第1次元:人間のDNAの転写を参考にする

先にティール組織は、入れ子型の

構造を持つのであり、それゆえに、

各次元が同じような構造を取ると

考えるといろんな発見があると記載

した。

 

今回は第1次元:生命体のDNAの

仕組みを参考にする。

こちらを参照

 

遺伝子が働く際には、まず、遺伝子

の部分の塩基配列が読み取られ、

mRNA(メッセンジャーRNA)という

物質に転写される。そして、mRNAに

転写された情報通りにアミノ酸がつな

がれていく。これを翻訳という。

このmRNAの産生が遺伝子のオンであ

り、使われない(オフ状態の)遺伝子

ではmRNAに情報が転写されない。

遺伝子オフの調整には、基本的にDNA

塩基配列とその配列を読み取って

結合するタンパク質が関わっているが、

それ以外に、DNAやヒストンの一部に

特殊な"印"を付ける(修飾する)こと

でも、遺伝子のオン・オフが調整され

ることがわかっている。特殊な印とは、

メチル基やアセチル基といった原子団

を結合させるというものだ。メチル基

を付けることをメチル化、アセチル基

を付けることをアセチル化という。

例えば、遺伝子制御領域のDNAがメチ

ル化されると、遺伝子の働きがオフに

なり、逆に、付いていたメチル基が

外れるとオンになる。また、ヒストン

の一部がメチル化されると、遺伝子の

働きがオフになり、逆に、ヒストンの

一部がアセチル化されると、遺伝子の

働きがオンになることが知られている。

このように遺伝子の働きのオン・オフ

を制御するためにDNAやヒストンに

特定の印がつけられた状態のゲノムを

エピゲノムというわけだ。

 

 

 

以下、こちらより抜粋。

どうすればDNAのスイッチが切り

替わるのだろうか?
その詳しいメカニズムはまだ研究途

上だが、食事や運動などによって

「DNAメチル化酵素」の量などが

変化し、スイッチが切り替わることが

分かってきている。特に影響が大きい

と考えられているのが、生活習慣に

よるスイッチの変化だ。

 

病気だけでなく、さまざまな能力や

体質などに関わるDNAスイッチを

切り替えるための研究も、盛んに行わ

れている。例えば・・・
○運動する→「脳の神経細胞を成長させ

る遺伝子」のスイッチがオンに

→記憶力アップ!?
○音楽を聴く→「聴覚に関わる神経伝達

物質」を作るスイッチがオンに

→音楽能力アップ!?

 

ほかにも、「老化を進める遺伝子」の

スイッチをオフにして肌を若返らせよう

という研究や、寿命を延ばしたり、糖尿

病を防いだりといった、楽しみな研究が

世界中で進められている。

今、こうした最先端の研究によって、

親が「経験によって獲得した性質や体質」

の一部が、次の世代に遺伝する可能性が

明らかになってきているのだ。

 

 

さらに、突然変異というものも研究され

つつある。

全DNAは、A(アデニン)G(グアニン)

C(シトシン)T(チミン)といった塩基と

よばれる物質がおよそ30億並んだもの

である。

その30億の中でも「遺伝子」は、体に

とって必要なものを作り出す「設計図」

の役割を果たしている。そして「遺伝子」

ではない部分、DNAの残りの98%は何か

というと、体を作る設計図の働きがない

ため、これまでは「何の役割もない

ゴミだ」とさえ言われてきた。解析の

ためにかかる膨大な時間とコスト、労力

から、2%の設計図が集中的に研究され

てきたのだ。

ところが、技術の進歩によって、DNA

解析のスピードが一気に加速した今、

世界中の研究者たちが、全DNAの残り

98%の「ゴミ」領域の解析を進められ

るようになった。その結果、ゴミと

呼ばれてきた領域には、「私たちの

姿形、性格、才能など、様々な個性を

決める重要な情報」が、潜んでいる

ことが次々に明らかになってきたのだ。

 

私たちが生まれるとき、両親から、

半分ずつのDNAをもらうだけではなく、

そこへ必ず、およそ70個の新たな突然

変異が生じることを突き止めた。

そして、そのほとんどは、ゴミと呼ば

れてきたDNAの98%の部分で起きてい

ることがわかったのだ。わずか1世代

で起こる、この変異は、「両親にない

全く新しい能力」をもたらす可能性が

ある。

 

 

さて、ここからが問題だ。

我々は、この神秘の仕組みをどのよう

に利用していけばよいのだろうか?

第3次元:会社という生命体に、どの

ように当てはめていけばよいのだろう

か?ここが最大の関心なのであろう。

 

会社には社長がおり、その下には

事業部を統括する役員がおり、その

下には部署を統括する部長・課長が

おり、その下には一般職員がいる。

一方、人間はというと、細胞や組織

さらには器官や器官系にて構成さ

れている。

 

そのDNAはどこにあるかというと、

細胞の核の中にあるのだ。

会社で言うと一般職員の中にある

ということになる。そうDNAは会社の

社長一人が持っているわけではない

のである!ここがまず1つめの相違

点であろう。

 

会社の場合、社長が経営ノウハウ

を持っていて、それを次世代へ託

していく!これがDNAだ!と思って

いるのだろうが、そうではないという

ことだ。一般職員の一人一人の中

にあるというのだ。それが契約社員

だろうが、短期臨時社員だろうが、

派遣社員だろうが、同じくあるのだ。

ここの解釈が難しい。

 

二つ目の相違点として、細胞は常に

新陳代謝しており、その際にスイッチ

をONにするかOFFにするかによって、

新たな細胞に転写する際に、一部

を省略したり、追加したりしながら、

転写していくということだ。

これは、会社で言うと、一般職員が

引き継ぎをする際に、全部引き継ぐ

のか、一部を省略して引き継ぐのか

ということになるのだろうが、問題は

そこではない。

そう、問題は、全てを元々持っている

という点である。全ての情報を持って

いて、ONにするかOFFにするかのみ

を決めて引き継ぎをするというだけ

なのだ。要するに、ここにすべての

DNA情報があって、この環境下では

これと、これが必要だから引き継ぎ

しますね!という具合だ。

 

この2つをどう考えるかだ。

DNAは一般職員が既に保持していて、

引き継ぎは、その無限とも思える

膨大な情報を細分化して自分が必要

な部分のみを展開して解読し、引き

継ぎにはONかOFFを選んでDNAごと

転写して引き継ぐのである。

そして、引き継がれた新たな細胞は

自分がいるべき場所を見いだし、

きちんとそこにDNAを頼りにして

たどり着くというのだ。

そのDNAというのは、社内規則や

行動規範やマナーやインナールール

や営業情報や顧客情報や人事情報

などのものの総合体のことを言うと

以前にも記載した。

 

無限にも近い情報が既に世界中に

あり、本やインターネットなどの

情報となって存在している。

それを自分達が関わる部分だけを

展開して、必要な文章をONにする

というような引き継ぎになるのだ

ろうか。

 

こう考えると、細胞である個々人は

どんな人だろうが、そのポジション

ごとで役割をこなすポテンシャルは

あるということだ。

そして、その細胞1つ1つが複雑な

ことをしているわけではなく、単純な

動作だが、ある条件が来たら教えてね、

というようなシグナルを発信すること

で、組織となり、器官となり、器官系

となっているのだから。

 

よって、その条件設定が人間の複雑な

機能を可能にしているということが

言える。決して細胞1つ1つが複雑な

ことをしているわけではないのだから。

次回、条件設定について今一度、

考えてみる。