理念から中長期計画への流れ 20年目以降についての具体例

先に、20年目以降の会社になると、

理念から中長期計画への流れは、

方向性が難しくなると記載した。

実際には、大株主の影響力が一番

強いのであり、創業者が大株主であ

れば、その影響力は、社長が交代し

たとしても、なお、会社に残るのだ。

これを見誤ると、大きくズレた方向に

向かうことになり、会社は離散して

しまうので、要注意だ。

 

先に、サマンサタバサの事例につい

て見てきた。新社長である藤田氏が

どのような方向性で経営をしていけ

ばいいのかは、かなり難しい。

 

難しい理由として、会社には火(陽)

という創業者からの方向性が残って

いるのであり、藤田氏の十干は、

水(陰)で、生涯レールは金(陰)とい

うように、相いれない方向性なのだ。

よって、自分のカラーを極めて出し

難いのだ。

こうなると、一番よい方法は、裏方の

実務経営に特化することであり開発

やデザインなどの表舞台には別の

人間を責任者に立てて、権限を委譲

していくことだ。こうすれば、火(陽)と

いう方向性のズレを多少緩和できる。

 

なお、開発責任者としては取締役の

誰かが担当することになるのである。

中でも、火(陽)という会社の方向性

と親和できる取締役が良いのだ。

サマンサタバサの役員一覧はこちら

菅原氏、小嶋氏、渡邊さん、では

火(陽)と親和しにくいので開発責任

者にはなりにくいであろう。

よって、戸口さんであれば、まだ親和

していくため、戸口さんを筆頭にして

開発をしていくことが最も良いと見受

けられる。

 

・戸口亜実 1977年9月30日生

・個性:”絶”

・本質グループ:金(陽)

・生涯レール:木(陰)

・老年レール:金(陽)

 

・生涯レールに乗れていきそうか

この木(陰)という方向性を開発の

あらゆる判断基準やツールに落とし

込んでいけるかどうかが、今後の戦略

の最重要事項となるのであろう。会社

も、今までになかった方向性であるた

めに、木(陰)という開発の方向性に

戸惑うであろうが、会社を支えるため

にも、新たな風として、木(陰)という

方向性を取り入れていくことである。

藤田社長と戸口さんがいかにコラボ

して、会社内に浸透させられるかであ

るのだ。

つまり、開発は木(陰)というカラーで

攻めていくのであり、会社は火(陽)と

いう方向性で経営をしていくのである。

2本の方向性が会社内に存在し、混乱

を多少もたらすのだが、木と火は相生

という相性の良い関係性なので、特に

大きな混乱になることは無いと考える。

なお、藤田氏は自分には相いれない

火(陽)や木(陰)という方向性が会社

内の主流になるので、我慢の経営、

裏方の経営、組織強化、人材育成と

いう経営に特化していくことだ。

 

木(陰)が開運していくポイントは次の

ような行動を取った時である。

・自分を守るため、広く人脈を構築して

いく。

・人前に出ていく、外で活躍できる仕事

を持つ。

・幅広い視点から、物事を“現実的”に

とらえる。

 

・センス、ブランド力にものをいわせた

高圧的な営業や広告は難しくなる。

そのため、人脈構築が絶対的に必要

となるので、戸口さんを中心に徹底し

た人脈作りで、あらゆる場に顔を出す

ことで、新商品の場を見出していくこと

であろう。

・人前に出ていく事だが、コーポレート

カラーをピンクや真っ赤な色だけでなく、

戸口さんのカラーである”黄緑”や淡い

グリーンという色を、あらたに用いてい

くと良い。グリーン?と初めは疑問に

思われるであろうが、人脈を生かし、

あらたなカラーとして売り出していく

ためにも、広告を淡いグリーンで徹底

して打っていく事だ。そうすれば、徐々

に市場に受け入れられてくるかもしれ

ないのだから。

・今までは”若い”というキーワードで

売り出していたが、今後は、現実的な

路線に変更していかねばならない。

現実的な価格、高価格だが生地が良

いとか、現実的に納得できる商品を

売り出していけば、幅広い層の顧客

をつかむことができるのであろう。

いままでのように、勢い、勇気、剛直

という押しの一手の営業はもう通用

しないことを十分念頭に置いておか

ねばならない。

 

このような戸口さんを中心とした開発

戦略を立てていければ、後は会社内

の経営を、火(陽)の方向性をもたせ

るように、評価制度、人材育成のやり

方などを変えていけばよい。

 

 

・外部環境のリズム

さて、理念や経営の方向性は理解で

きただろう。あとは、タイミングを見誤

らないことだ。ここも重要である。

会社を操縦するのは社長なので、

タイミングはやはり社長に起因する。

よって、新社長の藤田氏の十干である

水(陰)というリズムが、会社のリズム

になるので、ここにしっかりと乗ってい

くことが、リズムに乗るという事になる。

 

藤田雅章 1954年2月6日生

・個性:”胎”

・本質グループ:水(陰)

・生涯レール:金(陰)

・老年レール:土(陰)

 

・2020年(藤田氏66才)→学習:60

冷静沈着/視界良好/結論が出る/白黒

ハッキリ/勤勉/頭脳明晰/吸収/教訓を 

生かす/出産のチャンス/好評価→何か

にチャレンジしたい時期

2020年になると、社長就任から3年が

経ち、落ち着いてきたころであろう。方向

性の考え方も納得ができ、自分のやる

べきことが見えてくる頃である。視界が

良好になり冷静に、会社の未来が見え

てくるだろう。市場は変わらず”若者”と

いう目線でブランディングされているが、

ここを変えていくには、戸口さんの力で、

淡いグリーンを前面に出して、いくと良

い時期であろう。

 

・2021年(藤田氏67才)→整理:30

迷い/曖昧/生活環境が変化/身内

のトラブル/優柔不断/引っ込み思案/

自ら行動する/仲間の援助/自然消滅/

悶々→迷いやすく決断できない時期

2021年は再び迷いの時期になるで

あろう。理由は、赤字から黒字への

脱却ができず、焦るのであろう。開発

も、そう簡単にヒット商品がでるわけ

でもなく、地道な作業となるので時間

がかかる。その間の焦りがでるのだ。

そうなると、規模を縮小してでも会社

を継続していかねばならない。コスト

カットをしていかねばならないかもしれ

ず、整理にはちょうど良い時期である。

後は、どのような名目でコストカットを

断行していくかであるが、合理的に

やっていくしかないのであろう。

 

・2022年(藤田氏68才)→浪費:20

余裕が必要/細心の注意/人事異動/

転勤・出向/痛い損失/他界(身内など)/

ボー ンヘッド/無駄遣い/気力減退/

仲間を大切に/ビジネスでの決定事項

はハズレやすい→時間もお金も無駄

遣いしやすい時期

よって、2022年は、細心の注意が必

要となる。浪費がかさみ、ビジネスでの

決定事項がハズれやすく、気力も減退

する時期となる。こういう運気が低い時

期こそ、やるべきことは、外へ向かって

いくことではない!こういう時期こそ、

内部の強化をする時期である。よって、

システムの入れ替え、人材育成強化、

財務強化、各種の書類整備、監査対応

などを行うべきであろう。

 

・2023年(藤田氏69才)→活動:50

忙しく空回り/気苦労多し/部下の面倒/

結婚不向/旅立ち/体調万全/柔軟性/ 

意欲的/独立/ビジネス始め/人の上に

立つ機会が増える→この時期は新しい

こと始めるのがベスト!

2023年は、忙しさが増す。しかし売上

に直結するわけでもない。”若者”から

の脱却により商品開発は広がったのだ

が、余計なフォローや人脈構築に時間

を取られ、手間がかなりかかってくるで

あろう。それでもまた新らしい商品を

考案してきた開発部隊の意向をくんで、

実行していくエネルギーはある。

この時期に、新たな商品開発を始め、

市場に挑んでいくのは、ベストな時期

ということだ。

 

・2024年(藤田氏70才)→焦燥:10

苦労/一大事/調和を意識/万事休す/

退職/別離・縁が切れる/脱皮/大胆/

自発 性が必要/イライラ感/孤独/

精神不安定/直感重視→周りと価値観

が合わなくてイライラしてしまいやすい

時期

2024年は、社員の離脱、顧客からも

そっぽを向かれ、危機に陥るかもしれ

ない。孤独で不安な状況に追い込まれ

るかもしれない。それでも、会社を存続

させていかねばならない。そのために

も、開発部隊を信じて、”若者”からの

脱却、ピンクというカラーからの脱却

を図っていかねばならない。

火(陽)という方向性では、ぶつかりや

チームワーク、統率が取れずに一枚

岩になりにくい。金(陰)の方が一枚

岩になりやすいので、方向性を変えた

くなるだろう。しかし、変えても成功は

しないので、変えられないのだ。

ここは耐えるしかないのだ。

 

・2025年(藤田氏71才)→調整:40

積極的/ゆったり/趣味を持つ/レジャー/

お金が回る/遊びの出費がかさむ/

避妊注意/将来への展望/開放感/

落とし穴/人気上昇→注目を浴びる

時期!情報発信を始める良い時期。

よって2025年は、将来への展望を見

据えた計画等の長期計画を策定する

と良い時期となる。交友関係で出費

がかさみ、本業以外の趣味でも充実し

ていくため、気持ちは楽になっていくの

であろう。ただ、それは、本業ではない

ので、落とし穴に注意が必要だ。

しっかりと中長期計画を立てて、情報を

発信していくと、自律しつつ開放しつつ

という良い具合になるだろう。

 

・2026年(藤田氏72才)→成果:90

商談日/努力結実/チャンス到来/実現/

仕上げ・完成/順風満帆/絶頂感/

思わぬ収入/財産的援助の可能性

→今までやってきたことの結果が出る

時期

2026年は成果が出る時期。まさに、

成果を追い求め、想いを実現していく

時期であろう。やりたいと思うことを、

形にしていき、努力を結実させていく

ことだ。この時期は今まで開発してき

た、ピンクに変わる、淡いグリーンと

いう商品が市場に受け入れられる時

期となり、一気に新ブランドのような

取り扱いで、人気商品となっていくの

であろう。ようやく軌道に乗り始めると

いう時期になる。

ここで一気に幅広い年代層への広告

戦略を展開できれば、一気に淡いグ

リーンは、サマンサタバサのカラー!

として人気が出てくるのであろう。

 

 

いかがであろうか。

これが、20年目以降の会社の理念

から中長期計画への流れの具体的

な内容である。

特に難しいのが方向性なのだ。本当

に、新社長と合わない方向性が残っ

ていたのなら、新社長は苦しむことに

なるが、自分のカラーを出しても成功

しないとなると、もはや経営者として

前にも出れず、自分のカラーも出せず

という苦しい経営になる。

よって、新社長が忍耐力がある社長で

あれば良いが、忍耐力がなければ、

自分なりの方向に変えてしまい、結局

は、上手くいかないというケースになる

こともしばしばある。

そうならないよう、しっかりとアドバイス

ができるコンサルタントが近くにいれば

良いのであろうが。