第10次元:太陽系という生命体の目標設定について④

先までは、第1~10次元における方向性について見てきた。今度は、具体的な目標設定にまで踏み込んでみたい。目標設定が出来れば、どうやって行動すれば良いか、メドが立つのであろうから。

 

なお、繰り返し記載するが、我々は1つの次元だけに意識を置いているようでは、上手く立ち回ることができない。常に4つも、5つも、多ければ10もの次元を同時に意識していくことで初めて、上手く立ち回ることが出来るのである。それゆえ、これから1つずつ、各次元での目標設定の立て方を記載していくので、実際にやってもらいたい。同時に意識していくことはとても難しいのだが、やっていくことで少しは慣れて出来るようになってくるのだから。

 

今回も、第10次元:太陽系の目標設定の続きを見ていきたい。先に、具体的な目標設定を行った。

1.ぶつける物体の大きさや形状、速度などによって、小惑星の軌道がどのように変化するのかという実験をしていくこと

2.どうしたら地球の軌道を少しでも変えられるか、ということを研究すること

 

この目標に対して、どのように行動すればそこに到達できるかを考える。そのプロセスを考えていくということだ。それには、小目標を設定し、目標に至るプロセスを細分化していくことが重要なのであろう。さもなくば、目標が遠すぎて、モチベーションが上がらず、具体的にイメージすることも難しいのだから。逆に、細分化することで、まずは小目標①を目指そう、次は小目標②を目指そうという具合に、少しずつ段階を踏んで目標に近づいているという実感が湧けば、モチベーションが湧いてくるハズだ。

そこで、まずはかろうじてイメージが出来る程度のところに小目標①を設定すると良い。かろうじてイメージできるところとは、どこであろうか?それは人によって異なるので、当方の場合で記載したい。当方は宇宙工学の研究者でも何でもない。それゆえ、どのようにシミュレーションしているのか、詳細はわからないため、イメージできるギリギリのところは、地球上からどうやって小惑星の軌道を観測するのか?というところである。まずはそこを小目標①としたい。

 

小惑星の観測について こちらより抜粋

惑星探査を行うには探査対象を前もってよく調べておくことが重要である。対象天体の軌道、大きさ、反射率、自転、大まかな表面状態や組成は探査機や観測装置の設計に重要な基礎情報である。そのような基本情報を得るために、時には自分たちの望遠鏡で、時には大望遠鏡の観測時間を獲得して、また時には国内外の研究者に協力を呼びかけて、目指す探査に必要な情報を獲得していくのが基本となる。

 

地上観測で小惑星の大きさや形状を正確に求めることは実は簡単なことではない。小惑星の3次元形状モデル作成には小惑星を可視光で様々な角度から観測しなければならないが、それには小惑星と地球と太陽がちょうどいい位置関係になる時を何年も待たなければならない。さらに小惑星からの熱放射の情報が必要で、それらの情報を合わせたモデルを作る。しかしこの方法にはいくつかの仮定が介在するので、あまり精度はよくない。小惑星の大きさと形状を決めるにはもっと直接的な方法がある。

 

それは小惑星が後ろにある恒星を隠す掩蔽(日食と同様の現象です)現象を利用することである。恒星が隠れた時刻とその継続時間を地上の複数個所で測定し、小惑星の大きさと形を浮き彫りにする。掩蔽現象は地球上の限られた場所でしか見えないが、これまではその場所の予報精度が悪く、広い範囲に観測地点を散らばらせての観測が必要だった。しかし最近の恒星の位置を詳しく観測するガイア天文衛星の活躍で、恒星の位置精度が格段に上がったことで、この観測方法も現実的な人員と機材での可能な見込みが立ってきた。

 

実際のところは、掩蔽観測は、観測地点が多ければ多いほど精度が良くなるので、なるべく大規模なチームを編成するのが望ましい。惑星探査研究センターでは、国内外での人的ネットワークを活用し、プロ・アマ合同の観測チームを編成して2019年夏から秋にかけてPhaethonによる恒星食の観測キャンペーンを展開している。掩蔽観測はこれから小惑星の大きさや形状を知る重要なツールになるので、より強固な観測ネットワークを構築し目指している。

 

惑星探査研究センター(PERC)とは、2009年4月から千葉工業大学で始動された研究機関だ。惑星探査には、惑星環境を模した実験装置や新しい観測機器の開発など、未知の領域も多いため、先端的な科学技術が要求される。そのためには、日本のJAXAをはじめ、NASA(米国)やESA(欧州)など国内外の国家的プロジェクトと連携した活動が必要である。また、千葉工業大学には、高度なロボットを開発するfuRo(未来ロボット技術研究センター)や学科の枠を超えた工学技術の連携体制が整っている。PERCが知識の領域を広げるためには、この大学の優れたロボティクスや先端技術を応用し、惑星探査の研究に役立てようと考えているという。

 

・天体の高速道路 以下、こちらより抜粋

一方、海外でもユニークな研究がたくさん行われている。セルビアベルグラード天文台らの研究チームは、観測データとシミュレーションデータの解析により、物体が太陽系を高速で移動できる「天体の高速道路(セレスティアル・アウトバーン)」を発見した。このルートを活用することで、より速くより遠くに宇宙探査機を送れると期待されるほか、地球と接触するおそれのある地球近傍天体(NEO)の研究やモニタリングにも役立つとみられる。

セルビアベルグラード天文台や米カリフォルニア大学サンディエゴ校らの研究チームは、観測データとシミュレーションデータの解析により、この「天体の高速道路」が、「宇宙多様体」と呼ばれる目に見えない構造の内側でアーチ状につながって構成され、各惑星が独自の多様体を生成してこれをつくりあげていることを明らかにした。一連の研究成果は、2020年11月25日に学術雑誌「サイエンスアドバンシズ」で発表されている。

Solar-System-Superhighway.gif


研究チームは、太陽系内の無数の軌道の数値データを収集し、既知の宇宙多様体とどのように適合しているかを計算。カオスの検出に用いられるFLI法により、宇宙多様体の存在とその全体的な構造を検出し、軌道の時間の尺度に作用する不安定性をとらえた。「天体の高速道路」で最も顕著な例は、木星とその強い重力に関連するものだ。公転周期が20年の木星系彗星や木星海王星の間の軌道を公転する小惑星ケンタウルス族」は、このような多様体によって時間の尺度が制御され、その一部は木星と衝突したり、太陽系から放出されたりする。

 

約2000個の粒子は、多様体によって引き起こされた接近遭遇により有界な楕円軌道から非有界の双曲線軌道に遷移し、平均して38年で天王星の距離に、46年で海王星の距離に到達した。最も速いものは10年足らずで海王星に達し、そのうちの70%は100年で100AU(約150億キロメートル)を移動するという。

 

一連の研究成果は、宇宙探査機をより速く、より遠くへ移動させるための手段の研究開発に向けた第一歩として意義がある。また、研究チームは、「このような宇宙多様体が地球の近くでどのように振る舞い、地球-月系で増加している人工物体や、小惑星や隕石との遭遇をどのように制御するのかについても、さらなる研究が必要だ」と指摘している。

 

 

このように研究には様々な英知が必要となる。単に質量や放射エネルギーなどの相互作用だけではない。時間という概念をも狂わせる。こうなると、民間企業では営利目的であるため、研究は難しい。やはり大学などの研究機関が主となり、研究を推し進めて行くしか無いのであろう。ただ、残念ながら宇宙工学の研究において、日本の大学のレベルは世界からみれば低い。宇宙工学の研究をするのであれば、アメリカへいった方が良いのかもしれない。

 

そこで、我々民間企業ができることは、日本の宇宙工学の研究レベルを底上げすることなのではないだろうか。もっとたくさんの人々に太陽系という生命体の存続危機を議論してもらい、シミュレーションや衛星等の技術開発に携わってもらう必要があるのだろう。また、シミュレーションしてもらうためには、各大学へスーパーコンピューターを納入し、使ってもらうことも必要なのだろう。スーパーコンピューターだけでなく、量子コンピュータの実用化が現実味を帯びるなどしてきて最近、欧米や中国など世界的に量子技術研究に力を入れる政府が増えている。

 

日本政府もそういった流れの中で2020年、「量子技術イノベーション戦略」を策定。この戦略に基づいて産官学が結集し、基礎研究から技術の実証、人材育成まで多角的に取り組み、海外の研究者らとも交流して国際的な研究を行う「量子技術イノベーション拠点」を創設することを決めた。選ばれたのは、量子コンピュータの開発拠点として理研、そのほか、産業技術総合研究所東京大学-企業連合、大阪大学情報通信研究機構量子科学技術研究開発機構物質・材料研究機構東京工業大学の八つだ。2018年に一足先に始まっていた文部科学省の大型研究プロジェクト「光・量子飛躍フラッグシップ・プログラム(Q-LEAP)」においてヘッドクォーターの一つを担っていた理研は、8拠点のまとめ役である「中核組織」の役割も担う。

 

我々民間企業ができることは、宇宙工学の研究、シミュレーションのレベルアップのためにも、量子コンピュータの使い手を増やすこと、さらには量子コンピュータそのものも中国やアメリカに劣ること無く、現実化させることに注力をしていけばよいのであろう。ここに人材を投資し、資金を投資していくことが小目標①となり得るのであろうと思う。

第10次元:太陽系という生命体の目標設定について③

先までは、第1~10次元における方向性について見てきた。今度は、具体的な目標設定にまで踏み込んでみたい。目標設定が出来れば、どうやって行動すれば良いか、メドが立つのであろうから。

 

なお、繰り返し記載するが、我々は1つの次元だけに意識を置いているようでは、上手く立ち回ることができない。常に4つも、5つも、多ければ10もの次元を同時に意識していくことで初めて、上手く立ち回ることが出来るのである。それゆえ、これから1つずつ、各次元での目標設定の立て方を記載していくので、実際にやってもらいたい。同時に意識していくことはとても難しいのだが、やっていくことで少しは慣れて出来るようになってくるのだから。

 

今回も、第10次元:太陽系の目標設定の続きを見ていきたい。先に、課題を見いだし、その課題を解決するための道しるべを見いだし、いかにして目標設定をするかということを記載した。

 

1つめの道しるべとして、木星の移動により重力場が変わり、木星の捕獲軌道から外れた小惑星群が地球に飛来する危険性についてだ。この危険性は常に付きまとい、地球だけでなく、水星や金星や火星にも衝突することで、太陽系全体のバランスが崩れ、今の安定した位置関係が崩れてしまうことが危機なのであろう。この危機に対して、研究チームを組み、常に小惑星群の動きをモニタリングしておく必要があり、必要ならば、意図的に軌道を変えられる技術も磨いていかねばならないのだろう。以下、こちらより抜粋

 

2013年にロシア中西部のチェリャビンスク州へ落下した隕石では、死者は出なかったものの、ドライブレコーダーなどに記録された画像が世界中へ拡散し、大きな衝撃を与えた。技術が進み、観測態勢が整ったことで、小惑星や彗星が意外なほどの脅威になっていることがわかってきたが、人類は絶滅した恐竜の二の舞になることを回避できるのだろうか。

 

米国のNASA(航空宇宙局)が中心となり、OSTP(科学技術政策局)やFEMA連邦緊急事態管理庁)などと一緒に3000万マイル(約4830Km)以内に地球へ接近する地球近傍天体(Near-Earth Objects、NEOs)に対する対応方針を発表した。同時に国連も下部組織のUNOOSA(United Nations Office for Outer Space Affairs、国際連合宇宙局)が同様のリリースを出し、米国だけではなく国際的な取り組みとして地球外からの小惑星や彗星の接近に対応する体制の整備が始められる。

このリリースによれば、国連とUNOOSAは、地球近傍天体による影響を分析し、衝突を防ぐために各国間の議論を深め、協力し合って対応するために努力するとある。すでに2014年にはUNOOSAの要請により、地球へ危険を及ぼす天体の早期発見をになうIAWN(International Asteroid Warning Network、国際小惑星警報ネットワーク)や発見されてからの対応を検討するSMPAG(Space Mission Planning Advisory Group、宇宙ミッション計画アドバイザリーグループ)が発足し、活動を始めている。米国のNASAもIAWNやSMPAGの構成機関の一つで、UNOOSAに対して地球近傍天体の情報を提供してきた。これまで確認された小惑星や彗星の数は、日々増え続けている。現在、数十万個の小惑星、数百個の短期軌道の彗星、数千個の長期軌道の彗星、数十個の流星群があり、小惑星の10%以上が衛星を従えていると考えられている。

 

これらの小惑星や彗星が地球へ衝突する危険のことをACH(The Asterod-Comet Impact Hazard)というが、もちろん地球が誕生して以降、この危険は大きく変化せず、今になってリスクが高くなってきているわけではない。だが、ここ30年ほどの研究調査の結果、地球上には直径数百mから数百kmまでの大小様々なクレーターが約200ほど発見されており、これらのクレーターは直径数十mから十数kmの小惑星や彗星が衝突した跡ということがわかった。風化などで小さなクレーターの痕跡が消えていることを考えれば、地球史で俯瞰する場合、ACHが起きる頻度は数十万〜数百万年に一度程度と見積もられる。

 

例えば、約3500万年前には、ユーラシア大陸東部(ロシア中部)と北米東海岸(米国バージニア州)に相次いで直径数kmの小惑星が衝突したことがわかった。これらの小惑星は、ユーラシア大陸に直径約100kmのポピガイ・クレーター(Popigai Crater)を、北米東海岸に直径約90kmのチェサピーク湾(Chesapeake Bay Crater)クレーターを作った。

地表に残る648の衝突の痕跡。丸のサイズはクレーターの直径を表す。Via:V K. Gusiakov, et al., "Epert Database on the Earth Impact Structures." The Asteroid-Comet Hazard Conference Proceedings, St. Petersburg, 2009

 

小惑星や彗星の衝突は、数万年後かもしれなければ数年後かもしれない。だが、これら天体の衝突のエネルギーは事実上、無制限と考えられている。恐竜を絶滅させた隕石衝突の例を見ても、その影響の大きさは地震や火山、台風といった地球上の変動や気候によるものと比べものにならないほど大きい。小惑星や彗星が地球へ衝突すれば、その衝撃によって周辺へ津波地震、火災などが広がり、塵や埃が大気中へ巻き上げられて太陽光線を遮る。大気循環を乱し、植物の光合成に影響を与え、食物連鎖に大きな影響を与えるだろう。

1994年に木星に衝突したシューメーカー・レヴィ第9彗星(Comet Shoemaker-Levy 9)の場合、地球外の惑星に彗星が衝突する様子が観測され、衝突後に木星にできたクレーターは直径約9000km(地球の直径1万2742km)に達した。この彗星の破壊エネルギーは、TNT火薬で105〜107メガトン(史上最大の水爆といわれるツァーリボンバの約2倍)だ。チェリャビンスク州に墜ちた隕石は、重さが約1.3万トン、直径は20メートル以下と考えられているが、その破壊エネルギーはTNT火薬で約500キロトン(原爆の数十倍)となる。この隕石がそれほど大きな被害を及ぼさなかった理由は、アニメ『君の名は。』のように大気中へ突入した際、いくつかに分裂したからだ。そのままの大きさで衝突すれば、さらに被害が広がった可能性がある。大きさが直径20m以下の隕石は、それほど大きな影響を与えないと考えられてきた。だが、チェリャビンスクの隕石の事例から、墜ちる地域によってこの程度の天体にも警戒が必要ということになっている。

協力して危険な小惑星や彗星を探査するゴールドストーン深宇宙通信施設(Goldstone Deep Space Communications Complex、GDSCC、米国カリフォルニア州、左)とアレシボ天文台(Arecibo Obserbatory、プエルトリコ、上)。

 

では、どうやって小惑星などの衝突を防ぐことができるのだろうか。ある研究者は衛星に核爆弾を打ち込むことを考え、ある研究者は小惑星を絡め取って軌道を変えるアイディを出している。だが、これらのアイディアや技術が実現可能かどうかはこれからの研究開発によるだろう。

直径が数百mの小惑星に対し、小型ロケットをぶつけて破壊するというアイディアの例。Via:A V. Zaitsev, et al., "The Level of Rapid Response Reaction of the Planetary Defense System." The Asteroid-Comet Hazard Conference Proceedings, St. Petersburg, 2009

タコの足のようなもので小惑星を包み込み、スイングさせて軌道を変えるというアイディアの例。Via:Z M. Ilitz, "Rotational Mass Driverr- an Efficient NEO Deflection Concept." The Asteroid-Comet Hazard Conference Proceedings, St. Petersburg, 2009

 

いろんなアイデアはある。とはいえ、今の技術では途方もない。どうしたら現実に近づけるのかを考えることこそ、目標設定なのであろう。NASAに任せていればよい、米国に任せていればよいと、傍観していてもなにも進歩しない。当事者意識をもって、我々日本人ができることはなんなのだろうか?それを考えていかねばならない。日本人研究者の事例として、九州工業大学の赤星教授のような事例もあるので参考にしたい。

 

小惑星衝突回避のためのアイデアと工学技術 こちらを参照

小惑星衝突回避の方法として、「ロケットエンジンを取り付けて軌道を変える」「近くに質量のあるものを並走させ、その引力で軌道を変える」「爆薬や核兵器で破壊する」などの方法が世界中で研究されている。その中で、秒速10kmの超高速で物体を小惑星にぶつけ、軌道を変更するアイデアが注目されている。これは、「はやぶさ2」に取り付けられた「インパクタ」という衝突装置を応用するものだ。インパクタは、直径2kgの銅の塊を小惑星にぶつけて表面にクレータを作り、物質を採取するために開発されたが、この装置を大型化すれば、小惑星の軌道を変更できると考えられる。現在は、ぶつける物体の大きさや形状、速度などによって、小惑星の軌道がどのように変化するのかという実験が行われている。

 

こういった研究に自社の技術者を参画させる、金銭面で支援するなどの方法があるのだろう。実際、それよって企業の利益が増えるということは無いのだが、太陽系という生命体の未来に関わる投資なのであり、行動なのであろう。無駄だと思えばそれまでだし、無駄ではなく、ぜひやらねばならない!と思えば、当事者意識がある人ということになるのだろう。ぶつける物体の大きさや形状、速度などによって、小惑星の軌道がどのように変化するのかという実験をしていくことは、十分な目標設定なのであり、それに対して、どのように行動していくのかを考えて行けばよい。

 

 

2つ目の道しるべとして、太陽の放射エネルギー増大による、地球環境の変化をいかに解決するかという問題だ。この結末から逃れる方法として、2つの選択肢を提案している研究者もいる。

1つは、近くを通過する小惑星の引力を利用して地球を危険圏内から外に出す方法。6000年おきに地球を軽くひと突きするだけで、少なくとも50億年は寿命を延ばすことができる。ただし計算ミスにより太陽とこの小惑星を激突させない限りの話だが。

 

そしてもう1つのより安全な方法は、太陽から逃れつつ、そのエネルギーを利用できるような距離を維持できる惑星間航行「救命ボート」を作ることだ。

 

2つとも今の技術では途方もない。しかし、目標設定としてはよいのかもしれない。どうしたら地球の軌道を少しでも変えられるか、ということを研究する目標設定とすればよいのだ。この目標に対して、我々がどのようなことができるのかを考えていけば、具体的な行動計画にまで落とし込めるという具合だ。

 

 

いかがであろうか。これで目標設定は出来た。具体的に、大きく2つの目標があり、それぞれに対する行動計画を立てていくことで、当事者になれるということだ。我々が太陽系という生命体に対して何ができるの?とはじめは全くピンとこずに、他人事のように想っていたのであろうが、実際に目標設定を行えば、具体的な行動がイメージ出来るようになるのだ。ここまでくれば、後はもう少し具体化していけば、行動計画ができあがる。次回、行動計画について記載していきたい。

 

 

第10次元:太陽系という生命体の目標設定について②

先までは、第1~10次元における方向性について見てきた。今度は、具体的な目標設定にまで踏み込んでみたい。目標設定が出来れば、どうやって行動すれば良いか、メドが立つのであろうから。

 

なお、繰り返し記載するが、我々は1つの次元だけに意識を置いているようでは、上手く立ち回ることができない。常に4つも、5つも、多ければ10もの次元を同時に意識していくことで初めて、上手く立ち回ることが出来るのである。それゆえ、これから1つずつ、各次元での目標設定の立て方を記載していくので、実際にやってもらいたい。同時に意識していくことはとても難しいのだが、やっていくことで少しは慣れて出来るようになってくるのだから。

 

今回も、第10次元:太陽系の目標設定の続きを見ていきたい。先に、太陽系という生命体の目標設定において、課題を見いだし、そこに対して各部位が何が出来るのか?ということを見ていくべきだと記載した。その中で、課題は大きく2つあった。

 

短期的な課題としては、木星の移動による重力変化についてだ。41億年前から38億年前には、木星型惑星の移動による重力の釣り合いの変化により、多数の小天体が内部太陽系に侵入し星間物質の集積(衝突)による、惑星形成後の衝突が起こる。重爆撃期の衝突による天体成長のプロセスはまだ完了しておらず、いまだに地球上の生命体の脅威の1つになっている。

 

長期的な課題としては、太陽系はカオス的であり、惑星の軌道は長期的には変動している。太陽は11億年に10%の割合でより放射を増大。今後10億年の間で、太陽の放射は増大し、地球の気温は液体の水が存在できない程まで上昇し、地上の全ての生物は絶滅する。

 

このような大きく2つの課題を抱えたまま、今もなお、太陽系という生命体は動き続けている。それゆえ、各部位は、どんな役割を果たしていけば、上記の課題を解決できるのかを真剣に考えていくのである。その際に、まずは、自分がどの部位の担当者なのか、決めなければならない。配属せねばならない。配属に際し、生命体モデルを用いて、各部位の役割を明確化していかねば、動きたくても動きようがないのだから。

このような12部位の生命体モデルとして太陽系を捉えたとしよう。すると、両足の役割が準惑星を配置せねばならなくなり、両足がか細い生命体となってしまう。脳が巨大で、両足がか細い、なんとも不安定な生命体になってしまう。

そこで、上記のような10部位の生命体モデルとして太陽系を捉えたとしよう。すると、右手が無いのが違和感はあるが、まだこちらの方がより安定した生命体として存在できそうだ。

 

あくまで、自分が捉えるイメージでよい。生命体モデルを自分なりに構築して、自分なりに各部位の役割を担い、その役割に責任をもって行動を実行していく。これが目標設定の考え方なのであり、人と議論を重ねて生命体モデルをブラッシュアップしていけばよい。議論を重ねていく内に、徐々に、よりよいモデルへと進化していき、自分自身の役割も変化し、行動も変容していくことにもなるのだから。

 

なぜなら、自分自身が12部位の生命体モデルで太陽系を捉えたとしよう。すると、右足の役割はケレス・マケマケであった。自分は右足の役割を担うぞ!と意識を高めて、何が出来るのかを考えていたとしよう。一方、10部位の生命体モデルで太陽系を捉えた場合、右足の役割は海王星となる。自分は右足の役割を担うぞ!と意識を高めて、何が出来るのかを考えたときに、ケレス・マケマケ海王星では、まったくやれることも変わってくるのだから。だからこそ、自分自身がどのような意識で生命体モデルを捉え、どの部位の役割を担うのか、が重要なのだ。何をしたらいいのかわからない人、行動ができない人は、生命体モデルのどの部位の役割を担うのか、イメージを固めていないから動けないのだ。まずはしっかりとイメージを固めることが先決だ。

 

さて、ここから具体的に何ができるのかを考えていこう。

 

木星側惑星の移動について 以下、こちらより抜粋。

惑星の軌道は、大量の微惑星との重力的な遭遇によっても変化する。微惑星による移動は微惑星と惑星の遭遇の際の角運動量の輸送が蓄積した結果として発生する。個々の遭遇において、交換される角運動量の大きさと惑星の軌道の変化の方向は遭遇の位置関係に依存する。多数の遭遇の場合、惑星が移動する方向は惑星に対する微惑星の平均角運動量に依存する。もし微惑星の平均角運動量が大きければ、例えば惑星の外側に微惑星円盤が存在する場合は、惑星は外側へ移動する。その逆であれば惑星は内側へと移動する。

 

惑星が微惑星円盤が持つのと同程度の角運動量を持った状態で始まる惑星移動の詳細は、微惑星の減少 (シンク) あるいは供給 (ソース) の要因に依存する。惑星が1つのみ存在する惑星系では、微惑星は放出によって失われるのみであり (シンク)、これは惑星を内側へと移動させる。複数の惑星が存在する場合は、他の惑星はシンクとしてもソースとしても働き得る。すなわち、微惑星は隣接する軌道にある別の惑星との遭遇の後に惑星の影響から取り除かれるか、あるいは遭遇によって惑星の影響下へと運ばれてくることもある。これらの過程は、外側の惑星は内側の惑星の影響下から大きな角運動量を持った微惑星を取り除き、あるいは小さな角運動量を持った微惑星を加えるという傾向があり、また内側の惑星はその逆の効果を外側の惑星の影響下にある微惑星に対して及ぼすため、これらの惑星の軌道は離れていくことになる。

 

惑星の軌道共鳴は微惑星の軌道が惑星と交差するまで微惑星の軌道離心率を上昇させ、これも微惑星のソースとして働く。最後に、惑星の移動は新しい微惑星のシンクとソースどちらとしても働き、惑星の移動を元々の方向に継続させる傾向がある正のフィードバックを引き起こす。微惑星による移動は、新しい微惑星がソースによって惑星と遭遇するよりも早く様々なシンクによって失われる場合は抑制され、失われるよりも早く新しい微惑星が惑星の影響下に入る場合は維持される。維持されている惑星移動がその移動のみによるものである場合、これは runaway migration と呼ばれる。別の惑星の影響下へと微惑星が失われることによる移動である場合、forced migration と呼ばれる。

 

微惑星円盤の中を公転する単一の惑星の場合、より短周期の微惑星との遭遇を起こすまでの時間スケールはより短く、そのため角運動量が小さい微惑星とより多くの遭遇を起こして惑星は内側へと移動する。しかしガス円盤中での微惑星による移動では、微惑星の大きさが特定の範囲内の場合は外向きの移動が起こり得る。これは短周期の微惑星はガス摩擦によって失われるからである。

 

複数の惑星の軌道が収束するのであれば、惑星の移動はこれらの惑星を軌道共鳴に捕獲し、共鳴鎖を形成する場合がある。内側の惑星の移動がガス円盤の内縁で止められた場合、これらの惑星の軌道は収束することができ、その結果として内側に狭い軌道間隔で惑星が並ぶ惑星系が形成され得る。あるいは、タイプI移動を引き起こすトルクが打ち消し合う領域である収束帯で移動が抑制される場合、より遠方で惑星が連鎖的な共鳴に捕獲される場合がある。これは例えば凍結線の付近で発生し得る。重力的な遭遇もまた、かなりの軌道離心率を持った状態の共鳴捕獲をもたらす場合がある。

 

グランド・タック・モデルでは、木星土星を外側の共鳴に捕獲した際に、木星の軌道移動が止まり外側へと反転したと考えられている。木星土星の移動の停止と、天王星海王星がさらに共鳴へと捕獲されたことで、太陽系はケプラーで多数発見されているような狭い範囲に複数のスーパー・アースを持つ系にはならなかった可能性がある。惑星の外向きの移動によって、外側の惑星が微惑星を共鳴に捕獲する場合もある。この例が海王星との軌道共鳴に捕獲されている、エッジワース・カイパーベルト冥王星族の天体である。

 

惑星移動によって複数の惑星が連鎖的に軌道共鳴で繋がった惑星系が形成されることが期待されるが、大部分の太陽系外惑星は共鳴に入っていない。共鳴鎖はガス円盤が散逸したあとの重力的不安定性によって破壊される可能性がある。また微惑星が残存している場合、微惑星との相互作用によって低質量の惑星の共鳴が壊され、共鳴のわずかに外側の軌道に移行することがある。さらに、恒星との潮汐相互作用や、円盤内での乱流、別の惑星によって引き起こされたガス円盤中の波との相互作用も、共鳴を破壊する要因となる。また、海王星よりも小さい惑星が大きな軌道離心率を持った軌道にいる場合、共鳴捕獲を回避できる可能性があることが指摘されている。

 

つまり、地球の近くにある小天体は木星に引っ張られて、地球の周りから取り除かれる。そういう意味では盾の役割を果たしていると言ってもいいのだろう。しかし、地球からはるか遠い場所にある小天体を地球方面に投げつけてくる脅威でもある。どちらがより影響力が大きいのか、木星は地球の敵なのか、味方なのかを知るにはもっと緻密な研究が必要であろう。我々が当事者意識をもってやれることを探すとすれば、木星小惑星群との関係をもっとシミュレーションするよう、研究機関に要望を出すことなのであり、我々も関心を持つことなのだろうと思う。

 

 

・太陽の膨張について

太陽の膨張を止める方法はないのだろうか?このことも真剣に考えていかねばならないのだろう。

 

天体には自分自身の出す重力で 自分自身を 圧縮させる力が働いている。 地球にも その他のあらゆる天体にも ・・・そして太陽(恒星)にもである。 天体がその形を維持していられるのは 自分が出す重力で自分を圧し固めているからだ。 こうして自分をギュウギュウ押し固める作用により 天体は中心部にゆくほど 強い圧力が発生し、その結果として 中心部は高温・高圧になる。 地球もその他の天体も 中心部は表面よりかなり高温である場合が多いのだ。 そして、重力の強さは その天体の質量(重さ)と密度に比例して 大きくなるので 質量が大きい天体ほど その中心部は高温・高圧になる。


そして、天体の質量がある大きさを越えると 中心部の高温・高圧状態は 物質のある限界状態を越える事になる。 この物質の限界状態を超えると起こる現象が 「原子核融合反応」である! これは、いわゆる 「水素核融合原子爆弾(=水爆)」の 爆発する原理である。つまり、質量が大きい天体は その内部で「水爆」が連続的に爆発し続ける状態になる! これが「太陽(恒星)」がエネルギーを放ち続ける原理である。 内部で「水爆」が爆発している状態の「恒星」は 内部のエネルギー圧力が上昇して行くので 外側に向かって膨張しようとする作用が生まれる。 一方で巨大な恒星(太陽)には 自分の重力で自分を圧縮する作用があり この膨張する作用と 圧縮する作用のバランスがとれている状態が 安定した状態(大きさ)の「太陽(恒星)」となる。 (現在の太陽はこの安定期である) 安定期の太陽(恒星)の主成分は「水素」で この「水素」を燃料とした「核融合」では 「ヘリウム」が作られる。
 
長い間「水素」➡「ヘリウム」の 「核融合」をして行くと やがては「水素」が全て「ヘリウム」になってしまう。 すると今度は「ヘリウム」による 「核融合」が起こるのだが 「ヘリウム」による「核融合」のエネルギー量は 「水素」の時より大きなエネルギーが発生する。当然、内部の膨張するエネルギーは増すので 重力で圧縮する作用が変わらない状態では 内部の膨張作用が勝る状態が生まれる。すると、ちょうど 内部の空気圧が上がった「風船」と同じで 太陽(恒星)も膨れだし やがて「内部」の圧力が 膨らんだ事で下がるところで バランスがとれる状態になる。しかし「ヘリウム」も そのうち無くなり その代わりに「酸素」「炭素」による 「核融合」がおこると また内部のエネルギーが増えて 膨張し・・・ というように太陽(恒星)は 年を取ると内部に「ヘリウム」や「酸素」「炭素」が溜まり それによる「核融合」で内部の圧があがるので 膨張してしまう・・・という事である。
 
それゆえ、これは防ぎようがないことだろう。太陽にも寿命があり、生命体には寿命があるということだ。やがて死を迎えるからこそ、生命は美しいのである。よって、あと50億年の命ということになるのだが、我々がやれることはなんなのだろうか?それは、やがて膨張する太陽に飲み込まれる水星、金星、地球に住み続ける以外に、ほかの星に移住できないか?その移住技術を確立していくことなのかもしれない。イーロン・マスク氏がのべているように、人類はいくつかの星に移住する術を見いだしていかねばならないということは、正しいのかもしれない。
 
太陽の放射エネルギーは増す一方である。今後、灼熱の大地に地球も成り果てる可能性も高い。もちろん、1億、2億年後の話なので、全くもって今は無関係と考えればそれまでだ。しかし、当事者意識をもって、本当にいまからコツコツと技術を積み上げていかねばならないという思いを持つことは、当事者意識のある人なのかもしれない。
 
 
いかがであろうか。課題から目標設定に必要な道しるべを見いだす過程が上記だ。ここまで具体的にやるべきことを明確化していけば、自分が何をせねばならないのかが、見えてくるし、具体的な目標設定、行動計画へと落とし込めるという訳だ。

 

第10次元:太陽系という生命体の目標設定について①

先までは、第1~10次元における方向性について見てきた。今度は、具体的な目標設定にまで踏み込んでみたい。目標設定が出来れば、どうやって行動すれば良いか、メドが立つのであろうから。

 

なお、繰り返し記載するが、我々は1つの次元だけに意識を置いているようでは、上手く立ち回ることができない。常に4つも、5つも、多ければ10もの次元を同時に意識していくことで初めて、上手く立ち回ることが出来るのである。それゆえ、これから1つずつ、各次元での目標設定の立て方を記載していくので、実際にやってもらいたい。同時に意識していくことはとても難しいのだが、やっていくことで少しは慣れて出来るようになってくるのだから。

今回は、第10次元:太陽系の目標設定について見ていきたい。

 

第10次元:太陽系の目標設定について

まず目指すべきは、太陽系という生命体の各部位を担っているのは自分である!と認識することから始まる。そう、当事者意識を持つと言うことだ。もちろん、自分の身体は宇宙に居ないし、自分が木星だ!金星だ!と他の人にしゃべると、頭がおかしい人のように思われるかも知れない。それゆえ、頭の中で、自分は木星だ!金星だ!と意識するだけで良い。

 

当事者意識を持つと、今度は、太陽系という生命体の各部位の役割に注目する。各部位の役割を自分は担っているのだから、きちんとした仕事をしたい!と思うだろう。当事者意識があれば、そう思えるのだ。しかし、当事者意識がないと何をすれば良いですか?指示をください!と指示待ちになって、何一つ考えることを放棄してしまう。これでは何も進展しない。

 

それゆえ、太陽系という生命体を進展させるためにも、まずは各自が当事者意識を持つことから始まる。そうして、イメージしてみるのだ。自分が宇宙空間のある惑星として自転・公転しながら太陽の周りを回っているという感覚を。そうすると、興味が湧いてくるはずだ。例えば、金星の役割を担う!としたとしよう。すると、金星のコアはどうなっていて、自転はどれほどの速度で、公転はどんな周期で、今はどこに問題を抱えているのか、そんなことが気になるはずだ。それにも増して、金星はどうやって誕生したのか?そして、どこに向かって動いているのか?どんな力が作用しているのか?ということが気になるだろう。

 

下図が太陽系の誕生の様子だ。以下こちらより抜粋

 

太陽系は46億年前に生まれ、銀河核を中心に2.2~2.5億年かけて1周している。54億年後には太陽が膨張し、太陽系は大きく変化し、数兆年後には消滅するだろうと専門家は考える。宇宙も1012 年後にはブラックホールに崩壊し、蒸散する。太陽系の46億年の歴史に比べ、人の人生は一瞬の時間かもしれない。感覚では判らない悠久な時間と世界を、人間の頭と目で判る範囲でも、垣間見てみたい。

 

銀河の星形成が巨大分子雲として知られている星間雲に、太陽系惑星は回転メカを形成。初期の星雲は、約 90 % の水素、9 パーセント ヘリウム (鉄、炭素、酸素、... 等)。太陽系惑星を形成する大きな渦巻く星雲を原始太陽系星雲として呼ぶ。原始太陽系星雲は小さく、高速 スピンを開始し、速く回転するにつれて遠心力で星雲は、円盤状の形に平らにしになる。最終的に原始太陽系星雲の中央部に太陽を形成する。


原始太陽系星雲の惑星の中間の輪は次のとおり形成される。星雲の小さな塵粒 (サイズ m 〜 10 5) 衝突を重ねて合体する。この衝突と合体プロセスは数百キロの間まで続く。この時点で、微惑星が誕生。微惑星の重力は、他の大きな微惑星を引く付けて、原始惑星を形成する。大きな原始惑星は周囲の太陽系星雲の hydrogren とヘリウム ガスをひきつけ更に拡大。この過程が 一億年かかった。


大きな原始惑星は周囲のガスを引きつけ始め、同時期に、太陽はコアで核融合を始めて強い太陽風 の流れを生成する。太陽風の強風は、太陽系惑星を形成するガスを吹き飛ばし、固体の塵からなる大きな塊の惑星に進化する。その後、若い太陽の太陽風によって原始惑星系円盤のガスや宇宙塵が全て宇宙空間に吹き飛ばされ、惑星の成長が止まったと考えられる。

 

42億年前、地球型惑星は、内部太陽系には月から火星程度のサイズの原始惑星が50個から100個程もあった。その後数億年かけて衝突や融合を繰り返して今の姿に近づいてきた。地球型天体領域と木星型天体領域の間、太陽から2 - 4天文単位の位置に小惑星帯があるが、小惑星帯には地球2,3個分の物質が集まり、実際に多くの岩石質の微惑星がここで形成された。

 

41億年前から38億年前には、木星型惑星の移動による重力の釣り合いの変化により、多数の小天体が内部太陽系に侵入し星間物質の集積(衝突)による、惑星形成後の衝突が起こる。重爆撃期の衝突による天体成長のプロセスはまだ完了しておらず、いまだに地球上の生命体の脅威の1つになっている。遠い将来、近傍を通過する恒星の重力によって惑星が奪われていき、最終的に数兆年後には太陽系は空虚になると考えられている。

 

一方太陽の生命は、11億年後には消滅する。太陽系の進化の時系列:青色で示す位置が現在、左が過去右が未来を示す。

 

天文学者は、太陽系は、太陽が全ての水素をヘリウムに変換し終わる頃までは劇的に変化することはないと推測している。太陽系はカオス的であり、惑星の軌道は長期的には変動している。太陽は11億年に10%の割合でより放射を増大。今後10億年の間で、太陽の放射は増大し、地球の気温は液体の水が存在できない程まで上昇する。地上の全ての生物は絶滅する。

 

54億年後までに、太陽内部の温度が上昇し、ヘリウム中心核で水素核融合が起きる。大きく膨れ、赤色巨星と呼ばれる段階になる。太陽が膨張し、水星と金星は太陽に飲み込まれる。地球の運命は不確定だが、太陽は現在の地球の軌道程度までは膨張し、太陽の質量の減少に伴う重力の減少により、地球の軌道はより外側に逸れる。そのため地球は太陽に飲み込まれることは免れるかもしれない。他方、遠い将来、近傍を通過する恒星の重力によって惑星が奪われていき、最終的に数兆年後には太陽系は空虚になると考えられている。

 

 

もし、この方向性に太陽系が進んでいるとしたら、各部位である地球や火星や金星、木星土星は何が出来るのであろうか?このまま、太陽系という生命体が消滅するまで、自転・公転をただただ繰り返すだけなのであろうか?何か出来ることはあるのか?と考えるだろう。

 

これが当事者意識というものだ。太陽系という生命体の各部位を構成している我々は、今、何をすれば良いのだろうか。何が出来るのだろうか?こう考えることで、何か、行動のヒントが見えてくるはずだ。それが結局は目標設定となり、行動指針に繋がっていくということだ。まずは、当事者意識をもって、問題を確認していくことから始まるのだ!

第10次元:太陽系という生命体の方向性⑤

先に組織のバランスについて記載した。いかにバランス感覚が重要かが理解できたと思う。ぜひやってもらいたい。さらに、もう1つ組織のバランスで付け加えるとしたら、以前から記載している第1次元~第10次元までの視野をバランス良く持つことであろう。何せ、第1次元~第10次元までの生命体の維持・運営の仕組みを参考にすれば、第3次元:ティール組織という生命体の維持・運営の方法が全然違って見えてくるのだから!

 

ということで、今回は、第10次元:太陽系という生命体について見ていくことにする。太陽系という生命体が、今後どのような方向性に進んでいくのであろうか、それを見ていきたい。

 

水星について 

太陽系で最小の惑星が、水星である。水星の赤道面での直径は4879.4 kmと、地球の38パーセントに過ぎない。木星の衛星の1つのガニメデや、土星の衛星の1つであるタイタンよりも小さい。なお、水星に衛星や環は無い。水星には半径 1,800 km 程度の核が存在する。これは惑星半径の3/4に相当し、水星全体では質量の約 70 % が鉄やニッケル等の金属、30 % がケイ酸塩で出来ている。平均密度 5,430 kg/m3は地球と比べわずかに小さい。核の比率が大きい割に密度がそれほど高くないのは、地球は自重によって惑星の体積が圧縮され密度が高くなるのに対し、小さな水星は圧縮される割合が低いためである。

 

地球中心部の圧力は366万気圧に達するのに対し、水星中心部は約25から40万気圧にとどまる。しかし、天体の大きさと平均密度の相関関係では、水星は唯一他の地球型惑星が示す傾向から60%程度重い方向に外れている。自重による圧縮を除外して計算された平均密度は、水星が 5,300 kg/m3、地球が 4,000-4,100 kg/m3となり、水星のほうが有意に高い値をとる。

 

水星の体積は地球の 5.5 % に相当する。しかし地球の金属核は 17 % にすぎないのに対し、水星の金属核はその 42 % を占める。核は地球の内核外核のように、固体と液体に分離していると見られている。核の周りは厚さ 600km 程度の岩石質マントルで覆われているが、これは他の岩石惑星と比べごく薄いためマントルの対流が小規模となり、惑星表面に特有の影響を及ぼした可能性が指摘されている。地殻は、厚さ 100-300km と推測されている。

 

水星は太陽系の他のどの天体よりも鉄の存在比が大きい。この高い金属存在量を説明するために、主に3つの理論が提唱されている。

  • 1つ目は、水星は元々ありふれたコンドライト隕石と同程度の金属-珪酸塩比を持ち、その質量が現在よりも約2.25倍大きかったが、太陽系形成の初期に水星の 1/6 程度の質量を持つ原始惑星と衝突したために元々の地殻とマントルの大部分が吹き飛んで失われ、延性を持つ金属核は合体したために比率が高い現在の姿になったという理論である。これは地球の月の形成を説明するジャイアント・インパクト理論と同様なメカニズムであり、「巨大衝突説」と呼ばれる。また、このような現象は原始惑星形成時から起こり、水星軌道では選択的に金属が集まりやすかったという「選択集積説」も有力な仮説として唱えられている。
  • 2つ目は、水星が原始太陽系星雲の歴史のごく初期の段階に形成され、その時には未だ太陽からのエネルギー放射が安定化していなかったことが原因という理論である。この理論では、当初水星は現在の約2倍の質量を持っていたが、原始星段階の太陽が収縮するにつれて活動が活発化してプラズマを放出し、このために水星付近の温度が 2,500 - 3,500 K、あるいは 10,000 K 近くにまで加熱された。表面の岩石がこの高温によって蒸発して岩石蒸気となり、これが原始太陽系星雲風によって吹き飛ばされたために地殻部分が痩せ細って薄くなったという。これは「蒸発説」と呼ばれる。
  • 3つ目は、原始太陽系星雲からの太陽風が水星表面に付着していた軽い粒子に抗力を生じさせ、奪い去る現象が重なったという理論である。他にも、水星は地殻部分がコアとマントルの冷却よりも先に形成されたため、これが影響したという説もある。

 

・水星の表面温度

表面の平均温度は 452K(179 ℃)であるが、温度変化は 90-100 K から 700 K におよぶ。水星は公転と自転が共鳴しているため、近日点において特定の2箇所が南中を迎え最高温度の700Kに達する。この場所は「熱極」と呼ばれ、カロリス盆地とその正反対側が当たる。遠日点では500K程度になる。日陰部の最低温度は平均110Kほどである。太陽光は地球の太陽定数の4.59-10.61倍に相当し、エネルギー総計では 3,566 W/m2 となる。

 

このような高温に晒されながら、水星には氷の存在が確認されている。北極と南極に近く深いクレーターの中には太陽光が当たらない永久影となる部分があり、温度が102K以下に保たれている。この反射現象は他にも原因を考えうるが、天文学者は水の氷が存在する可能性が最も高いと考えている。2012年6月、メッセンジャーが撮影した極地の画像により、氷が存在する可能性が裏付けられたと、ジョンズ・ホプキンズ大学などの研究チームが発表した。この氷の量は 10×1014 - 10×1015 kg 程度であり、レゴリスが覆うことで昇華から防がれていると考えられる。なお、地球の南極に存在する氷は4 ×1018kg、火星の南極には10×1016kg程度の水の氷があると言われる。

 

水星に氷があるとしたら、まずその水分はどうやってこの星にやってきたのであろうか?これまでの有力な説は小惑星が水星に水を運んできたというものである。しかし、では小惑星はどうやって水を得たのかという問題が生まれる。水星は常に強い太陽風の中にある。水星の磁場は地球の1%程度しかないが、この太陽風との影響により、惑星表面には強力な磁気竜巻のようなもので包まれている。

 

ここでは太陽風で運ばれた陽子(水素陽イオン)が大規模に取り込まれ水星の地表へと取り込まれていく。こうして水星の土壌には取り込まれた陽子は、鉱物中にヒドロキシル基(OH)を形成する。これが小惑星の衝突などで巻き上げられたとき、強力な太陽光線の熱によって分解、再結合されて水分子(H2O)と水素(H)を作り出すのだ。こうして生まれた水分子は、太陽風と水星の磁場で生まれる激しい磁気に飛ばされて、水星を巡ることになる。そして一部は、極点近くのクレーターの中に落ちる。そこには永久的な太陽の影ができており、そこで水は氷になって留まることになるのである。

氷のできたクレーターの概念図。/Credits: UCLA/NASA

 

水星は太陽系惑星ではもっとも小さく、実際月より多少大きい程度のサイズしかない。見た目も月にそっくりで、表面が凸凹しているが、これは水星が大気を持たないため、小惑星の衝突を防ぐことができないからである。水星は太陽に近いため日中温度は400℃に及ぶ。しかし、夜間の温度は逆に-200℃まで低下する。極端な温度環境では、いくら極点といえど、永久的な水氷が生まれることは難しいようにも感じられるが、この高温環境が水を作り出し、ボコボコのクレーターが極点に永久的に太陽光の届かない日影を作り出しているのである。水星は大気が存在しないため、日影に入り込んだ場合、そこに熱を伝える手段がない。そのため、永久的な影には永久氷河が出来上がるのである。

 

地球よりもさらに近い水星は、最も太陽に近いので太陽風の影響を強く受けてしまい、大気が吹き飛ばされてしまう。一方、地球には重力があるため、地表に立つことができているが、この重力には大気をとどめておく役割がある。だが、水星には質量が少なく、重力もあまりない。そのため、水星の表面の温度は差が激しくなってしまうのだ。

 

 

これは、第3次元:会社という生命体にも大いに当てはまる。太陽の役割を社長が担い、水星の役割をシステム部が担うとしよう。すると、システム部は近すぎるため強烈な太陽風を浴びて大気が吹き飛ばされてしまう。つまりは、システム部が独自の大気を纏い、独自で思考していくということは難しいと言うことだ。さらに、社長が強烈に推し進める分野には強烈な光を浴びて熱極になるが、社長が気にとめない分野に関しては、それが社会的に重要な分野であったとしても光を浴びず永久氷河となってしまう。

 

これが大気を纏わない惑星の宿命なのだ。大気を纏わないゆえに、他の小惑星の衝突も防ぐことが出来ないため、地表はボコボコになっている。まるでシステム部はサンドバックかのように、他の部署からの衝突を防げないのだ。これが、宇宙の仕組みなのだから。それゆえ、大気を纏っている木星(製造部としよう)や土星(設計部としよう)などの惑星が自我を貫くことができるのに対し、水星(システム部としよう)や金星(財務部としよう)や火星(企画部としよう)は実直に、他の部署との関係を構築していかねばならないということだ。

 

本当に宇宙の仕組みは、会社の仕組みによく当てはまる。とても参考になる。

第10次元:太陽系という生命体の方向性④

先に組織のバランスについて記載した。いかにバランス感覚が重要かが理解できたと思う。ぜひやってもらいたい。さらに、もう1つ組織のバランスで付け加えるとしたら、以前から記載している第1次元~第10次元までの視野をバランス良く持つことであろう。何せ、第1次元~第10次元までの生命体の維持・運営の仕組みを参考にすれば、第3次元:ティール組織という生命体の維持・運営の方法が全然違って見えてくるのだから!

 

ということで、今回は、第10次元:太陽系という生命体について見ていくことにする。太陽系という生命体が、今後どのような方向性に進んでいくのであろうか、それを見ていきたい。

 

土星について 

土星は、太陽から6番目の、太陽系の中では木星に次いで2番目に大きな惑星である。巨大ガス惑星に属する土星の平均半径は地球の約9倍に当る。平均密度は地球の1/8に過ぎないため、巨大な体積の割りに質量は地球の95倍程度である。そのため、木星型惑星の一種と分類されている。土星の内部には鉄やニッケルおよびシリコンと酸素の化合物である岩石から成る中心核があり、そのまわりを金属水素が厚く覆っていると考えられ、中間層には液体の水素とヘリウムが、その外側はガスが取り巻いている。

惑星表面は、最上部にあるアンモニアの結晶に由来する白や黄色の縞が見られる。金属水素層で生じる電流が作り出す土星の固有磁場は地球磁場よりも若干弱く、木星磁場の1/12程度である。外側の大気は変化が少なく色彩の差異も無いが、長く持続する特徴が現れる事もある。風速は木星を上回る1800km/hに達するが、海王星程ではない。

 

土星は恒常的な環を持ち、9つが主要なリング状、3つが不定的な円弧である。これらはほとんどが氷の小片であり、岩石のデブリ宇宙塵も含まれる。知られている限り82個の衛星を持ち、うち53個には固有名詞がついている。これにはリングの中に存在する何百という小衛星(ムーンレット)は含まれない。タイタンは土星最大で太陽系全体でも2番目に大きな衛星であり、水星よりも大きく、衛星としては太陽系でただひとつ有意な大気を纏っている。

 

 

・衛生タイタンについて

木星の衛星であるガニメデに次いで、太陽系では2番目に大きな衛星で、よく「惑星のような衛星」としても記述される。地球の月と較べて半径は1.48倍、質量は1.8倍である。太陽系最小の惑星である水星よりも大きいが、質量はそのわずか40%しかない。(ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた土星衛星のトランジット画像。右上に見える一番大きな衛星がタイタン)

オランダの天文学者クリスティアーン・ホイヘンスによって1655年3月25日に、土星を公転する衛星として初めて発見された。太陽系全体では地球の月、木星の4つのガリレオ衛星に次いで、6番目に発見された衛星である。土星半径の約20倍離れた軌道を公転しており、タイタンの表面から見た土星の大きさは約5.7度で、地球から見た月の11倍程度の視半径である。

 

タイタンは主に氷と岩石で構成されている。宇宙時代以前の金星と同様に、分厚く不透明な大気によって、タイタンの表面に関してはほとんど知られていなかった。2004年以降、探査機カッシーニ搭載のホイヘンスによって、タイタン極地に液体炭化水素の湖が発見されるなどの新しい情報がもたらされた。地質学的に若い地表面はほとんど滑らかであり、クレーターが僅かにある程度だが、山や氷の火山と推定されるものが発見されている。カッシーニによる赤外線・電波観測機器によるデータを元にタイタンの全球地質図が作成され、2019年に公表された。

 

太陽系の衛星の中では唯一、濃い大気とメタン循環を持っている。大気の大部分は窒素であり、残りの僅かな成分はメタンとエタンから成る雲や、窒素に富んだ有機スモッグである。また、地球以外の天体で、安定した液体の存在が明確に確認されている唯一の天体でもある。タイタンには液体メタンの雨が降り、メタンおよびエタンの川や湖が存在すると考えられていた。このことは、カッシーニ探査により確認されている。風雨を含む気候は、砂丘や、液体メタンとエタンによる河川、湖、海、三角州といった地球と似たような特徴的な地形を作り出している。タイタンにある液体(表面と表面下層)と濃い窒素の大気は、94 K(-179.2 ℃、-290.5 ℉)という極低温の状況下で、地球の水循環に似たメタン循環を起こしている。

 

 

土星の環について 以下、こちらより抜粋。

土星は、その環によって最も知られ、視覚的な特徴をなす。この環は土星の赤道上空6,630kmから120,700kmの間に広がるが、その厚さはわずか20m程度に過ぎない。93%はソリンが混ざる水の氷で成り、7%は非結晶の炭素である。リングの温度は-180℃前後。環は塵程度のものから10m長前後までの粒子で形づくられている。このような環は他の巨大惑星にも存在するが、土星のものは規模が特に大きく視認できる。環の起源には主に2種類の仮説があり、ひとつは破壊された土星衛星の残骸というもの、もうひとつは土星を形成した星雲の余りが残っているという考えである。また別に、衛星エンケラドゥスが噴出した氷も環の材料の一部になっている。

 

土星の環は内側から順にD環、C環、B環、A環、F環、G環、E環があり、F環、G環はよじれた構造をしている。地球から観察した場合、環の間隙は最も大きなカッシーニの間隙とエンケの間隙のみ見ることができるが、ボイジャー土星の環に何千もの空白区間があることを発見した。この構造は土星にある多くの衛星の副産物と考えられる。また、衛星の運動以外では粒子同士の重力的共鳴現象によって環を形作っていると考えられる。赤道に沿って7つの巨大な輪が周回する土星は、太陽系のなかでも特異な惑星だ。画像ではすぐには分からないが、土星のリングを構成する氷や岩は音速の70倍ものスピードで動いている。しかもそれぞれの輪は異なる速度で動いているのだ。

 

 

環の厚さはその大きさに比べて非常に薄く、特に内側ほど薄い。各環の中央部の厚さは不明であるが、端部ではC環が5m、B環が5〜10m、A環が10〜30mである。仮に土星本体の直径を10mとして模型を作ったとすると、環の厚さは数μm程度となる。なお、G環の厚さは100km、E環は1万kmと推定されている。

F環は、羊飼い衛星のパンドラとプロメテウスの二つの衛星によって形を維持していると考えられており、物質密度の高いコアという部分と淡いストランドという部分で構成され、形状は常に変化している。2005年9月のカッシーニの観測により、F環のストランドが螺旋状であることが発見された。螺旋構造の成因はF環とS/2004 S 6の衝突によると推測されている。

 

環は、惑星から1200万km離れ他の環から27度の角度を持ったフェーベ環までが主要領域である。全体の範囲は、観測可能な土星の半径の128倍から207倍を超え、計算によると、外側は土星の半径の300倍、内側は土星の半径の59倍で、イアペトゥスの軌道に相当する。フェーベ環は、土星の半径の平均215倍の軌道を公転する。この環の厚さは、土星の半径の約20倍である。環を構成する粒子は、フェーベに流星塵が衝突して放出されたものと推測されるが、内側の衛星イアペトゥスの軌道とは逆行する。環は、土星の軌道平面内にあるが、土星の赤道面や他の環の面から27°傾いている。フェーベは、土星の軌道面から5°傾いており(フェーベは逆行しているため、しばしば175°と記される)、環の面からの上下へのずれは、観測される環の厚さとほぼ同じ土星半径の約40倍になる。

 

環の物質は、ポインティング・ロバートソン効果により減速して内側に向かって移動し、イアペトゥスの進行方向側の半球に衝突する。物質の降下により、イアペトゥスの進行方向側の半球は、暗く赤くなる(天王星のオベロンとチタニアで見られる現象と似ている)が、イアペトゥスの二面性の直接の原因となるほどではない。降下した物質は、暑い領域で氷が昇華し、寒い領域で蒸気が凝縮するという熱の偏りに対する正のフィードバックとして働く。これにより、「ラグ」と呼ばれる暗い残渣が進行方向側の半球の赤道付近の領域の大部分を覆い、極地方や進行方向と反対側の半球を覆う明るい氷とのコントラストになる。

 

土星の環のすぐ外側には、多数の小さな衛星も存在している。最新の研究結果によると、環は数十億年をかけて、土星から遠ざかる方向にゆっくりと広がることがわかった。そして、環の端が土星から十分に離れると、輪を形成していた小さな粒子たちが、自身の重力によって集まり衛星になることがわかった。つまり、土星の環が形成された当時は、周囲の衛星質量を足し合わせた現在よりも”巨大な環”であったと考えられる。いつか土星の環も無くなってしまうのかもしれない。

 

土星の環は、土星に限ったことではない。宇宙全体に見られる光景だ。宇宙には多くの銀河があるが、その多くは中心部分にバルジと呼ばれる、星や物質濃度の濃い膨らみを中心として自転している。そして自転のためバルジは扁平になり、外側を回る星々や物質に対し銀河の赤道面に揃える作用が働き、銀河もまた円盤状になっているのであろう。

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なぜ円盤状になるのか、3次元で考えると、粒子は、はじめのうちは平面から上下にはみ出て動き回ることができるが、自身の重力で縮んで密度が高くなっていくと、粒子同士がぶつかったり、ぶつかられたりすることで上下反対方向の運動が互いに打ち消されて(エネルギーが失われる)平均化されていく。しかし、質量全体は必然的に自転し続けなければならない(角運動量保存の法則)。なぜなら、私たちの宇宙では、中心力が働く物体の自転の総量は常に同じままだからだ。

 

そのため、時間の経過とともに、大きな雲の塊は、衝突によって上下の階層を失い、お互いがぶつからないように同じ平面上を同じ方向で回転するようになる。結果的に、太陽系や渦巻き銀河のような、回転している大まかな2次元の円盤状に平べったくなっていくのである。このようにして、星雲や幼い銀河は、最初は三次元で平らでなく、最終的に平らな円盤状になっていくと考えられる。

 

 

これは、第3次元:会社という生命体にも大いに当てはまる。太陽の役割を社長が担い、土星の役割を建築部が担うとし、その太陽・土星の影響を多く受けて、土星である建築部の周囲には環が出来、その環も時間と共に徐々に離れていくような環である。関連会社や顧客群と考えれば良いのだろう。そのような環は、綺麗に平面状に整列し、土星である建築部の周りを周回していく。つまり、あるプラットフォームという平面状に、関連会社や顧客群が整列していくのである!

 

このプラットフォームという平面は、上下の衝突がない、つまりは顧客同士が衝突しない平面なのであり、この平面状で、一定のルールの下で、お互いが動いてくのである。まるで宇宙の仕組みとそっくりなのであろう。ただ、このプラットフォームも時間と共に無くなっていくのが、宇宙の仕組みなのだから。

 

それゆえ、時間が経過して、プラットフォームから顧客の離脱が続けば、また新たなガス群から、惑星が誕生し、その周りにプラットフォームが形成されるということが起こるのであろう。宇宙の仕組みは本当に面白い!

 

ワクチンについて

話は飛ぶが、少しワクチンについて記載をしたい。日本国の未来もいずれこうなっていくのであろうから、議論が必要だ。以下、こちらより抜粋

ワクチンパスポートに運用面での多くの課題

昨年末から一部の国でワクチン接種が始まり、その後着実に広がりを見せてきている。この点から、新型コロナウイルス問題は新たな局面を迎えていると言えるだろう。人々の行動の規制緩和と経済活動の正常化を狙って、新型コロナウイルスのワクチンを接種したことを証明する「ワクチン証明」あるいは「ワクチンパスポート」導入の検討が、各国で進められている。

 

「ワクチンパスポート」で先行しているのがEU欧州連合)だ。欧州委員会は3月17日に、これに関連する法案を発表した。欧州議会での審議を経て、夏前までに成立させる構えだ。正式には、「デジタルグリーンパス」と呼ばれる。「ワクチンパスポート」制度を強く望んでいるのは、観光業がGDPの2割を占める観光立国のギリシャやスペインなどだ。夏のバカンスシーズンまでに同制度を発効させて、海外からの観光客の受け入れの拡大を狙っている。「ワクチンパスポート」を提示すれば、EU域内での国境を超えた移動が自由となり、また、隔離措置などが免除されるといった運用が想定されている。しかし、それ以外にどのように利用するのかについては、加盟国の判断に任されそうだ。

 

例えば、ワクチン接種が最も進んでいるイスラエルでは、ワクチン接種の証明が、飲食店、ジムなどの利用の条件とされている。しかし、EU内ではフランスを中心に、「ワクチンパスポート」を国内での規制措置の適用が免除される条件とすることに、慎重な意見が根強い。マクロン大統領は、そうした運用が、ワクチン接種の優先順位が低い若者への差別に繋がる点を問題視している。それ以外にも、国民にワクチン接種を強制するような圧力となる、という問題点もある。

 

ワクチンパスポートは規制の程度を緩める条件に

ワクチン接種がなされていない人には、接種の順番がまだ回ってきていない人、妊娠やアレルギーなどにより接種を控える必要がある人、ワクチン接種を望まない人、といったケースがある。そうした人の大きな不利益になる、あるいは差別につながるような「ワクチンパスポート」の運用は控えるべきだろう。ところで、ワクチン接種は、新型コロナウイルスに感染しても重症化する可能性を低下させるという効果については広く確認されている。しかし、感染そのものを防ぐ効果や他人への感染リスクを低下させる効果については、なお不確実である。それらについては、各国でワクチン接種が拡大していく中で、今後次第に確認されていくのだろう。

 

従って現時点では、ワクチン接種を理由に自由な行動を認めることは誤りだ。接種者も引き続き感染対策を続ける必要がある。この点から、「ワクチンパスポート」の運用についても、行動の自由を認める特権とすべきではなく、規制を一定程度緩める条件とすべきではないか。

 

ワクチンパスポートで世界標準を狙う中国

国境を越えて「ワクチンパスポート」を利用する場合に、今後大きな問題となるのが、接種したワクチンの種類である。各国によって承認しているワクチンの種類は異なる。この問題がある限り、共通の「ワクチンパスポート」が世界で広く使われることにはならないだろう。この問題を改めて浮かび上がらせているのが、3月8日の中国の「ワクチンパスポート」、「国際旅行健康証明書」導入である。この証明書を提示すれば海外入出国過程で隔離が免除されるとされる。

 

これが有効なのは、中国のワクチンを接種した場合に限られる。しかし、西側諸国で中国製ワクチンを承認している国は、今のところほとんどない。中国はこの中国版「ワクチンパスポート」を通じて、他国とワクチンの相互承認を追求することに関心がある、と説明している。つまり、お互いの国で承認されたワクチンの接種を入国の条件、隔離免除の条件とすることなどを念頭に置いているのだろう。中国はこの「ワクチンパスポート」導入を通じて、国境を越えた人の移動等に関して、世界標準作りをリードすることを狙っているとみられる。

日本ではワクチン接種証明のニーズに応える必要

日本は、「ワクチンパスポート」、「ワクチン接種証明」の発行について、慎重なスタンスを続けている。河野ワクチン接種担当大臣は当初、「ワクチンパスポート」、「ワクチン証明」は全く有効でなく意味がないとして、国内で導入する考えを強く否定していた。しかし、EUで「ワクチンパスポート」導入の動きが固まり、将来的に「ワクチンパスポート」の携帯が海外渡航者に必要となる可能性が出てきたことを受けて、海外で活用が進めば日本も検討していくという考えを3月16日に示した。しかし、既に見てきた様々な問題点を踏まえて、「国内で接種証明書を使うことは考えていない」としている。

 

確かに、「ワクチンパスポート」さえ持っていれば、多くの場所にフリーパスで入れるような状況を作り出すことは問題だ。差別問題を生じさせることや、ワクチンの他者への感染抑制効果に対する不確実性があるためだ。しかし、帰省前にPCR検査の陰性証明を求める人が多いことと同様に、一般の人へのワクチン接種が進んでいけば、ワクチン接種の証明に対するニーズが高まるだろう。それに備えて政府は、ワクチン接種の情報をPCR検査の陰性証明等の情報と合わせてリアルタイムで管理し、スマートフォンや紙ベースで人々が携帯し必要に応じて示すことができように、制度の準備をしておくことは必要だ。

 

 

諸外国に比べて出遅れが目立っていた、日本の新型コロナウイルスワクチン接種。菅義偉首相は「1日100万回接種」を目標に掲げ、自衛隊運営の大規模接種センターもスタートした。少しずつペースは上がってきているようにも見えるが、必要な人に行き渡るまでにはまだまだ相当な時間を要する見込みだ。そのコロナワクチンをめぐる不穏な動きが一部で見受けられる。ワクチンが人口削減のため生物兵器だとする陰謀論や、ワクチンがヒトDNAを改変するといった噂の流布である。パンデミックの初期にコロナによる健康被害や死亡率、あるいは治療や予防に関する誤った情報が拡散されている。

 

ソーシャルメディア上では、「コロナワクチンを接種すると5GやBluetoothに接続される」という説がまことしやかに取り沙汰され、「コロナワクチンは秘密結社が世界支配と人類削減を進める手段だ」と固く信じている人も多い。YouTubeTikTokなどの動画コンテンツを目にしたことをきっかけに深入りするパターンが目立つ。インフルエンサーが誘導している例も多い。

 

ある自民党の地方議員は、「ワクチンは殺人兵器」「打つと5年以内に死ぬ」などと主張。自身のフェイスブックでそもそもコロナは「架空のもので、真犯人は『インフルエンザ』や、電子レンジに近い周波数の移動通信システム、携帯電話で使う電波の『5G』」だと断定している。投稿には毎回数百のリアクションが付き、広範囲にシェアされている。コロナ否認主義の立場からすれば、「存在しないウイルスのためのワクチン」と捉えるしかないのだから、「何が入っているかわかったものではない」となる。それゆえマイクロチップなど(わたしたちの生命を脅かすと思われる諸々の物質)の埋め込みなどがありうると想像され、マイクロソフトの共同創業者のビル・ゲイツなどが黒幕とされてしまうのである。

 

ここまで極端なものではないが、コロナワクチンに対する不信感を募らせるフェイクニュースも大量に出回っている。ワクチン接種によって不妊症になるというのがその1つだ。フェイスブックで出回っている最もひどい情報の中には、「ワクチンを接種してない女性が接種済みの男性との性交渉により不妊症になる」「接種を受けた人の97%が不妊症になる」といったものまであったとしている(「ワクチンで不妊症に」 偽情報が拡散、集団免疫獲得の脅威に アメリカ/2021年5月16日/AFP)。アメリカ産科婦人科学会やアメリカ生殖医学会などが共同声明で「ワクチンが生殖能力の喪失につながりうるとの証拠はない」と発表したという。日本でもソーシャルメディアを中心に話題になり、日本産科婦人科学会などが似たような文書を出している。

 

 

正体は免疫増強剤 以下、こちらより抜粋

上記のようなワクチンに対する不信感を募らせる者が拠り所としている根拠が、アジュバントと呼ばれる免疫増強剤にある。ワクチンを接種することで、バイオウェポン生物兵器が作動するトリガーを仕込むという。未来にアジュバントなるものを打つことによって、体の中に仕組まれた時限爆弾のスイッチがオンになって起こることは、免疫の暴走だ。免疫の爆発。免疫の嵐が起こって、ひとりでに、あっという間に亡くなっていくわけなんだと。これを、サイトカイン・ストームという。まさに、自らの中の免疫システムの暴走によって自らが死んでいく。だから原因が不明なのであり、何で死んだかわからないという。

 

アジュバントに関してだが、京都大学は10月7日、工業生産可能な新しいタイプのワクチンアジュバントを発見したと発表した。研究成果は、ドイツの化学専門誌「Angewandte Chemie International Edition」に掲載されている。疾患を引き起こす病原体に由来する弱毒化ワクチン(生ワクチン)は、主に自然免疫と適応免疫の両方の反応を継続的に刺激するため、効果的なワクチンとして作用する。非常に効果的な感染症予防の手段だが、安全面において改善の余地がある。この課題を解決するために、病原体の抗原となる部分を取り出した不活性化ワクチン(サブユニットワクチン、スプリットワクチン)が開発され、臨床的に広く用いられてきた。

 

しかし、不活性化ワクチンは十分な免疫原性を有しておらず、十分な免疫応答を誘導するためには、アジュバントと呼ばれる抗原性補強剤との併用が必要だ。これまでにアラム(アルミニウム塩)や水中油型エマルションなどが開発されているが、数が限られている。一般に、免疫応答とアジュバント活性には、分子の大きさが関与していることが知られている。単純な化学構造のコリカマイドがどのようにして強い免疫活性化を起こすのか、さまざまなケミカルバイオロジー的、分子生物学的手法でメカニズムを解析した。

その結果、コリカマイドは自己集合してウイルスに似た大きさと形状になり、免疫細胞にエンドサイトーシスで取り込まれ、エンドソームにあるToll-like receptor7(TLR7)というウイルス受容体に認識されることが明らかになった。TLR7はインフルエンザウイルスやコロナウイルスなどのRNAウイルスを認識して免疫応答する受容体。コリカマイドは、ウイルスになりすまして免疫細胞を活性化することが示唆された。次にIL-6を含めた24種類の免疫サイトカインの産生を調べた。コリカマイドによって免疫細胞はこれらのサイトカインを産生し活性化するが、TLR7をノックアウトした免疫細胞ではサイトカインの産生はほとんど活性化されなかった。また、コリカマイドはTLR7に直接相互作用していることが示唆された。

 

最後に、化合物1およびコリカマイドのアジュバント活性の評価を行った。化合物1およびコリカマイドとともに、インフルエンザスプリットワクチンをマウスに初日と14日後の2回投与し、初回投与から21日後に血清を採取し、抗ヘマグルチニン特異抗体価を定量した。その結果、化合物1およびコリカマイドともにコントロール群と比較して、高いIgG産生を誘導することが明らかになった。特にコリカマイドは臨床使用されているアジュバントであるアラムに匹敵するIgG産生誘導能を有していることが示された。

 

その後、各アジュバントによるインフルエンザに対する感染予防効果を検証するため、ワクチン接種後のマウスを致死量のインフルエンザウイルスに感染させ、その後の生存率を3週間に渡って調べた。その結果、構造最適化を行ったコリカマイドとともにワクチン投与されたマウスは、臨床使用されているアジュバントであるアラムと同様に高い生存率を示すことが明らかになった。ワクチンだけを投与したマウスは12日後までに全てのマウスが死亡したが、コリカマイドとともに投与すると、21日後でも45%のマウスが生存した。これらの結果から、コリカマイドはマウスにおいてインフルエンザワクチンの作用を増強することが示された。コリカマイドは化学構造が単純で工業化が可能であり、今後、コリカマイドやその類縁体は新興ウイルスワクチンのアジュバントとして応用されると期待される。

 

 

いかがであろうか。不活性化ワクチンは十分な免疫原性を有しておらず、投与してもあまり効果は得られないのだが、十分な免疫応答を誘導するためには、アジュバントと呼ばれる抗原性補強剤との併用が必要だ。このアジュバントを5年後、10年後に新たに接種した際には、免疫暴走は起こりえるということだ。それゆえ、今、コロナワクチン接種によって、何かマイクロチップのようなものを埋め込まれている等という噂は、噂に過ぎないのかもしれない。しかし、ワクチンを接種することで、バイオウェポン生物兵器が作動するトリガーを仕込むという噂は、本当なのかも知れない。

 

5年後、10年後に、このアジュバントを新たに接種した際には、免疫暴走は起こりえるし、自らの中の免疫システムの暴走によって自らが死んでいく。だから原因が不明なのであり、何で死んだかわからないということになるのだろう。