”各次元の生命体を見える化する”という思考法!

先に、次元について記載した。次元の

考え方は、ティール組織への移行では

極めて重要であり、”ゆらぎ”を起こす

際に、皆が意識していかねばならない

ことなのである。

 

次元を意識しないと、低次元のゆらぎ、

つまりは、第1次元の人間関係や書類

の効率化など、身の回りのことばかり、

改善したいと提案していくる。さらに、

人事評価や給与、決裁権限の改善を

提案してくる。

 

”ゆらぎ”というのは本来、創発という

行為であり、次元上昇させるための

行為ということである。現状を改善し

たいという小さなアクションではない。

もちろん、現状改善は重要なので、

そのような”ゆらぎ”も大切なのだが、

もっと違う次元の考え方から見たら、

チャンスがあるんじゃないか?とか、

課題があるんじゃないか?とかを、

見つけ出すプロセスを言うのだ。

 

以前に、次元を上げ下げすることに

ついて記載したが、今一度、纏めて

記載したい。

この次元の上げ下げが、今後には

極めて重要になってくるのだから。

 

まずは、次元を下げていく思考に

ついて見てみよう。

 

例:地球上で気温が上昇する

という第9次元の視点から着想を

得たとしよう。

『地球の温暖化を止めるためにも自分

たちがやれることをやっていこう!』

という”ゆらぎ”を起こしたとしよう。

この”ゆらぎ”は、たちまち会社内で

仲間が集まり、意見交換会などの

場が設けられ、今後のやるべき事が

打ち合わせされたとしよう。その時、

集まった仲間は、どのような思考を

するのかというと、下記のような思考

をしていく。

 

・次元(抽象度)Lv9:”地球”から見た場合

(仮に人類は脊髄の役割であるとした)

地球上で気温が上昇すると、北極圏

の氷が溶け出し、未知のウイルスなど

が表出する、洪水が起きるなどのリス

クが高まることが言われている。

詳細はこちら

 

これを受けて、地球という生命体が

危機に陥るということで、まず脳である

”大気”が変動し、脊髄である”人類”も

対策を打つように動いていくことになる

だろう。

脊髄である”人類”は脳や内臓の

各部位と連携を取りながら、気温

が上昇し続けていることによる原因

を探る。その原因が、もしかしたら、

”山・森”が酸素供給という足の機能

を果たせなくなってきたからなのかも

しれないし、”人類”が工業化を進め

て脊髄という地球を支えていく機能

を果たせなくなってきたから、などの

原因が考えられるとする。

それにより、顔である”気候”に腫れ

物が出来て顔が膨れ上がった、つま

り気温が上昇しているという病気に

なっているのであろう。

 

そこで、脳である”大気”が脊髄で

ある”人類”を修正すべく変動してい

き、それにより、台風や大雨などを

降らせていくのかもしれない。

これにより、”人類”は自分自身が

機能していないことを改めて気づき、

考え始めるのだろう。

 

 

・次元(抽象度)Lv7:”世界経済”から見た場合

(仮に日本は脊髄の役割であるとした)

では、Lv7の”世界経済”から見れば

というと、脳の役割を担っている”アメ

リカ”を中心に脊髄の役割である”日

本”や顔の役割である”中国”などの

各国が台風や大雨という異常気象を

止める手段を考えていくのであろう。

その原因が世界各国で展開されて

いる製造工場からの二酸化炭素排出

が原因であったとする。

”世界経済”という生命体は、その排出

を抑えていかねばならないと判断し、

どの部位の役割が機能が落ちている

ためにこのような事態になっているの

かを確認していく。それが、脳である

アメリカ”や顔である”中国”、脊髄

である”日本”が中心となり、二酸化

炭素を排出している現状であったと

する。

すると、脳や顔の暴走を止めるのは

腸や膵臓などの役割であろう。よって、

欧州のフランスやイギリスなどが暴走

を止めるべく、排出量制限の仕組みを

導入しよう!と行動してくるのである。

そうすると、化学工場や火力発電所

や鉄工所などを多く持つ国に規制が

かかることになる。ただ、現状は顔で

ある”中国”が規制に対して反発して

いる状況ではあるのだが。。

 

 

・次元(抽象度)Lv5:”産業界”から見た場合

(仮にアパレル・ファッション産業協会とした)

では、Lv5の”産業界”から見ればと

いうと顔の役割を担っている”キッズ

業界”を中心に、脊髄の役割である

”高級ブランド業界”や足の役割であ

る”機能性ファッション業界”などが、

二酸化炭素排出量制限に対する対策

を考えていくことになるのであろう。

繊維工場は多量の二酸化炭素

排出している。その工場の多くは、

東南アジア、中国などに集中して

いる。よって、東南アジア、中国だけ

二酸化炭素を排出しすぎているの

で、悪だ!というわけにはいかない。

世界各国のアパレル・ファッション

産業界が発注していることが原因

であるために、中国に偏っているの

である。

そこで、アパレル・ファッション産業界

では、製造工程を変えていかねば、

排出量は削減できないと判断し、革新

炭素繊維製造プロセスを開発して

いこうという動きをとる。

 

そうすると、いままでの製造工程が

つかえなくなり、新たに製造工程を立ち

上げるのか、もしくは、新たな投資をし

て、製造プロセスを修正していくのかに

なってくる。

 

 

・次元(抽象度)Lv3:”会社”から見た場合

では、Lv3の”会社”から見ればというと、

脳の役割を担っている”社長”を中心に、

脊髄の役割である”製造部”や足の役割

である”営業部”などが炭素繊維製造プロ

セスの開発に対応すべく、対策を考えて

いくことになるのであろう。

 

会社としては、今までの製造ライン

が使えなくなるというリスクに対応

すべく、膵臓の役割であるマーケ

ティング部などに依頼をして、どの

ような戦略で投資をしていけば良い

のかの、プランを出すように指示する

のかもしれない。または、足の役割

の営業部に依頼をし、炭素繊維

顧客ニーズを洗い出して売り上げ

見込みを予測するよう指示を出す

のかもしれない。

 

そして会社としては、この動きに乗り

遅れてはいけないとし、炭素繊維

移行するためのCFTを立ち上げて

いこう、という行動をしてくるのであ

ろう。

そうすると、メンバー各個人はという

と、CFTに選んでもらえれば、全力で

課題に対応していくのであろうし、

CFTに選ばれなかったとしても、全面

的に協力していくことになるのであろう。

 

 

これが、地球の気温が上昇する!

という1つの事象に対する、各個人に

押し寄せてくる役割の例であった。

このような思考をすることで自分たち

が今やれること!を考え、”ゆらぎ”の

会議の場で、上記のような思考を示し、

賛同を得るのであろう。

賛同が得られれば、炭素繊維なる

ものを、二酸化炭素排出量を抑えて

製造する方法を考えよう!というよう

な行動が次に起こってくるのであろう。

 

こうやって、1つの次元の高い”ゆらぎ”

に対して、仲間たちが次元を上げ下げ

して思考し、自分たちがやるべき事に

落とし込んでいく。その途中の思考を

見える化することで、賛同が得られる

のである。これが見える化されないと、

まったく賛同されないのだ。

地球の温暖化を防ごう!ということに

対して、炭素繊維の製造方法を考え

よう!と発言されても、いったい頭の

中でどのような思考がされてそうなっ

たの?と皆がポカンとしてしまう。

これを、各次元ごとに生命体を意識し、

どう動くかを考えていき、さらに次元を

下げるとどうなるかを皆で考えていき、

やがて、自分たちがやるべき事にまで

降りてくるということだ。

 

このように、ティール組織では、皆で

思考を見える化させることが重要で

ある。その見える化させる際の道具が

生命体理論なのであり、各次元という

考え方なのである。

各次元の生命体がどう動き、どのよう

な課題ができ、どのような病気になる

のかを、その次元の役割の担当者で

あるかのごとく、当事者意識をもって

思考することで、見える化できるという

わけだ。

 

これが、ブレーンストーミングに代わる

新たな思考法として、当方が提唱して

いる、各次元の生命体を見える化する

という方法だ。

この思考法であれば、発想力が乏しい

メンバーであっても、実際の生命体が

目に見えれば、どこが課題なのかが

わかってくるので、もっとこうしたら?

という意見が出やすいのである。

会議の場で一方的に特定の人だけが

しゃべるという状況を改善できるのが

この思考法なのであろう。