとに示

した。特徴的な領域がおよそ3つあること

が分かる。

まず,中心星に近い領域で,上で述

べたようなギャップ形成によってガス

惑星の成長が終わる領域だ。

しかし,粘性や圧力勾配によって決

まる条件に比べて,10倍程度大きい。

これはギャップが開き始めても,その

後にギャップを介して円盤ガスが流入

できることを示している。

次に,中間領域では,ギャップの形成

が遅く,円盤ガス全体が惑星へと流入

できる。つまり,惑星の質量はほぼ円盤

ガスの質量で決まる。

最後に,遠方領域では,ガス集積自体

が遅く,先に円盤ガスが消失してしまい,

わずかな量の円盤ガスしか獲得できない。

外へ行くほど惑星質量は小さくなる。

おそらく土星天王星海王星はこの領

域で形成されたと考えられる。

 

 

これらのことを会社に置き換えて見て

みよう。

ティール組織から事業部が出来て、さら

には幾つもの”ゆらぎ”が点在しているよう

な状態が、原始惑星系円盤と微惑星であ

ろう。この微惑星である”ゆらぎ”が衝突・

合併を繰り返してチームになっていくので

あろう。

このコアがさらにガスを纏っていくために

は、質量が必要だ。会社でいうと人数が

必要だ。ある程度の人数が増えてきた

チームは層状の”ゆらぎ”を纏いつつ、

その質量を拡大していく。

 

太陽の中心に近いほど密度の濃い惑星

となるように、事業部の中心事業に近い

ほど、密度の濃いチームになる。

密度の濃いチームは、岩石のコアとなり、

盤石な基礎を築き、ゆるぎないコアとなる。

一方、外側の方にいくほど、コアの密度が

薄くなり、ガス惑星となる。つまり、人が

盤石な基礎というよりも、人が入れ替わっ

たり、流動性の高いチームとなるのだ。

 

ポイントは、人数が増えれば人を引きつけ

る力も強くなり、ある臨界値を超えると、

爆発的に人を引きつけるようになるという

ことだ。指数関数的な引きつけ具合だ。

これは、SNSやユーチューブを見ていても

同様の動きをするので、理解できるだろう。

 

また、地球型の岩石惑星になるか、木星

のガス惑星になるかの違いにも注目すべき

なのであろう。

太陽に近いほど、岩石惑星になっており、

一番近い水星は、非常に高い圧力を保有

しての小さな惑星となっている。

一方、木星土星は、とても大きな半径に

なっており、広範囲にわたりガスを引きつけ

ていることがわかる。

そして、太陽からほど遠い、天王星海王星

までになると、半径は小さくなるガス惑星に

なっていくのだ。

 

このような太陽系のモデルをティール組織

の事業部構造に適用すると、とてもしっくり

くるのだ。ぜひ、参考にしたい。