第9次元:地球サブシステムの相互作用を参考にする②

先から第1次元~第10次元まで

の生命体の維持・運営の仕組みを

参考にすれば、第3次元:ティー

組織という生命体の維持・運営の

方法が見えてくるということを記載

した。

 

今回、第9次元:地球という生命体

について引き続き見ていく。地球

システムという分野を学んでいく。

以下こちらより抜粋

 

地球システム内の相互作用と非線

形性を考えに入れた惑星限界という

概念が、ロックストロームらによって

導入され、幸福に暮らせる安全な

活動領域を人類に提供する惑星限

界の設定の鍵となる環境プロセスが

特定された。

ロックストロームらは9つの惑星プロ

セスを特定し、それらのうちの7つに

対して安全な惑星限界を提案した。

気候変動、

生物多様性の損失速度、

窒素とリンの循環、

成層圏オゾン層の破壊、

海洋の酸性化、

世界の淡水使用、

土地利用の変化、

の7つである。

 

提案された惑星限界の位置は、

危機的な環境システムに有害な

変化をもたらす引き金を引く可能

性がある、重大なフィードバックや

非線形シフトの危険性から距離を

置いて、安全であると考えられる

位置に置かれた。

 

環境の危険性には不確実な領域

があり、それも常にあるだろうという

認識の下、プロセスにとっての安全

な位置は、科学による現状の評価

に基づかせた。その個々の環境プロ

セスにとって安全な限界のレベルは、

予防的措置が反映されるよう、この

科学的に不確実である領域の下端

に選定された。その惑星限界は、

資源の欠乏に関係するのではなく、

人の活動によって駆動される速度と

プロセスに関係する。

 

惑星限界の枠組みは、世界規模で

の環境の諸問題が気候変動だけに

はとどまらないことを示す。さらに、

分析された上記の諸々のプロセス

が相互作用すること、つまり、一つ

の安全な惑星限界を超過すること

が、他の惑星限界からの距離に影

響を与えるかもしれないことが、

証拠によって示されている。

例えば、農地の拡張は、陸域生態

系からの炭素排出量を増加させる

ことにより、気候変動の惑星限界に

関係してくるかもしれない。

 

惑星限界の分析において用いられ

た特定の数字については、異論が

唱えられるかもしれないが、その

アプローチによって、オーバー

シュートに関する議論が提供され、

早期の分析によれば、気候変動、

生物多様性の損失速度、窒素循環

への世界的介入という 3つの惑星

限界を、人類がすでに超過してしま

っていることが示されている。

リンの循環への人的介入に関する

最近の追跡調査によれば、リンに

関する惑星限界も、淡水系で超過

してしまっていることがわかっている。

 

上記の閾値を越えないところまで

であれば、人間の圧力に対して

地球システムがとった対応はその

影響を抑えるほうが総じて支配的

であった。これは地球システムが

持つ生来のレジリエンス(回復力)

によって説明され、生物圏は、人に

よって引き起こされたいくつかの

かく乱も含め、かく乱を和らげるよ

うに気候システムと相互作用する。

その結果、世界の生物圏の中の

炭素吸収源が、人の活動からもた

らされる CO2 排出に対して負の

フィードバック対応を行い、1960年

代に年間およそ 20億トンであった

炭素吸収を、2005 年にはおよそ 

40億トンまで増加させた。

しかし世界の環境変化がもたらす

圧力を和らげる生物圏の能力が、

低下してきている兆しが見られる。

例えば、地方レベルでは、湖の

富栄養化が生じ、大陸域レベルで

は、地域の温暖化が増幅して北極

圏の海氷融解が加速されるという

ように、正のフィードバックが増大

している証拠もある。

 

 

このような地球システムという分野

の考え方を、会社にも取り入れたい

と考える。

地球システムは、サブシステム間や

サブシステム内での多くの相互作用、

フィードバック、非線形性を含み複雑で

ある。人間は、地球システムの不可欠

な要素として、その莫大な数と活動を

通して、地球システムを変化させつつ

あるが、これらの変化の影響は一様に

は分布せず、人々や場所によっては、

他よりも大きな影響が及んでいる。

全体として、地球システムが余りにも

複雑であるため、地球システムへの人

間による圧力の急激な増加が及ぼす

結果を予想することは出来ないが、

それを超えると突然の不可逆的な変化

を生じる閾値に既に到達しているか、

または到達しようとしていることは明らか

である。これらの変化は、地球の基本的

な生命維持機能に影響を与えるだろう。

 

このような考え方を会社にも取り入れる

ということだ。

会社(ティール組織)の経営は、サブシ

ステム間やサブシステム内での多くの

相互作用、フィードバック、非線形性を

含み複雑である。従業員は、ティール組

織の不可欠な要素として、その莫大な数

と活動を通して、ティール組織を変化さ

せつつあるが、これらの変化の影響は

一様には分布せず、人々や部署によっ

ては、他よりも大きな影響が及んでいる。

全体としてティール組織が余りにも複雑

であるため、ティール組織への従業員に

よる圧力の急激な増加が及ぼす結果を

予想することは出来なが、それを超える

と突然の不可逆的な変化を生じる閾値

に既に到達しているか、または到達しよう

としていることは明らかである。これらの

変化は、会社の基本的な生命維持機能

に影響を与えるだろう。

 

地球のシステム、サブシステムに

ついては下図のとおりだった。

 

 

同様に、会社のプロジェクトチームに

ついてみてみると、下図のようになる。

こちらより抜粋

これは化粧品の自動販売機のシステム

開発というプロジェクトの例だ。

システム内部構造は、システムを独立

したサブシステムにブレークダウンした

ものでブロックやモジュールなどチーム

や技術者が扱える単位まで繰り返す。

このブレークダウンは本質的に試行

錯誤からなる作業であり、ブレーク

ダウンした結果を評価することができ

る仕組みを持っていることが重要だ。

システム要件はサブシステムへの

ブレークダウン結果を評価するため

に必要となる。

 

システム設計の後はほとんどの場合、

ボードや機構やソフトに分かれて、

あるいは、機能ブロックごとに分かれて、

それぞれの担当者やサブチームで同時

並行に開発作業が進められる。このとき、

どのようなサブチームで分かれるのか、

どのようなスキルのメンバーがいるのか

など様々で、だからこそ、システム設計者

は、サブチームやメンバーの実力・能力

に合ったアウトプットにするところまでを

自分の仕事とする必要がある。

 

そして、システムの運用時には、モニタ

リングをしていくのだが、そのモニタリ

ングは地球システムと同様に、サブシス

テムの機能に限界値を設ける。その限界

値を超えない内は、安全に運用されてい

るのだが、限界値を超え、不確実性領域

にまで差しかかると、イエロー信号で、

不確実性領域を超えると、レッド信号を

アラームとして発信するという運用を

しているのだろう。

 

 

このようなプロジェクトチームがいくつも

存在するのが会社というものだ。

会社内には20も30ものプロジェクトが

同時に動くのであり、時間も、長いもの

から短いものまで様々ある。

それぞれのプロジェクトチームは上記の

ように閾値が管理されており、サブシス

テムが機能するように管理されている。

その1つ上の次元では、部署という単位

にていくつかのプロジェクトチームを

部署毎に管理している。その部署という

機能の1つ上の次元に会社があるという

具合だ。

 

よって、各部署も上記のプロジェクトと

同様に管理されており、閾値が管理され

ており、閾値を超えるような場合は会社

からの対策が施されるという管理方法

であろう。

 

よって、従来の組織のように、従業員

一人一人に指示をだして、動かすよう

な仕事のさせ方はしない。

従業員一人一人は、自らの考えで動く

のだが、システムで管理されている

閾値を超えるような行動をすると、

アラームがなって、バリデーターなり、

経営側の人間がチェックにやって来る

という管理方法になるのだろう。

地球システムと同じような管理方法だ。

 

このように管理していけば、地球上で

人々が振る舞うような自由な行動と

同じように、会社内でも従業員は自由に

振る舞うことができるということだ。自由

に振る舞いつつも、ルールやシステムの

監視はされているのであり、それは地球

上でも会社でも同様だ。

まったく自由に好きな事をしていいのが

ティール組織だ!というのは見当違い

であることが分かるだろう。